【漫画】熱中症で救急搬送された女性「血がサーッと」怖さ伝える体験記が反響呼ぶ
マグミクス / 2020年8月21日 11時10分
![【漫画】熱中症で救急搬送された女性「血がサーッと」怖さ伝える体験記が反響呼ぶ](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/magmix/magmix_33791_0-small.jpg)
■具体的な体験談が注意喚起に「気をつけないと」
桃とまとさん(@MOMOmop_6927)は2019年8月、外出中に熱中症で救急搬送されました。この時の症状や病院での状況を詳細に描いた体験記『去年熱中症になって救急搬送された時のレポ漫画』がTwitterで大きな反響を呼んでいます。
当時、桃とまとさんは友人と映画を観てランチをした後、ショッピングをしていました。その間ほぼ涼しい場所におり、暑い場所を歩くのは数分だったと言います。しかし突然、視界が狭くなり、貧血、動悸、喉の渇きなどの症状が桃とまとさんを襲いました。冷たい飲み物を購入して飲んだところで、桃とまとさんは動けなくなってしまい、救急搬送されることに……。
読者からは「体験談が聞けてありがたい」「具体的で分かりやすい」「自分も気をつけないとやばい」などの声があがりました。また、熱中症になったことがある読者からの体験談が多く寄せられました。
作者の桃とまとさんに、お話を聞きました。
ーー桃とまとさんがマンガを描き始めたきっかけを教えて下さい。
マンガは小学生の頃から描き始め、同人活動や作品の投稿など、本格的な活動を始めたのは高校生の頃です。おそらく多くの絵描きと同じ理由で、ただ絵を描くのが好きで、ありがたいことに評価もいただけていたので、活動を続けられています。
ーー『去年熱中症になって救急搬送された時のレポ漫画』は2019年のエピソードですが、今回マンガに描いて公開しようと思ったきっかけはありましたか?
2019年に熱中症になった際に「こんなにひどい目に遭ったんだからマンガにしてやらないと気が済まない」と思い続けていたのもありますが……。Twitterのタイムラインに流れてきた、他の方が描いた熱中症レポマンガを見かけたのが、「描くなら今かな」と思ったきっかけです。そちらのマンガも多くの反応が寄せられていたので、私も今描けば多くの人に熱中症の怖さを読んでもらえるかな、と思いました。
突然、さまざまな症状が襲ってきて…(桃とまとさん提供)
ーーたくさんの感想が寄せられています。特に印象に残った読者の声について、教えて下さい。
大きく分けて3つあります。1つ目は、「実際に熱中症になった、なったかもしれない」という体験談です。軽度~重度のエピソードさまざまで、それを読んで私のケースは「比較的症状が軽く、同行者もいてラッキーだった部類」だったんだなと思いました。そして、ニュースで報道されるよりも何倍もの人が熱中症になっているのだと、改めて怖くなりました。
2つ目は、「作者の不摂生が原因なのでは?」というコメントです。これに対しては、思い当たるものがあるので強くは言えませんが……。「3食しっかり食べていて、運動は通勤くらい、エナジードリンクの類いは飲まないし、酒やタバコもたしなまない。睡眠時間は最低でも5~6時間は取っている」これが私の生活でした。これに近い生活を送っている人は他にもたくさんいるかと思います。行きすぎた不摂生でなくても、熱中症になる時はなるのだと思います。
また、頭痛薬の飲みすぎに関しては、話すと長くなるので、別のマンガでお話しようかと考えています。現在は頭痛外来に通院して、回復傾向にあります。私のように頭痛で悩んでる方がいましたら、一度頭痛外来に行くことを強くお勧めします。
3つ目は、「なんで当時水分を持ってなかったのか」というコメントです。当日、映画館でドリンクを飲んでいましたし、ランチでも水とドリンクを飲んでいました。そして他の予定でも涼しい建物内にいることが多く、地獄のような外を歩くのは数分でしたので、特に手持ちの飲み物は必要ないかな、と軽い気持ちでいたことがひとつ。そして、持っていたバッグが水筒やペットボトルなどが入るような大きさではなかったのがもうひとつの理由です。服のコーデと合わせるとバッグが……と思う方もいるかもしれませんが、夏の間はぜひ大きめのバッグかリュックで、いつでも飲める飲み物を持参していただきたいです。
ーーマンガには描き切れなかったこともあるそうですが、改めて熱中症について伝えたいことがあればお願いします。
前述したコメントとかぶる部分もあるのですが……あのマンガで特に伝えたかったことは、「人によっては少しの外出でも熱中症になる」「涼しい場所にいても熱中症になる」「熱中症後も不調が続く場合がある」ということです。そして、体の不調のせいで楽しい活動ができなくなるのはとても悲しいことです。仕事や趣味の活動も大事ですが、どうか自分の体を優先して大事にして下さい。
ーー今後、Twitterで発表される作品については、どのように活動していきたいとお考えでしょうか?
本来このアカウントは同人活動がメインのものなので、今後もそのような内容の呟きや活動を続けていきます。ですが、今回の件であわよくばマンガのお仕事につながらないかな~と期待しています。
【追記】
「ステンレス製の水筒に塩分濃度が高い飲料を入れるのは推奨されていない」というコメントをいくつかいただきました。皆様もお持ちの水筒の表記や説明書を確認して使用して下さい。
(マグミクス編集部)
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