『ドラクエ』スーファミ時代にもあった“禁断”の裏技 鬼畜パーティ誕生！

■スーファミ時代の鬼畜過ぎる裏技！

　ファミコン時代のゲームソフトは粗が多かったものの、「バグ」やそれを利用した「裏技」には子供心をときめかせたものです。「ドラゴンクエスト」シリーズでは、ゲームバランスが鬼畜難易度といわれた『ドラゴンクエストII 悪霊の神々』をクリアするのに、「『はかぶさの剣』の裏技がないと無理だった」というファンの思い出も語られます。

　では、ハードが進化すると裏技は消えていったのかというと……スーパーファミコン用ソフトとしてリメイクされた『ドラクエ2』にも、凶悪な裏技がありました。前述の「はかぶさの剣」と呼ばれている裏技は、強力な攻撃力を持つものの呪われた「はかいのつるぎ」と2回攻撃できる「はやぶさの剣」を合体させる技で、呪いの効果がなく、強力な2回攻撃ができました。

　スーパーファミコン版のみでできる、通称「マヌーサザラキ」は、「サマルトリアの王子」が繰り出せる強力な技です。彼が使える、運の要素がからみ使いづらい即死呪文「ザラキ」ですが、「マヌーサ」がかかった状態であれば、確実に敵の息の根を止められるのです。マヌーサを覚えるのは「ムーンブルクの王女」ですが、道具として使うと同様の効果がある「ひかりのつるぎ」で代用できます。

　続いて、スーファミ用ソフトとして発売された『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』の裏技、通称「ひとしこのみ」です。戦闘後、倒したモンスターが仲間になるのは運次第です。ところが、この裏技を使えば確実に仲間になります。

　やり方は、主人公の道具欄を以下の順にします。
・ひのきのぼう
・とがったホネ
・しあわせのぼうし
・こんぼう
・のこぎりがたな
・みかわしのふく
　残りは空欄にします。

　倒したモンスターを確実に仲間にできるだけでなく、味方の敵単体に対する攻撃が必ず命中し、全て「会心の一撃」という、まさにゲームバランスを大崩壊させるものでした。倒しづらく、仲間にしづらい「はぐれメタル」も容易にパーティ入りさせられるのです。

　また、『ドラクエ５』の「仲間モンスター簡単レベルアップ」の裏技も合わせれば、鬼畜過ぎる主人公パーティが誕生します。レベルアップさせたいモンスターを２体、仲間にします。そして「モンスターじいさん」に１体を預け、すぐ引き取るという作業を行います。この１体が、簡単レベルアップの対象となります。預けて呼び出す際、対象のモンスターが、もう１体の後ろに来るように並び順を調整しておきます。すると、敵と１回戦うだけで、レベルが経験値に関係なくアップします。戦闘の回数だけレベルが上がり、最大LVが99の「スライム」なども容易に上限まで達することができます。

（マグミクス編集部）