『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』コンボイが倒れた理由が謎だったワケ
マグミクス / 2020年7月6日 16時10分
![『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』コンボイが倒れた理由が謎だったワケ](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/magmix/magmix_31095_0-small.jpg)
■総司令官コンボイはなぜ死んだ!?
1985年7月6日、TVアニメ『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』(以下、トランスフォーマー)の放送が開始されました。関東地方では当初、子供たちが学校に行っている土曜日の朝9時30分という時間帯に放送されていましたが、第2クールからは金曜日の午後に移動して人気を集め、現代へと続く「トランスフォーマー」シリーズの礎となりました。幼少期に視聴し、よく分からない内にサイバトロンのリーダー、コンボイが死んでいて混乱した記憶がある、ライターの早川清一朗さんが当時を回想します。
* * *
アニメ『トランスフォーマー』が終了し、次作『トランスフォーマー2010』が始まったとき、長らくサイバトロンのリーダーとしてデストロンと戦い続けてきたコンボイは既に死んでいました。
いきなり「コンボイは死んだ!」と言われても、「え? いつ? どこで死んだの?」と混乱するばかり。今と違って配信は存在せず家庭での録画再生も一般的ではなかった時代、過去のストーリーを見返すことは、とても難しかったのです。
この謎が解けたのは、ずっと後の話になります。実は日本では上映されなかった映画『トランスフォーマー ザ・ムービー』でメガトロンとの一騎討ちを行い、このとき受けた傷が元で一時的に息を引き取っていたのです。1989年に国内向けにビデオが発売されていますが、今でもなぜコンボイが死んだのか、知らない人も多いようです。
ファミコンで発売されたゲーム『トランスフォーマー コンボイの謎』ではクリアするとコンボイの死の謎が明かされるという話もあり、実際にプレイもしてみました。しかし敵の弾が見えないので、クリア以前に放り出した記憶があります。このゲームは自分がプレイした作品のなかでも、今なお最高の難度を誇っていると確信しています。
■玄田哲章氏の「トランスフォーム!」
『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』の敵役、メガトロン(画像:タカラトミー)
さて、そんな『トランスフォーマー』ですが、実は関東地方では当初、土曜日の朝9:30から放送されていました。現代であれば不思議な時間帯ではありませんが、官公庁に週休二日が導入され始めたのは1992年、学校が完全に週休二日に移行したのは2002年です。1985年の頃は半ドンと言い、土曜日は午前中だけ学校があって、午後からが子供たちにとっての本番でした。つまり『トランスフォーマー』は学校に行っていると見ることができなかったのです。
しかし2クール目からは金曜の夕方に移動し、人気が爆発します。このような経緯があったので、関東圏の就学児童は1クール目を見ておらず、1話から同じ時間帯で放送された地方圏の子供たちは全話見ているという珍しい現象が起きています。
『トランスフォーマー』で特に目を引いたのは、超ロボット生命体「トランスフォーマー」たちが、車や飛行機、武器などさまざまな形態に、流れるように変形するシーンです。特にコンボイの声優を務めた玄田哲章氏の迫力ある「トランスフォーム!」という掛け声は、今も耳から離れません。また、一時期コンボイの「私にいい考えがある!」というセリフが失敗フラグ扱いされていたこともありましたが、実はこのセリフが出たときの作戦の成功率はかなり高くなっています。コンボイは決して無能な指揮官ではないのです。
サイバトロンと敵対するデストロンのリーダー、メガトロンも非常に印象的なキャラクターです。参謀役のスタースクリームをはじめとする強者たちを力で束ね、しばしばサイバトロンを圧倒していました。デストロン側には合体してカメラに変形するリフレクターやカセットテープに変形するカセットロン部隊、光線銃に変形するレーザーウェーブなど個性的かつ強力なメンバーが多く、サイバトロンの登場シーンよりも、デストロン側のシーンの方を楽しんでいたような記憶があります。
そして『トランスフォーマー』で何よりも印象に残っているのが、シーンの切り替えの際に、効果音と共にエンブレムが遠ざかりながら登場し、くるりと回転して迫ってくるシーンです。これは「エンブレムターン」と言われており、後のシリーズではいったん廃止されますが、再び復活しています。これがないと『トランスフォーマー』を見た気がしないという方も多いのではないでしょうか。
(ライター 早川清一朗)
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