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コンプラ配慮しすぎ←違和感すごい(笑) “トンデモ改変”で視聴者をざわつかせたアニメ3選

マグミクス / 2025年2月1日 20時25分

コンプラ配慮しすぎ←違和感すごい(笑) “トンデモ改変”で視聴者をざわつかせたアニメ3選

■コンプラ配慮が招いたトンデモ改変

 今やドラマやバラエティだけでなく、アニメにまでコンプライアンスが求められる時代です。未成年の飲酒や喫煙はもちろん、ひと昔前なら許されていたであろう不適切な発言など、コンプラ的にアウトな原作描写が泣く泣く改変されてしまうことは珍しくありません。その結果、違和感あるシーンに仕上がったケースもちらほら見受けられます。

 例えば数年前にちょっとした話題となったのが、アニメ『名探偵コナン』の改変シーンです。2021年に放送された「代役・京極真」シリーズでは、鈴木園子の恋人「京極真」が代役を務めたTVドラマの撮影現場にて、俳優と助監督が何者かによって殺害されてしまう事件が発生しました。やがてコナンの推理によりメイク担当「油井英香」の犯行だったことが明らかになるものの、彼女は一瞬の隙をついてワゴン車に乗り込み、そのまま廃校舎へ突っ込んで自殺を図ろうとします。

 ところが当該シーンをよく見てみると、今から死のうとしている英香が“シートベルト”をつけているではありませんか。原作コミックにシートベルトの描写がないところを見るに、恐らくコンプラを配慮して改変されたのでしょう。

 もちろん視聴者もこの違和感に気付き、当時のネット上には「あれれ~? おかしいぞ~?」「この人、車で自殺しようとしているのにシートベルトをしている……妙だな」といったツッコミの声があがっていました。

 珍妙な原作改変でいえば、『キャプテン翼シーズン2 ジュニアユース編』もなかなか衝撃的でした。注目を集めたのは、「大空翼」と「神田幸志」がヒロイン「中沢早苗」を巡って、決闘を繰り広げた第37話「告白!」のワンシーンです。

 原作では、ふたりがボクシング対決する展開になり、翼が渾身のキックを幸志にお見舞いします。それによって幸志の骨が砕かれ、翼が見事、勝利を収めるのですが、サッカー部である翼が足技で相手を負傷させるというのがいけなかったのでしょう。アニメ版では翼のオーバーヘッドでリングのロープが木っ端微塵になるという、トンデモ描写に改変されていました。

 もちろん当時のネット上に「神田の肩破壊する代わりにリングぶっ壊れるの草」「骨砕きもヤバいけどリング破壊も十分ヤベーよな(笑)」といった反響が相次いだことは言うまでもありません。

 そのほか、野中英次先生が生んだギャグの金字塔『魁!! クロマティ高校』にも摩訶不思議な改変が目白押しです。同作は悪の巣窟「都立クロマティ高校」に通う凶悪な不良を面白可笑しく描いた作品で、そのカオスでシュールな笑いが今も根強い人気を集めています。

 アニメ化されたのは比較的コンプラのゆるかった2003年でしたが、当時にしては過剰な表現規制が加えられていました。というのも原作では、未成年の喫煙や飲酒シーンはもちろん、薬物が登場することも珍しくありませんでした。

 そのためアニメ版では当該描写の規制はもちろんのこと、表現規制の関係で「タバコ買って来い」を「下駄箱買って来い」、「ぶっ殺すぞ」を「ぶっ転がすぞ」といった具合に数々のセリフが改変されています。

 喫煙シーンに関しても、先端に謎の物体が付着した棒をくわえさせるなど、独特な表現方法を多用していました。とはいえ、こうした自主規制を逆手にとったギャグ描写こそが、アニメ版の魅力だったように感じます。

 コンプラへの過剰な配慮によって表現の自由が失われつつある昨今。今後どのようなトンデモ改変が生み出されていくのか、それはそれで楽しみですね。

(ハララ書房)

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