『進撃の巨人』異例のスピンオフ 主人公はアルミン、進撃たんてい団ににゅうだん！？

■メガヒットマンガ『進撃の巨人』から異例のスピンオフが登場！

　原作コミックが累計8500万部を超えたメガヒットマンガ『進撃の巨人』（著：諫山創／講談社）。コミック雑誌「別冊少年マガジン」で2009年から連載されている本作は、巨人たちから身を守るため巨大な城壁のなかで暮らしている人々を描いた物語。作中の登場人物、そして読者は驚きの真実をいくつも突きつけられ、物語は今、最高のクライマックスを迎えようとしています。　今秋、『進撃の巨人』アニメ最終章となる「The Final Season」の放送が予定されているほか、ハリウッドで実写映画化も進められています。

　そんな注目作のスピンオフ作品『進撃たんていアルミン(1)　入団試験をとっぱせよ！』（作：茶里裕治　絵：ラリアット／講談社）が2020年8月5日に発売されました。パロディギャグマンガ、外伝マンガ・小説など多くのスピンオフ作品が発売されている『進撃の巨人』ですが、　今回発売された作品は幼児、小学生に向けたアドベンチャーブック。

　アドベンチャーブックとは、謎解きなど読者の選択によってストーリーの展開と結末が変わるように作られているゲームブックです。

「進撃たんてい団の入団試験」をテーマに、読者はナゾをときあかすのが大好きなアルミンになりきって、エレンやミカサと一緒に、迷路、まちがいさがし、クロスワードなどさまざまな難問を解いていきます。低年齢の子供たちに向けた作品ですが、親子で楽しめること間違いなしです。

　今回、本のなかに登場するのはかわいくデフォルメされた『進撃』のキャラクターたち。　マンガのなかでは、調査兵団として巨人に立ち向かう様子がカッコよく描かれているエレンやミカサ、アルミンですが、本作では思わず「かわいい！」と言ってしまうようなフォルムなところも見どころのひとつです。

（井上椋太）