1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. 面白ネタ

茶道×バスケ!? 身長差40cm凸凹コンビの青春マンガ『つばめティップオフ!』

マグミクス / 2020年7月3日 14時10分

茶道×バスケ!? 身長差40cm凸凹コンビの青春マンガ『つばめティップオフ!』

■バスケの中にも茶の湯あり!? ひたむきにバスケを頑張る茶道女子

『つばめティップオフ!』(著:ワタヌキヒロヤ)は、190cmの運動音痴な後輩と、150cmの抜群にバスケがうまい先輩が織りなす、とある女子高のバスケ部の物語です。2020年6月12日(金)に単行本第1巻が発売され、SNSでも「アツい展開の連続」「全体的にオシャレ」と評判です。

 主人公の春野ツバメ(はるの・つばめ)は、女子高に入ったばかりの高校1年生。190cmの長身ですが、運動神経は他人に驚かれるほど悪く、家で祖母に茶道を習っています。運動部の勧誘を断るために文化部を見に行こうとした矢先、2年生の先輩・秋風アイビス(あきかぜ・あいびす)から「バスケやらない?」と誘われます。

 体育の授業中にアイビスに見とれていたツバメは、思わず「はい」と答えてしまいますが、後日断りに行くことに。しかし、アイビスのかわいい頼み込みに負け、「来週の練習試合に数合わせで出る」「その代わり、アイビスに着物を着て茶道をやってもらう」という交換条件を飲んでしまい……?

「バスケマンガ」という王道のテーマでありながら、茶道を習っているツバメがフリースローにその経験を活かすなど、「バスケ×茶道」の異色の組み合わせが面白い作品です。バスケや茶道のシーンについても分かりやすく描写されているので、バスケ・茶道の経験がない方でも楽しめます。

 初心者のツバメがボールを借りて家でもフォームの練習をしたり、初めてバスケットシューズを選びに行って興奮したりと、運動系の部活動に打ち込んでいた方には懐かしく共感しやすい場面も。初心者なりに一生懸命頑張るツバメと、注意しつつも力強く褒めてくれるアイビスを見ていると、「部活っていいな」と懐かしい気持ちになります。

 また、おしゃれで勢いのある作画でバスケの臨場感がしっかりと表現されており、特にツバメの大きさとアイビスの小ささが、紙面からもよく伝わってきます。

 アイビスのかわいらしさに見とれてボールを顔面で受けてしまったり、「着物を着せてみたい」と妄想してしまったり、ツバメのアイビスに対する憧れが随所に見え隠れするのも微笑ましいポイントです。バスケを始める動機も「アイビスに着物を着てもらいたい」という少々不純なものですが、拙いながらもひたむきに練習を繰り返すツバメを、つい応援したくなります。

 ツバメはバスケを続けていくのか? アメリカでのバスケ経験があり雑誌にも載っているアイビスの過去は――? ちょっとおしゃれで、変わった設定のマンガがお好きな方に、特におすすめの作品です。

(新美友那)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください