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怒涛のボケに耐えられるか、ギャグアニメ3選 笑いのクセが強すぎて、見る人を選ぶ?

マグミクス / 2020年6月19日 12時10分

怒涛のボケに耐えられるか、ギャグアニメ3選 笑いのクセが強すぎて、見る人を選ぶ?

■爆笑? 失笑? ギャグアニメ3選

 近年に放送された数あるギャグアニメのなかでも、特に「いい意味で」クセの強い作品を3つご紹介します。笑いのツボにはまるかどうかは、人を選ぶかもしれません……。爆笑するか、失笑するか、一度見てみてはいかがでしょうか?

* * *

●『慎重勇者~この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる~』

 原作は土日月氏によるライトノベル『この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる』。『慎重勇者~この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる~』のタイトルでアニメ化されました。

 ジャンルとしては、いわゆる異世界転移もの。現代日本に生きる青年、竜宮院聖哉(りゅうぐういん・せいや/CV:梅原裕一郎)は、世界を救う勇者として女神リスタルテ(CV:豊崎愛生)に召喚されます。

 タイトルにある「俺TUEEE」はネットスラングで、他キャラクターとのバランスを欠くほどむやみに強い能力を持つ際などに使われます。聖哉も飛び抜けた能力を持つのですが、何しろ慎重。魔王の脅威にさらされている異世界ゲアブランデを、一刻も早く救いに行かねばならないのに、彼が始めたのはまず筋トレ。焦るリスタルテをよそにコツコツとトレーニングを重ね、驚くべきステータスアップをしてしまうというチートっぷりを見せます。旅に出れば装備や道具は入念に準備し、「使う用」「壊れた時用」「壊れた時用が壊れた時用」を準備するのは当然の慎重ぶり。

 容姿は可憐な女神であるリスタルテの聖哉に対する激しいツッコミは、もはや芸術と言ってもいいレベル。視聴者からは担当声優の熱演に「豊崎愛生劇場」という声もあがりました。聖哉がアイテムを作る際、リスタルテが寝ている間に「毛をむしる」ということも。「どこの毛だよ!」と、ヒロインとは思えない扱われっぷりです。

 ストーリーはあくまで世界を救うことなので、ギャグシーンはおまけのはずなのですが、シリアスなシーンが挟まると「何かオチがあるのでは」と身構えてしまいます。美少女のえげつない表情や、人気声優のとんでもない演技に耐性のある方におすすめです。

●『アフリカのサラリーマン』

『アフリカのサラリーマン』 (C)Project AFRICAN OFFICE WORKER 2019

 原作はガム氏による同名のマンガ作品。「アフリカの」とありますが、舞台はどう見ても現代の日本。メインキャラクターのサラリーマン・ライオン(CV:大塚明夫)、トカゲ(CV:津田健次郎)、オオハシ(CV:下野紘)の3人(?)の日々を描きます。

 百獣の王ながら、ライオンは物腰穏やかで後輩たちからは「ライオン先輩」と慕われる人格者。しかしライオンなだけに、本人にそのつもりがなくても相手を怖がらせてしまうことも……。中間管理職として、年頃の娘の父親として、ちょっぴり胃が痛くなるような日々の描写が生々しく感じられます。

 トカゲは真面目な性格で、特徴があるとすれば尻尾を切られると出血するものの修復できるところ。

 そして一番厄介なのがオオハシ。視聴者からは「ウザバード」とうざったがられるウザさ。自意識過剰な若者で、スマホを使い分けて彼女は複数名、合コンが大好き。いかに仕事をサボるかを考えているというクズ中のクズ。そして発言がとにかくうっとうしいのです。

 なぜここまでクズなオオハシがライオンやトカゲと仲良く3人でつるんでいるのか……きっと彼のウザさに免疫があるからだろうと考えるしかないようです。本作を「面白いギャグアニメ」ととらえるか「鳥がウザい」ととらえるかは、生まれ持っての性格もあるかもしれません。

 ちなみに大塚明夫さんが歌うエンディングテーマ『ホワイトカラーエレジー』は、心が浄化されていく名曲です。鳥に疲れた心が癒やされ、「次も見ようかな」と思わせてしまうのが心憎いところ。

●『ポプテピピック』

『ポプテピピック』 (C)大川ぶくぶ/竹書房・キングレコード

 原作は大川ぶくぶ氏による4コママンガ。「どんな作品なんだろう?」と公式サイトを見てみると、「あらすじ」のページには「キングレコードのヘマにより……」とのコピーが。さらにキャラクター紹介ページを見ると「ポプ子 短いほう。キングレコードにハシゴを外された。」「ピピ美 長いほう。キングレコードにハシゴを外された。」。ただのアニメではないことが凄まじく伝わってきます。

 また、キャッチコピーは「どうあがいても、クソ」「世界一無駄な30分」など。このアニメにおいて「クソアニメ」とは褒め言葉として扱われるという、自虐も生半可ではありません。

 さらに担当声優は当初、ポプ子が小松未可子さん、ピピ美が上坂すみれさんとアナウンスされていましたが、放送されてみると全く別の人物。前半と後半で同じエピソードを違う声優が演じるという形がとられました。しかもそれぞれが若手ふたり・ベテランふたりのゆかりがある人物がキャスティング。例えば、第4話の前半は『けいおん!』で共演した日笠陽子さんがポプ子、佐藤聡美さんがピピ美役。後半は『シティーハンター』で共演した玄田哲章さんがポプ子、神谷明さんがピピ美役を演じています。

 視聴者は2度同じエピソードを見せられるのですが、声優陣の組み合わせとアドリブとが面白すぎ、次週の配役も気になってしまうというトラップにはまります。そして「さすがにマンネリでは……」と思わせ、最後にとんでもないサプライズを仕掛けて視聴者の心をかっさらい、「最高のクソアニメ」の座を手にしました。

 無理矢理でシュール、ときにワケが分からないギャグは「面白がるかどうか」がキモ。「色々とどうでもいい」気分になりたいときにおすすめのアニメです。

(マグミクス編集部)

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