「異世界系だから興味な…」お願い、待って! “観る価値あり”な25冬アニメ
マグミクス / 2025年2月8日 12時50分
■異世界で生き抜くために必要なのは、おじさんスキルと画力!?
「異世界転生もの」はアニメやマンガ、小説などでも流行のジャンルです。TVアニメでも常に放送されているため、「もう異世界転生ものはいいかな……」と胃もたれしている方もいるかもしれません。
しかしそんな方にこそ見てほしい作品が、2025年1月から放送されている『悪役令嬢転生おじさん』と『全修。』です。どちらも独自の路線を貫いており、これまでとはひと味違った異世界での物語を楽しめます。両作品の魅力に迫ってみましょう。
まずは『悪役令嬢転生おじさん』です。EDに「マツケンサンバII」が使われたことでも話題になりました。
異世界転生では、転生後の性別が前世と同じとは限りません。本作の主人公も前世は男性でしたが、乙女ゲームの世界に転生し悪役令嬢「グレイス・オーヴェルヌ」になってしまいます。しかし、彼の正体は少年や青年ではなく、52歳のベテラン公務員「屯田林憲三郎」です。身体は悪役令嬢ですが、中身は子育て経験ありのおじさんというミスマッチさが笑いを誘います。
例えば同級生に対してつい親目線で優しい言葉をかけてしまったり、食堂でシェフに「おいしかった」とお礼を言ったりと、おじさんあるあるを連発します。これらのおじさん仕草は「優雅変換(エレガントチート)」という特殊能力のおかげで、貴族らしい振る舞いに自動で変換されるため怪しまれることはありません。憲三郎は心置きなくおじさんスキルを発揮しながら、乙女ゲームの世界を生き抜いていきます。おじさん世代ほど「この気持ち分かるなあ」と思えることでしょう。
続いて『全修。』は、『呪術廻戦』などでも知られるアニメーション制作会社MAPPAが手がけるオリジナルアニメです。クオリティーの高い作画力は、本作でも肝になっています。
主人公の「広瀬ナツ子」は22歳にして天才アニメーター・アニメ監督と評される人物です。しかし食中毒で命を落とし、アニメ映画『滅びゆく物語』の世界に転生しました。すぐに敵との戦いが始まり、ナツ子は巻き込まれてしまいます。そして戦闘力ゼロのナツ子と物語の登場人物たちを救ったのは、天才的なナツ子の画力でした。
本作の一番の魅力は、アニメファンおなじみのシーンを再現して戦うことでしょう。1話では『風の谷のナウシカ』、2話では『超時空要塞マクロス』などで有名な通称「板野サーカス」、3話目では『タイガーマスク』をオマージュした作画が具現化し、敵を倒しました。
ちなみに「板野サーカス」とはアニメーターの板野一郎さんが生み出した、スピード感満載の空中戦です。縦横無尽に画面内を飛び交うミサイルや戦闘機などは、『全修。』でもしっかり再現されていました。それもそのはず、このシーンの絵コンテと3DCG監修を手がけたのは板野さん本人です。視聴者になつかしさを感じさせるとともに、アニメの歴史に残る技術を次の世代に伝えていく、ひと味違った異世界転生ものだといえるでしょう。
2作品とも異世界転生アニメ好きはもちろん、これまでこのジャンルに触れてこなかった方にも忘れられない作品になるはずです。今からでも本放送に追いつけるので、配信サイトで1話目だけでものぞいてみてはいかがでしょうか。
(ハシビロコ)
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