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まんまと騙されたっ! 公式が本気を出した“主人公詐欺”アニメ

マグミクス / 2025年2月2日 12時45分

まんまと騙されたっ! 公式が本気を出した“主人公詐欺”アニメ

■「え?主人公じゃないの?」とツッコミを入れたくなる驚きの展開

 新たなアニメが放送される前には、事前に公開されているキービジュアルやPVなどで事前に情報を仕入れる人が多いでしょう。しかしなかには、事前に公開された情報では、まるで主人公のようにメインで取り上げられていたキャラが、本編が始まった途端に「実は主人公ではない」という展開が繰り広げられたこともありました。

 例えば、春日みかげ先生の同題ライトノベルが原作のTVアニメ『織田信奈の野望』(2012年放送)のキービジュアルには、織田信長の女性版「織田信奈」が描かれており、放送が始まるまでは信奈が主人公で物語が進むと思った人は少なくないでしょう。

 しかし、あらすじは、平凡な男子高校生「相良良晴」が、ある日、戦国武将たちが美少女になっている400年前の戦国時代にタイムスリップし、天下泰平を目指す織田家の当主「織田信奈」に、協力していくことになる、というものです。メインの主人公はあくまで良晴で、信奈はヒロインやもうひとりの主人公のような立ち位置でした。

 また、鬼頭莫宏先生の同題マンガが原作のTVアニメ『ぼくらの』(2007年放送)も、「主人公詐欺」といえる作品でしょう。同作は少年少女たちが全長500mの未確認戦闘兵器「ジアース」に乗って地球を守るという物語です。

 ビジュアルの中央に「ワク(和久隆)」が立っていたことから、多くの人は彼が主人公だと思っていました。また、物語はワクのナレーションから始まることも相まって疑いの余地は皆無だったでしょう。しかし、最初のパイロットに選ばれたワクは、2話であっさりと退場してしまいます。

 ほかには、公式や制作スタッフ側が視聴者を騙しにかかった作品もあります。それは2008年に放送された『喰霊-零-』です。

 同作は原作マンガ本編より2年前の過去を舞台にした物語で、TVアニメの放送が決定したときに公式サイトでは「(オリジナルキャラクターである)特戦四課に所属する観世トオルを中心にヒロインの春日ナツキたちの活躍を描く」「主人公『観世トオル』たちが所属する部隊とはーー」といった情報が公開されました。

 また放送直前に行われた「スタッフ特別座談会」では、物語の構想について「ナツキとトオルって、原作のヒーローヒロインである剣輔、神楽以上にヒーローヒロインらしいですね」とも述べられていました。

 しかし、1話目のクライマックスで、主人公だったはずのトオルをはじめとして特戦四課は全滅してしまい、2話以降は「諫山黄泉(いさやま よみ)」と「土宮神楽(つちみや かぐら)」を軸に物語が進行します。公式が発表した情報や座談会で披露されたことは、すべてフェイクだったのです。

 斬新な演出だったこともあり、当時の視聴者からは「主要キャラが次から次へと倒されるから最初は理解が追いつかなかった」「アニメを見てきたなかで最も驚いた作品かも」「まんまと騙された」などの声があがっています。

(LUIS FIELD)

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