『剣盾』流行はポケモン連れ歩き！ 後ろをついてくる姿に「かわいい！」「感激」

■ポケモンを”連れ歩く”愛情表現のモデルの背景にTVアニメシリーズ

　Nintendo Switch用ソフト『ポケットモンスター ソード・シールド』（以下：ポケモン剣盾）のDLC第1弾、2020年6月17日（水）より遊べるようになった「鎧の孤島」より実装されたポケモンの「連れ歩き」システムが好評です。

　ポケモンの「連れ歩き」とは、主人公の手持ちポケモンの1体目を「ボール」のなかに入れて”携帯”せず、プレイヤーと一緒にフィールドを移動させることができるシステムです。

　一緒に移動を共にできる範囲は「鎧の孤島」で解禁された「ヨロイ島」に限られているものの、ファンは自分のお気に入りのポケモンを外に出して連れ歩けることに喜びの声をあげています。

　ポケモンの「連れ歩き」システムは、「ピカチュウ」が主人公の後をついてくる、ニンテンドーゲームボーイ用ソフト初代『ポケットモンスター ピカチュウ』バージョンに始まり、その後もいくつかの「ポケットモンスター」シリーズで実装されてきました。
　
　最新作『ポケモン剣盾』では、ポケモンそれぞれの特徴が反映されたユニークな移動方法や移動速度が見られ、SNSでは自分のお気に入りのポケモンの”移動動画”が多く公開されています。

「連れ歩き」はゲームの進行面で言えば特に影響のないシステム。ですが、多くのファンより待ち望まれていた仕様でもあります。

　それは、ポケモンのファンはこれまでに「トレーナー」とベストパートナーとのあり方に、TVアニメ版『ポケットモンスター』の「サトシ」と「ピカチュウ」の関係性を見て来ているからです。
　
　TVアニメ「ポケットモンスター」シリーズを手がける湯山邦彦監督は、劇中内でピカチュウをボールに入れなかった理由のひとつに「”ずっと一緒”を表現したかった」と「ウーマンエキサイト」のインタビューで語っています。
　
　つまりファンのなかで、お気に入りのパートナーを外に出し連れ歩くことはそのポケモンへ対してのひとつの愛情表現として捉えられているのです。
　
「鎧の孤島」より、選べる髪型や服装も追加されました。お気に入りポケモンと”一緒に”新しい舞台を冒険できることは、プレイヤーそれぞれが紡ぐ冒険譚の色を濃くすることにも貢献しそうです。

（マグミクス編集部）