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『ガンダム』思ったよりは少ないかも? モビルスーツ「ドム」とその系譜にある機体

マグミクス / 2025年1月27日 7時10分

『ガンダム』思ったよりは少ないかも? モビルスーツ「ドム」とその系譜にある機体

■高機動へのこだわりが見せた進化

「ガンダム」シリーズの魅力のひとつに主役の「ガンダム」をはじめとした「モビルスーツ(MS)」の数々があげられます。初代『機動戦士ガンダム』において、特に「ジオン公国軍」のMSは、その顔たる量産機「ザクII」にはじまり、豊富なバリエーションの機体が登場しました。

 そうしたジオン系MSを代表する機体のひとつに、MSメーカー、ツィマット社の「ドム」も挙げられるでしょう。その開発経緯を振り返ると、影響を受けたMSに「ヅダ」が挙げられます。

 ツィマット社が開発したヅダは、ジオニック社の「ザクI(旧ザク)」の対抗馬として正式採用試験を争いました。その性能はザクIを上回った一方で、動力炉の通称「土星エンジン」が負荷に耐え切れず爆発する不具合もあり、正式採用されませんでした。

 それでも高機動に注力し続けたツィマット社は、次にドムを開発します。ドムは地上専用機として開発され、脚部に搭載された大型の「熱核ジェット・エンジン」でのホバー移動が特徴です。ホバー移動による高機動を最大限に発揮できる平地で戦果をあげるも、ジオン軍の地球からの撤退にともない影を潜めます。

 ドムの試作機としては、ジオニック社が開発したグフのC型をベースに、ドムの特徴的な十字型モノアイが搭載された頭部を持つ「グフ試作実験機」や、「プロトタイプドム」が存在します。もっとも試作段階では、ドムとは違って熱核ジェット・エンジンによるホバー移動は採用されていません。

 戦場が宇宙に移り、ドムも宇宙に対応したR型の「リック・ドム」や、より性能が向上した「リック・ドムII」へと発展していきます。両機はヅダの特徴だった土星エンジンを受け継ぎ、「ゲルググ」系列の機体と並んでジオン軍の主力MSとして戦果をあげました。

 ドムから発展した別系統としてF型「ドム・フュンフ」もあります。F型は地上型で局地戦仕様の「ドム・トローペン」をはじめ、巨大MS「ジオング」のように足がない宇宙型の「ドム・バインニヒツ」や、大ナタによる近接戦を得意とした「ドム・グロウスバイル」へと派生しました。

 またドムの直系ではありませんが、「ペズン・ドワッジ」と「ドワッジ」も後継として、十字型や逆T字型のモノアイをはじめ、ドムの特徴的な意匠を継いでいます。

 ペズン・ドワッジは、『機動戦士ガンダム』当初の構想が記された「トミノメモ」をもとに、模型企画「MS-X」にて「ドワッジ」として発表されたのが初出です。しかし、のちに『機動戦士ガンダムZZ』で同名のドワッジが登場したため名を改められました。

 同じ「ドワッジ」という名前ではあるものの、宇宙と地上で開発された両者には開発経緯に繋がりはなく、偶然、名前が重なっただけとされています。

 ほか直接的な系譜にはありませんが、『ZZ』に登場した「ドライセン」や『機動戦士Zガンダム』の「リック・ディアス」も、意匠や技術面でドムを継承した機体だといえます。また『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』ではザクやグフと同様に「ドムトルーパー」としてドムをオマージュしています。今後の作品でもドムの意匠を継ぐMSは登場するのでしょうか。

(LUIS FIELD)

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