前向きな力がもらえる! 女の子たちが奮闘する「町おこし系」アニメ3選
マグミクス / 2020年8月23日 9時10分
■アイドルに観光大使… 町おこしに取り組む女の子たちの物語
「町おこし」「地域活性化」などの課題があちこちで噴出している一方で、アニメの「聖地」となり注目を浴びている地域も多く存在します。実際、作中に登場した景色を目の当たりにすると、作品のなかに入り込んだような不思議な気持ちを味わえますよね。でも実際、地域を盛り上げ目立たせるというのは本当に大変なこと。そこで今回は、町おこしそのものの様子を垣間見られる、女の子たちが町のために奮闘する町おこし系アニメを3つご紹介します。
●『普通の女子校生が【ろこどる】やってみた。』
ひとつめは、タイトル通り普通の女子高生がローカルアイドルにチャレンジする『普通の女子校生が【ろこどる】やってみた。』。「まんが4コマぱれっと」(一迅社)で連載されている同名のマンガ(著:小杉光太郎/一迅社)が原作です。アニメは2014年7月~9月に放送されました。
本作品の舞台となっているのは、地方の小都市・流川市。ここに住む普通の女子高生・宇佐美奈々子(うさみ・ななこ/CV:伊藤美来)は、友達と市民プールに行くための水着がほしくて困っていました。そんなとき、流川市役所に勤務している叔父から「時給1000円の軽いイベントの軽い手伝い」があると話を持ち掛けられ、水着のために引き受けることに。奈々子は現場である市民プールに向かいますが、そこで告げられた仕事内容は、なんとローカルアイドル“ろこどる”としてステージに立つこと! 前払いでお給料をもらって水着を買ってしまった奈々子には、引き受ける以外に道がなく――
最初はほぼ叔父に騙される形で始まったろこどるですが、先輩ろこどる・小日向縁(こひなた・ゆかり/CV:三澤紗千香)に支えられ、奈々子は活動を続けていくことを決意。地元で働く人々の紹介などローカルなものから全国放送のテレビ番組までこなし、ろこどるとして成長しつつ流川市を盛りあげていきます。モデルとなっている千葉県流山市の風景も多く描かれるので、実際の町おこしにつながっているのも面白いところ。
●『サクラクエスト』
『サクラクエスト』キービジュアル (C)2017 サクラクエスト製作委員会
ふたつめは、図らずして地方の観光大使をすることになった女の子の町おこしを描く『サクラクエスト』。P.A.WORKSによるオリジナルアニメで、2017年4月~9月に放送されました。旅館で働く女子高生を描いた『花咲くいろは』、アニメ制作の様子を描いた『SHIROBAKO』に続く、P.A.WORKSの「お仕事シリーズ」第3弾です。
本作品の主人公は、普通が嫌で東京で就職したいと面接を受け続けるも、落ち続けて就職浪人がほぼ確定していた木春由乃(こはる・よしの/CV:七瀬彩夏)。しかし以前登録していたモデル派遣事務所から電話があり、地方の町おこしの一環で「国王をやってほしい」という依頼が。貯金も底をつきかけていた由乃は、1日だけの単発の仕事だと思い込み、現場である間野山市へ向かい役目を果たします。しかし実は、「1年間住み込み」という条件で――!?
一度は東京に帰ろうとした由乃ですが、間野山に住む人々や根付いている文化に触れ、この地で国王として観光大使を全うする決意をします。間野山にあるものをいかにPRするか、というのはもちろんですが、商店街の人たちが変化を求めていないなどリアルな実情も描かれるのが本作の特徴。観光協会で働く四ノ宮しおり(CV:しのみや・しおり/CV:上田麗奈)をはじめとした仲間たちとともに、由乃は観光客誘致と地元民の声の折衷案を求め奔走します。こちらもモデルとなっている富山県南砺市の風景があちこちで描かれます。
■女子高生たちが、力を合わせてご当地ヒロインを目指す!
『アクションヒロイン チアフルーツ』キービジュアル (C)チアフルーツ製作委員会
●『アクションヒロイン チアフルーツ』
最後は、ご当地ヒロインとして町を活性化させるべく立ち上がった高校生たちを描く『アクションヒロイン チアフルーツ』。ディオメディアによるオリジナルテレビアニメで、2017年7月~9月に放送されました。
本作品は、ご当地ヒロインブームに乗り遅れてしまった万葉県陽菜野市に住む高校生たちが、ひょんなことから「陽菜野市アクションヒロインプロジェクト」を実行していく、というストーリー。陽菜野市の観光親善大使を務めているプロジェクトの発案者・城ヶ根御前(しろがね・みさき/CV:M・A・O)を中心に、大の特撮好きである赤来杏(あかぎ・あん/CV:伊藤美来)、黄瀬美甘(きせ・みかん/CV:山崎エリイ)など仲間で集まり練習を重ね、プロジェクトは順調に進んでいると思っていましたが――!?
「ろこどる」や「サクラクエスト」との違いは、それぞれが自らの意思で1からスタートしているということ。練習場所やステージの確保、コンセプト、衣装、音響やシナリオなどあらゆる課題を仲間やその伝手を駆使してクリアしていきます。また、著作権侵害で積み上げてきたものが白紙になるなどリアルに起こりそうなアクシデント、メンバーそれぞれが抱える問題や心境などに切り込む描写も多く、成長していく姿がよりリアルに感じられます。本作品の舞台となっている陽菜野市は千葉県夷隅郡大多喜町がモデルとなっており、こちらも実際の風景が感じられる場面が多数描かれます。
* * *
以上、女の子たちが町のために奮闘する町おこし系アニメを3つご紹介しました。町おこしというのは、地元の人の支持や応援があってこそ実現できる難しい活動。実際はもっと課題が山積みなのだと思いますが、人と向き合い成長していく姿を見ていると、なんだか元気をもらえますね。前向きな力がほしいときは、こういった作品で士気を高めてみてはいかがでしょうか。
(水音)
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