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子供も観られるトラウマアニメ映画「頭おかしくなる」「史実を知るとさらにエグイ」

マグミクス / 2025年1月24日 11時40分

子供も観られるトラウマアニメ映画「頭おかしくなる」「史実を知るとさらにエグイ」

■見た目でかわいいアニメかと思いきやまさかの!

 これまで多数公開されてきたアニメ映画のなかには、国民的作品の劇場版や、一見かわいらしい動物が主人公の物語ながら、かなり恐ろしい内容の「トラウマ映画」もありました。近年はアーティスティックな内容の衝撃作もあり、大人でもショックを受けた声がSNSで相次いでいます。

●『ウォーターシップ・ダウンのうさぎたち』

 イギリスの作家リチャード・アダムス氏による名作児童文学が原作の映画『ウォーターシップ・ダウンのうさぎたち』は、主人公の「ヘイズル」、予知能力を持つ「ファイバー」ほか、旅に出た野うさぎたちの苦難や戦いを描いた物語です。絵本のようなイラストの愛らしいうさぎたちの姿に心を奪われる一方で、彼らが住む野生の世界の縄張り争いや人間の恐ろしさなど、うさぎ視点でシビアな現実を容赦なく描いています。

 特に、土地開発のためにうさぎたちが生き埋めになる場面や、罠のワイヤーで首を絞められてもがくシーンは「幼少時に観てトラウマになった」といった声も多い部分です。

 苦手な人は注意が必要な映画ですが、「うさぎたちの生き抜こうとする姿に心打たれる」「環境破壊や人間社会の縮図のような対立構図に考えさせられる」など、うさぎたちの運命から気付きを得られる作品として評価する声も多く、2024年11月から始まったHDリマスター版のリバイバル上映も好評を博しました。

●『映画ドラえもん のび太と夢幻三剣士』

 国民的アニメ『ドラえもん』の大長編シリーズの1作『映画ドラえもん のび太と夢幻三剣士』は、「のび太」が「ドラえもん」の秘密道具「気ままに夢見る機」を使い、夢の世界で「ユメミル王国」を救うべく戦う物語です。いくつか「トラウマ作品」がある映画シリーズのなかでも、不気味な雰囲気や恐ろしい描写の数々で知られています。

 なかでも恐怖シーンとして語られるのは、妖霊大帝「オドローム」の術によって、のび太と「しずかちゃん」が死亡する場面です。鎧だけがその場に残り、身体がちりとなって地面に広がる描写は、視覚的にも強烈なインパクトを与えました。

 ふたりは後に生き返るものの、おなじみのメインキャラの「死」を描いたのは衝撃的です。また、ラストはのび太の通う学校の位置が変わっているなど、夢と現実の境界が曖昧なまま終わっており、不気味さが強まっています。

●『オオカミの家』

 チリ発のストップモーションアニメ映画『オオカミの家』は、チリ南部の施設から逃走した少女「マリア」が、森のなかの一軒家で2匹の子豚と出会い、悪夢のような体験をする物語です。

 人形や壁に描かれた絵を少しずつ動かし、壊し、再構築していく過程も撮影する手法が使われており、登場人物や家財道具、空間の構図まで絶え間なく変容する映像は、芸術的かつかなりグロテスクにも見えます。その異様さには、「次に何が描かれるか分からない緊張感がある」「映像の強さに引きずり回された」「キャラの姿が作られる『途中』の部分が怖すぎる」といった感想が相次ぎました。

 また、本作はチリに実在したコミューン「コロニア・ディグニダ」の宣伝動画という体で作られており、人体実験や子供への性的虐待が行われていた凄惨な史実を踏まえた内容となっています。マリアの精神世界を映し出したような映像だけでなく、脱走後も彼女にこびりつく支配的思考や、彼女を監視して語りかけてくる「オオカミ」の存在など、洗脳の恐ろしさも描かれました。

(LUIS FIELD)

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