「しゃべるんだ」特撮を知らない会社員が『ウルトラマンZ』を初視聴した感想が意外
マグミクス / 2020年8月8日 16時10分
■ウルトラマン初見の人はこんなところにも驚く!
2020年6月よりテレビ東京系6局ネットで絶賛放送中の『ウルトラマンZ(ゼット)』(以下、Z)。メイン監督を務める田口清隆氏は本作のテーマに「明るく楽しいウルトラマン」を掲げています。第1話の冒頭からゴメスを登場させ、第5話ではペギラとウインダムを闘わせ、昭和ウルトラシリーズファンの心をつかんだかと思えば続く6話ではウルトラマンジード(朝倉リク)を登場させるなど、ニュージェネファン大興奮のサプライズもありました。
そんな特撮ファンの心を揺さぶってやまない『Z』ですが、その魅力はこれまで特撮というものに殆ど触れてこなかった人にもきっと伝わるはず。そこで複数名の30代会社員に第1話を視聴してもらい感想をヒアリングしてきました。
●驚いたこと:1「ウルトラマンってしゃべるのか!」
「ウルトラマンが普通にしゃべっている! しゃべり方が面白い」(IT系広告)
「ウルトラマンと主人公の関係が対等な感じで驚いた」(出版商社)
まず多く寄せられたのが「ウルトラマンがしゃべること」に対する新鮮な驚きです。初代『ウルトラマン』第1話の時点ですでにしゃべっているのですが、やはり初見の人からすればウルトラマン=「シュワッチ」のイメージが根強い模様。こと本作のゼットは熱血&饒舌という性格の持ち主のため、これで従来のイメージが覆ったとの声が多く聞かれました。
●驚いたこと:2「怪獣とロボットのデザインが良い!」
「古代怪獣(ゴメス)が思いのほか小さくてかわいかった」(公務員)
「乗り込むロボ(セブンガー)のデザインや色使いがレトロでよかった」(製薬会社)
第1話に登場した今回のゴメスは『ウルトラQ』と同じく、どこかリアリティを感じさせるサイズ感。(セブンガーの半分以下)初見の人からすればセブンガーにワンパンチで倒されてしまう様子は愛らしく映ったかもしれません。それにしても、セブンガーもゴメスもどちらも昭和シリーズに登場したもの。そのデザインが特撮初見の人をも魅了する……改めて円谷プロの怪獣デザインの普遍性に驚かされます。
■最も多かった感想は…サラリーマンならではの目線!
●驚いたこと:3「リアリティがすごい!」
「怪獣研究所とか瓦礫の撤去任務とか防衛軍のディティールが細かい」(出版商社)
「怪獣の緊急速報とかだしたり、避難場所誘導のこと気にかけたり、臨場感がある」(総合エレクトロニクスメーカー)
「戦闘部隊と瓦礫撤去の所管が一緒なのは、散らかしたものは自分でお片付けをするという子供たちへのメッセージか」(区役所)
『Z』の世界では日常的に怪獣が出現します。そのために対怪獣ロボット部隊「ストレイジ」が存在しているわけですが、その任務内容の描き方に驚いたという感想も多く聞かれました。ヒーローが活躍するほど市街地が壊れてしまう……特撮シリーズには常につきまとうこのジレンマ。その見事な回答を『Z』は初回から示してくれています。この丁寧さが初見の人にとっても違和感なく入り込める要因になったのかもしれません。そして今回、最も多かったのは次のような感想でした。
●驚いたこと:4「『ストレイジ』は職場としても素晴らしい!」
「職場の平均年齢が若く、女性も多い。風通しがよさそう」(サービス業)
「現場の判断を大事にしてくれているのが伝わってきてうれしい」(IT系広告)
「長官はクドクド言いながらも、陰で部下を守ってくれてそう。あんな上司がいれば」(区役所)
職場としての「ストレイジ」に対する感想が多く集まったのは意外でした。確かにウルトラマンシリーズはエンタメ作品であると同時に組織内で働く人を描く「お仕事ドラマ」の側面もあります。実際『Z』では各班のスペシャリストたちがそれぞれの能力を発揮して、物語に大きく貢献してくれます。現場の判断を大事にしてくれる「ストレイジ」は企業戦士にとっても魅力的な組織なのかもしれません。
その他にも「テンポが良さにびっくりした」「黒木ひかりさんがかわいい」「あのメダルは欲しい」など多岐にわたっての感想が集まりました。本記事を通して確実に言えることはひとつ。たとえ特撮ファンでなかろうと『ウルトラマZ』は十分に楽しめるということです。新たなファン層を獲得し続ける令和のウルトラマンシリーズ。田口監督の掲げた「明るく楽しいウルトラマン」の想いは今後ますます多くの人の心に響くことでしょう。
(片野)
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