【声優・本多真梨子のマンガ愛】「結婚」から始まる恋愛物語を応援したい!

マグミクス / 2020年7月8日 19時10分

写真

■「幸せになってーーー!」と心から叫ぶ漫画ランキング1位

「結婚したい人~?」
本多「はーーーーーい!!!」

 声優界一、結婚に情熱がある女性声優、本多真梨子です。(自称)

 ジューンブライドの6月は、配信番組やTwitterなどで結婚をネタにし過ぎて、そろそろ結婚結婚言うの控えよう……と思った矢先、今回ご紹介するマンガのタイトルに「結婚」がバーーーンと入ってるので、結婚からは逃れられないんだなって、改めて思いました。

 結婚するまで結婚結婚言い続ける未来が、安易に想像できた。……もう冒頭だけで「結婚」10回言ってるよ。

 ということで、「本多真梨子のマンガ愛」第11回目にご紹介する作品は……

『わたしの幸せな結婚』

 この作品、タイトルだけ見ると、すごくほのぼのしたアットホームマンガのように感じるかもしれません。が、違います! めちゃくちゃ過酷なお話です。

 私、主人公が過酷な状況に追い詰められる話が好きなんですが、そんな私もびっくりするほど、この作品の主人公、冒頭から相当追い詰められた状況で始まります。

マンガ『わたしの幸せな結婚』第1巻(原作:顎木あくみ/画:高坂りと)

 継母と異母妹に使用人のように扱われ、本当の父親は無関心を貫き、唯一の心許せる幼なじみは異母妹と結婚し、この家を継ぐという。そんななか、彼女が父親から伝えられたのは、冷酷無慈悲と有名な、久堂清霞(くどうきよか)の元に嫁げという言葉。

 あまりにも辛い状況に、幸せになることを諦め、心を殺してしまった主人公「美世(みよ)」。 そんな美世が、清霞と出会い、少しずつ少しずつ、変わっていく……。そんなお話です。

 すごい! 読んでほしい!! 伝えたいこといっぱいあるんですけど、何から言おう? まず、清霞も出会ってすぐ、ホント酷いこと言うんですよ! 彼女のHPはもう0だというのに、ほんと! 酷い! 酷すぎる!(怒)

 でも後々酷いこと言ったなと反省したり、少しずつ彼女のことを知っていきながら、清霞自身も変わって行くんです。まぁ、彼自身も今まで色んな女性のせいで女性不信になっていたので、仕方ないのかもしれないけども。

■繊細な「言葉と絵」の表現がたまらない

顎木あくみ氏による原作小説『わたしの幸せな結婚』(KADOKAWA)

 そんな美世と清霞の関係に欠かせないのが、ゆり江さん!

 小さい頃から清霞のお世話をしてきたゆり江さんは、とても明るく優しくて、お母さんのような…お姉さんのような…包み込んでくれる存在。でも何かあった時は、守ってくれる強さもあって、ゆり江さん大好きになりました。みなさんもきっと好きになるはず……!

 あと、言葉の表現がとても好きです。《早くこの命が尽きるのを、ただ期待して眠る それだけ 》心に刺さった言葉です。繊細な言葉、繊細な絵のタッチで、美世の心や清霞の心を表現していて、とても好きです。

 伝えたいことはまだまだありますが、一番はとにかく、この過酷な冒頭から少しずつ少しずつ、美世の心に幸せがやってきます。酷い状況にいた美世は、優しさや嬉しい気持ちをすぐに受け取れなくて、ゆっくりゆっくり進んでいきます。それが本当に微笑ましい。

 わたしのなかで、「幸せになってーーー!!!!!!!」と心から叫ぶ漫画ランキング、1位です。

 スクウェア・エニックス「ガンガンONLINE」で連載中、『わたしの幸せな結婚』。ぜひ、読んで温かい幸せを感じてください。

((あーーーー幸せな結婚したいーー!!!))

 ……あ、すみません。つい、私の心の声が。

(本多真梨子)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング