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PS5の『スパイダーマン』最新作でついに主役に!マイルス・モラレスとは何者なのか

マグミクス / 2020年6月22日 19時10分

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■大手通信社ロイターも動かした、マイルス・モラレス

 2020年6月12日に、プレイステーション5とともに発表された28タイトルのゲームのなかで、ひときわアメコミファンが期待を寄せているのが、『Marvel’s Spider-Man: Miles Morales』です。PS4でヒットした『Marvel’s Spider-Man』の続編であり、マイルズ・モラレスという少年を主人公に据えることが明らかになっています。

 同ゲームはPS4版の続編ではなく、スタンドアローンな作品としての展開とも言われていますが、開発先のInsomniacは「スパイダーマン・ユニバースの重要な部分」であるマイルス・モラレスの物語だと述べています。さらに、「まだ語られていないピーターのストーリーがたくさんある」とも。マイルスとあわせてピーター・パーカーのストーリーも展開するのではと予測されているのです。

 前作をプレイした人は知っていると思いますが、この新作で主人公になるマイルスは、前作で実際に操作してプレイする場面もあった、スパイダーマンに憧れる勇敢な少年。ゲームでは実験クモに噛まれてスパイダーパワーが発現し、その後ピーターの弟子のような存在として2代目スパイダーマンのような活動を行っていきます。

 マイルスは日本で2019年に公開されたアニメ映画『スパイダーマン:スパイダーバース』で初の主人公を務めたのも記憶に新しいところ。『アルティメットスパイダーマン』の世界観を軸に、マイルスの住む世界のピーター・パーカーからスパイダーマンの役目を引き継ぐところから始まる物語として描かれ、映画は大ヒットしました。

 コミックでのマイルスは、2011年に発行された『Ultimate Fallout』で死亡したピーター・パーカーに代わり、スパイダーマンとして初登場。歴史として10年は経っていない、比較的新しいキャラクターになります。

 アフリカ系とヒスパニック系のハーフの少年がスパイダーマンになったという事実は、当時「初の黒人スパイダーマン」として、ロイターなどで報道されるほど話題になりました。「スパイダーマンは白人しかなれない。映画の契約書の第1項が『スパイダーマンは白人であること』と書かれている」という噂が出回ったほどでしたので、マイルスの登場は大きな衝撃だったのです。

■「バンクシー&エアジョーダン」ストリート要素強めのスパイダーマン

PS5用ソフト『Marvel's Spider-Man: Miles Morales』の主人公マイルス・モラレス  (C)Insomniac Games

 2代目スパイダーマンとして登場したマイルスは、ピーターのスパイダーマンを継承しながらも、オリジナリティあふれるキャラになっています。

 ピーター・パーカー同様にクモに噛まれてスパイダーパワーを手に入れることになりますが、ピーターのパワーと若干の違いがあります。強靭な肉体、危機を予知するスパイダーセンス、壁を登る能力などは同じですが、透明化できるカモフラージュ能力や、ヴェノムストライクという相手を痺れさせる電撃を放つ能力も持っています。

 ヒーローとしての成り立ちを比べてみると、ピーターはスパイダーマンとしてのヒーロー活動において、指導者や助言者を持たないことが大きな特徴。自らの過ちで叔父の死を招いたことをきっかけに、スーパーヒーローとして人生を歩むことになりました。

 一方モラレスは、原作コミックスでは能力を持ちながらもヒーローになることに否定的。しかしとある事件でピーターが死亡し、偶然そこに自分が居合わせたことから、後悔と苦悩を経てピーターの跡を継ぐことを決意します。どちらも死をきっかけにヒーローになったふたりですが、モラレスにはピーターという師匠がいたという点が大きいでしょう。

 アニメやゲームで映像化が続くマイルスですが、アメコミファンに以外にも大きく注目されたのは、アニメ映画『スパイダーマン:スパイダーバース』でシンボリックなアイテムとして目立つスニーカー。スニーカー好きの間でも話題となった「エア ジョーダン 1」は、オリジナルスパイダーマンよりもストリートに溶け込むようなデザインになっています。

 同作でのマイルスは、日本でも話題になったバンクシーに憧れを抱いてグラフィティを楽しむ描写があり、よりストリート要素が強いキャラクターとして独自の魅力を放っています。

 PS5『Marvel’s Spider-Man: Miles Morales』では、ピーターとともに活動するモラレスが見られる可能性が十分にあり、クラシックなスパイダーマンとともにマンハッタンを跳び回る、ストリート色の強い「2代目スパイダーマン」の活躍を体験できることでしょう。

(大野なおと)

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