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もしもUFOや宇宙人に遭遇したら? 美女エイリアンが挑発するSF映画3選

マグミクス / 2020年5月21日 18時20分

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■UFOの映像をペンタゴンが公表

 2020年4月27日、米国の国防総省が「未確認飛行物体」の映像を公開し、話題を呼びました。不審な物体が海の上を高速で飛行し、空中で回転する様子を映し出した3本のモノクロ映像でした。NHKもこのニュースを報道し、日本の防衛省では航空自衛隊のF15戦闘機などが未確認飛行物体(=UFO)に遭遇した場合の対処手順を定めることを検討するそうです。

 河野太郎防衛大臣は「自衛隊のパイロットが、万が一遭遇したときの手順をしっかりと決めておきたい」と、4月28日の記者会見で語っています。地球の言語が通じるかどうか分からないUFOが領空侵犯した場合、自衛隊がどのように対処するのか、ちょっと気になるところです。

 UFOがもし宇宙から飛来してきた人工物だとしたら、UFOを操る地球外生命体も存在するということになります。地球外生命体はいったいどんな姿をしており、何を目的としているのでしょうか。もし、地球外生命体が想像を絶する美女だったら、地球人(主に男性)はどう対処することになるのでしょうか。美女エイリアンが登場したSF映画3本を紹介します。

●男をメロメロにする美女エイリアン…『スペースバンパイア』

『スペースバンパイア』DVD通常版(20世紀フォックス ホーム エンターテイメント)

 美しいけれど、とても恐ろしいエイリアンが登場するのが『スペースバンパイア』(1985年)です。淀川長治さんが解説をつとめた「日曜洋画劇場」(テレビ朝日系)でも放送されました。ドキドキしながら観た覚えのある人は多いのではないでしょうか。『悪魔のいけにえ』(1974年)などのB級ホラー映画で人気を誇ったトビー・フーパー監督と、SF映画の金字塔『エイリアン』(1979年)の脚本家ダン・オバノンとのタッグ作です。

 ハレー彗星が地球に接近し、彗星の近くに巨大な謎の宇宙船が発見されるところから物語は始まります。宇宙船のなかには、全裸姿の美女エイリアン(マチルダ・メイ)が眠っていました。

 地球に回収された美女エイリアンは、英国の宇宙センターで目を覚まし、その美しさに魅了された警備員たちの精気を吸収してしまいます。美女エイリアンは夜の街へと姿を消し、ミイラ状態となった警備員もバンパイアとして蘇り、次々と犠牲者が増えていくのです。

●宇宙からのDNAをもとに生まれた美女…『スピーシーズ』

 妖艶さでは、『スピーシーズ 種の起源』(1995年)に登場したシル(ナターシャ・ヘンストリッジ)も忘れられません。シルは遠い宇宙から送られてきたDNA情報をもとに、実験で生まれた新種の生命体です。

 実験施設を脱走したシルは、瞬く間に美女へと成長。シルの行く先々で、男たちが餌食となります。シルが変身したクリーチャーのデザインを、『エイリアン』の造形を担当したH・R・ギーガーが手掛けたことも話題となり、『スピーシーズ』は人気シリーズとなりました。美女の誘惑には、くれぐれも気をつけたいものです。

■日本を代表する美人女優も宇宙人役に挑戦

●沢口靖子さんが「かぐや姫」演じた、SF時代劇『竹取物語』

 江戸時代の日本にも、「うつろ舟」と呼ばれるUFOが飛来したことが伝承されています。そんな「うつろ舟」伝承と昔話「竹取物語」を組み合わせたのが、市川崑監督が撮ったSF時代劇『竹取物語』(1987年)です。かぐや姫は宇宙人だったという設定となっており、絶世の美女・かぐや姫役は『科捜研の女』(テレビ朝日系)や「ルヴァン」のCMでおなじみの沢口靖子さんが演じていました。

『スペースバンパイア』や『スピーシーズ』のようなセクシーシーンはありませんが、かぐや姫の美しさに魅了された貴族(中井貴一)たちはかぐや姫から難題を言い渡され、とんでもない目に遭ってしまいます。クライマックスには、『未知との遭遇』(1977年)のマザーシップばりの巨大UFOが出現し、「人間の真心、忘れません」という言葉を残してかぐや姫は去っていきます。

 豪華キャストの割には残念な興行結果だったものの、人間離れした美女・かぐや姫役に沢口靖子さんはぴったりでした。20年以上にわたって『科捜研の女』に主演し、今なお美貌に衰えのない沢口靖子さんも、とてもミステリアスな存在です。

 SF映画に現れる地球外生命体は、「グレイ型」と呼ばれる小型宇宙人か、美女エイリアンであることが多いようです。「エイリアン=美女」という思考パターンは、おそらくUFO研究家ジョージ・アダムスキー氏が「私は金星人と会った」と主張したことに由来するようです。アダムスキー氏が見せた金星人の絵が、かなりの美女でした。

 東宝の特撮映画『三大怪獣 地球最大の決戦』(1964年)では若林映子さんが、吉田大八監督の『美しい星』(2016年)では橋本愛さんが、それぞれ金星人を演じています。美人女優は宇宙人役がよく似合います。

 美女エイリアンは登場しませんが、カール・セーガン原作のSF映画『コンタクト』(1997年)も興味深い内容でした。地球外生命体の存在を信じる天文学者エリー(ジョディ・フォスター)の前に、彼女が幼い頃に亡くなった父親が現れます。宇宙人はエリーの警戒心を解くために、彼女が親しみを感じる人の姿を借りたのです。高度に文明の進んだエイリアンなら、地球人の望む姿に擬態することも可能なのかもしれません。

 エイミー・アダムス主演映画『メッセージ』(2016年)では、主人公は地球外生命体と交流することで、高次元の意識へと目覚めることになります。UFOとの接触は、人類にとって新しい時代の始まりとなるのでしょうか。

 最後にもうひとつ、自衛隊府中基地内に新たに発足された「宇宙作戦隊」ですが、名称は一般公募にして改めてはどうかと思います。

(長野辰次)

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