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「大阪王将」「ピップエレキバン」ネタデザインも『あつ森』にマッチしてしまうワケ

マグミクス / 2020年8月11日 16時10分

「大阪王将」「ピップエレキバン」ネタデザインも『あつ森』にマッチしてしまうワケ

■ファンシーなだけが『あつ森』ではない、ユニークなネタも!

 Nintendo Switch用ソフト『あつまれ どうぶつの森』(以下、あつ森)では、「マイデザイン」機能を活用した企業PRが流行しています。2020年7月には、「大阪王将」のメニューや企業ロゴをモチーフにした「オリジナルマイデザイン 第2弾 夏限定アイテム」が配信されました。

 ドット打ちを駆使し、自由にデザインを作成することのできる「マイデザイン」は、『あつ森』内で服や家具、島の地面などに”はめ込む”ことができるため、とことん島にオリジナリティを追求するプレイヤーにとって欠かせない機能です。

 マイデザイン」機能で作られたデザインはQRコードを使い、自分以外のプレイヤーとシェアすることができます。SNSと相性が良いことにも特徴があり、今作ではファッションブランドをはじめとするさまざまな企業PRに「マイデザイン」機能が活用されていることからも『あつ森』のプラットフォームとしての人気が明らかです。

「マイデザイン」機能を使った企業PRで無視できない点のひとつに、一見して『あつ森』のファンシーな世界観と交わらないようにも思える企業までもが参加し、プレイヤーに受け入れられていることが挙げられます。

 たとえば冒頭で紹介した「大阪王将」から配布されるデザインは「ぎょうざのゴーグル」や「エビチリのみずぎ」など、(家具には「ちゅうかテーブル」など料理の存在が見え隠れするものも存在しますが……)原則、果物ばかりを食べる主人公が生活する『あつ森』の世界では異色なデザインにも思えます。

 また、ピップも「ピップエレキバン」が背面に描かれたワンピースのデザインを配信して話題になりました。『あつ森』の世界の住民と肩こりとは無縁であって欲しい……と、思わず笑みがこぼれてしまうデザインに仕上がっています。

 “ネタ”と思える企業PRが相次いでいる理由、また、プレイヤーに受け入れられている背景には『あつ森』で創れる世界観は画一的でないこと。“ネタ”さえも魅力に変えてしまう表現の場としてのポテンシャルの高さを伺うことができます。

 普段ゲームをしない女性層にも波及した『あつ森』はかわいらしく、オシャレなアイデアが特に強調される傾向にあります。しかし、よくよくゲームを観察すればニワトリの住民の名前が「ケンタ」だったり、博物館の館長「フータ」がこれから寄贈される「サカナ」に関する食べ方の雑学を披露したりなど、そもそも『あつ森』の世界には遊び心が至るところに散らばっています。ジョーク色の強い表現であっても迎え入れられる懐の広さ、ゲームの魅力へと昇華させてしまえる土壌がすでに仕上がっているのです。 

 8月のアップデートでは「ゆめみ」が実装され、これまでよりずっと気さくに他のプレイヤーの島巡りができるようになりました。今後は「マイデザイン」のみならず、島全体に創意工夫が凝らされた企業PRも活発になっていくのではないでしょうか。

(マグミクス編集部)

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