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【漫画】レジでのセクハラに悩む女性店員 コロナ対策で救われた?「ずっと続いて」

マグミクス / 2020年6月15日 11時10分

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■おつりの受け渡しで手を握られる女性店員

 イラストレーター・漫画家の三森みささん(@mimorimisa)は、以前接客業をしていた頃、お客さんからセクハラまがいの行為をたびたび受けていました。自分が客として店に行った時も同じような光景を目にして、悲しんでいた三森みささん。しかし現在、コロナ対策で接客のあり方も変化して……。

 三森みささんによるエッセイマンガ『これからも維持してほしいソーシャルディスタンス』がTwitterで公開され、接客経験のある読者からの共感の声や、セクハラ行為への怒りの声などが多くあがりました。

 作者の三森みささんに、お話を聞きました。

ーー『これからも維持してほしいソーシャルディスタンス』のエピソードをマンガで描こうと思ったきっかけはありましたか?

 コロナ自粛のなかで買い物しておつりをもらう時に、出した手でなく、反射的にトレーにおつりを置かれた時ですね。接客業をやっていたこともあり、「こういう新しい習慣を覚え直すのも大変だよな~」とふと考えた時、自分の接客業の時の記憶も出てきたのがきっかけです。最初からこうやって渡していれば、自分が嫌な思いをすることもなかったんじゃないかな……と。

ーーたくさんの感想が寄せられています。特に印象に残った読者の声について、教えて下さい。

 全体的に接客経験のある女性から共感していただけたのはもちろんうれしいですが、多くの男性からも、「こういう文化は終わらせたほうが良い」との声がいただけてとてもうれしかったです。「こういう男がいるから男性が全体的にモラルがないと言われて、両方にとって迷惑だ」という意見が特に印象に残りましたね。

ーー接客業のつらさが垣間見える作品ですが、現在接客業を頑張っている方へ声をかけるとしたらどのようなことを伝えたいですか?

 私がお客様からセクハラを受けた時、自分が悪いんじゃないかとずっと思ってました。うまいこと反応できない自分に問題があるんじゃないか、相手もニヤニヤしてるし、嫌な顔したらお客様の気分を害するのではないかと……。でも今思えば全くそんなことはなく、ただ仕事をしてるだけでそういった被害を受ける必要も理由もないです。困ってる方は上司などに相談などして対応してもらい、ひとりで悩まないでほしいなと思います。

単行本『だらしない夫じゃなくて依存症でした』発売中(時事通信社)

ーーさまざまな依存症について扱った単行本『だらしない夫じゃなくて依存症でした』が発売中です。内容をご紹介いただけますか?

 依存症の症状・脳の仕組み・家族や周囲の対応を全てマンガで学べます。心情描写がリアルだと評判です。元は厚生労働省の依存症一般普及事業によって企画されたマンガで、書籍は厚労省の監修は入っていませんが、引き継いで専門家6名による監修が入っています。「関係ないな」と思ってる人ほど読んでいただきたいのでぜひ!

ーー現在のご活動の内容や、今後の活動で挑戦してみたいことがあれば教えて下さい。

 現在は依存症啓発マンガの企画を練っていますね。あとは、多くの方に共感いただいたのもあり、近々ハラスメントの体験談のマンガをSNSでまた描こうかなと考えています。

(マグミクス編集部)

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