令和でもしっかり攻めてます 衝撃のマンガ原作ドラマ 「心配になるくらい濃厚」

■冬ドラマも過激な描写に期待？

　過激な描写が満載の人気マンガが実写化される際、地上波放送のドラマでは原作よりも控えめな再現にとどまる場合も少なくありません。しかし、深夜放送では過激なシーンがしっかり登場することもあり、コンプライアンスの厳しい令和でもいくつかの作品が話題になりました。

●『liar』

　人気小説投稿サイト「エブリスタ」で累計1500万PV超を記録したもぁらす先生の小説『liar』は、袴田十莉先生によるコミカライズ版も人気の作品で、2022年に実写化されました。

　新社会人の「成田美紗緒（演：見上愛）」は、同じ部署で働く無愛想な主人公「市川一哉（演：佐藤大樹）」が苦手でしたが、ふとしたメールのやり取りをきっかけに恋心を抱くようになります。そして、市川に恋人がいるにもかかわらず、ふたりは肉体関係を持ってしまうのです。

　本作では、男性目線と女性目線の物語が交互に描かれ、それぞれの登場人物の思惑がからみ合います。第1話冒頭から市川と成田の濃厚なベッドシーンも登場し、その後も毎話の過激な描写が話題を呼びました。

　きわどい場面だけでなく、回を重ねるごとに複雑化していく人間関係に引き込まれた人も多かったようです。また、主演の佐藤さんはクランクインの2か月前から食事制限や筋トレに励み、見事な肉体美を披露しています。

●『体感予報』

「BL AWARD2023コミック部門」で1位に輝いた鯛野ニッケ先生の『体感予報』は、2023年にドラマ化されました。人気のイケメン気象予報士「瀬ヶ崎瑞貴（演：樋口幸平）」が、売れないエロ漫画家「棚田葉（演：増子敦貴）」に「衣食住を保証する代わりに言うことをすべて聞く」という条件を出し、同居生活を送る物語が描かれます。

　作中では、瀬ヶ崎と棚田のラブシーンが多数描かれ話題を呼びました。体調を崩した棚田に瀬ヶ崎が飲み物を口移しで与えるシーンなど、原作の象徴的な場面が忠実に再現されており、完成度の高さが評価されています。

　ラブシーンほか、彼らが直面する困難や葛藤、愛情、そして人間関係の繊細なバランスも見逃せないポイントです。

●『マイ・ワンナイト・ルール』

　足立梨花さん主演のドラマ『マイ・ワンナイト・ルール』（原作：なかおもとこ）は、2025年1月7日からテレビ東京で放送中です。性衝動を抑えきれない33歳の独身女性「成海綾（演：足立梨花）」が、後悔しないために自分なりの「マイルール」を作り、「ワンナイトの恋」を実践していきます。

　第1話では、冒頭から綾の上司「堂島吾郎（演：平岡祐太）」が浴室で女性と性行為をする場面が登場しました。そして、21日に放送された第3話では、ついに吾郎と綾のベッドシーンが描かれています。ラブホテルで服を脱ぎながらキスし、お互いに求め合う生々しい描写が話題になっていました。

　3話終盤では綾がマッチングアプリで出会った好青年と食事に行っており、第4話もどんな展開になるのか注目が集まっています。

（LUIS FIELD）