『モンスターファーム2』アプリ配信決定！あなたは「1」派？それとも「2」派？

■難しすぎた『モンスターファーム2』を大人になった今こそ！

　2019年11月28日に配信された移植版『モンスターファーム』に引き続き、コーエーテクモゲームスは1999年に発売されたプレイステーション用ソフト『モンスターファーム2』（以下、MF2）をNintendo Switch、iOS/Android用のゲームアプリとして2020年秋に配信することを発表しました。

　根強い人気を持つ「モンスターファーム」シリーズ。『MF2』は2019年にオリジナルの移植版が配信決定したのと同時に、ファンより移植を希望する声が上がっていたほどの人気作品です。

　その一方で、かつての「ブリーダー」たちの間では今でもたびたび「モンスターファームは1と2、どちらが好みだったか……」といった話題で盛り上がっています。

　CDから召喚（円盤石再生）したモンスターそれぞれの特徴を観察した上で育成、大会でのバトルを通じてトップブリーダーを目指す……。

　オリジナルも『MF2』も、ゲームの大まかな趣旨は同じです。『MF2』をオリジナルと比較すると、モンスターの種類が大幅増加されたことを筆頭に、「修行」中に「ノラモン」との遭遇イベントが発生したり、公式大会に新しく「Fランク」が解禁されたりするなど、純粋にボリュームが増していることが特徴です。

『MF2』が「シリーズ最高傑作」との呼び声が高いことの背景は、オリジナルの良さをそのままに”やりごたえ”が増したからだと推測できます。これは同時に『MF2』の難易度がオリジナルに比べて格段に上がったとも言え、シンプルだったオリジナル版を好むプレイヤーも少なくありません。

　たとえばプレイ当初に「円盤石再生」をすることができないモンスターの種族が多数存在することなどが大きな例です。

『MF2』ではモンスターの解放条件が、ユニークなものから純粋に難易度が高いものまで多数存在します。攻略本を片手にプレイをしたとしても、登場するモンスター全てにお目にかかるのが難しい、骨太なタイトルでもあったのです。

　しかし、だからこそ今秋配信予定の移植版『MF2』には、かつて遭遇すらできなかったモンスターを育てるチャンスと、捉えることもできそうです。異様に長かった「ロード時間」や「バグ」も移植版では解決されているはず。

「バジャール」や「グジラ」、「メタルナー」に「チャッキー」……。あの頃憧れでしかなかったモンスターたちをファームで育成する機会が20年の時を経てやってきそうです。

（マグミクス編集部）