1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. アニメ・コミック

望む「未来」を目指してもがく! “タイムリープ”を描いたアニメ3選

マグミクス / 2020年8月25日 12時10分

望む「未来」を目指してもがく! “タイムリープ”を描いたアニメ3選

■降りかかる困難や重い代償…それでももがく人間らしさ

「あの時ああしておけば……」と後悔してもやり直せないのが人生。しかし、時にアニメのなかには不思議な力で過去に戻る「タイムリープ」が存在します。大事な人を守るため、望む未来を手に入れるため、過去に戻って日々をやり直す「タイムリープ」。本来できないことをしているからか、その展開は辛く壮絶なものになりがちです。それでも必死に過去を変えようともがく主人公たちの姿に、ハラハラしながら次の展開を見守りたくなります。ありえない展開だからこそ引き込まれる「タイムリープアニメ」を、3作品ご紹介。SNSでも「一気に見返した」「こんなに夢中になるとは思わなかった」と評判です。

●『僕だけがいない街』(2016年1月~放送)

『僕だけがいない街』は、三部けい先生による同名マンガを原作としたアニメで、原作マンガは「このマンガがすごい!2014」のオトコ編で第15位、「マンガ大賞2014」で第2位を獲得した人気作品です。主人公がタイムリープ能力を使って母や友人たちに起こる悲劇を回避するサスペンスアニメで、実写映画化・Netflixオリジナルの連続ドラマ化も行われました。原作・アニメ・映画が全て違った結末となっており、さまざまなエピソードが楽しめます。

 29歳の売れない漫画家・藤沼悟(CV:満島真之介)は、ピザ店のアルバイトと掛け持ちすることで生計を立てていました。そんな悟にはたびたび、何か悪いことが起きる直前まで時間が巻き戻る現象「リバイバル」が起こっていました。まるで「お前が悪いことを防げ」と言われているようなその現象に、不満を持っていた悟。しかしある日、アルバイトから家に帰ると母・藤沼佐知子(CV:高山みなみ)が痛ましい姿で横たわっていました。1~5分程度しか巻き戻らないはずのリバイバルが、その時は違う形で起こり――?

「リバイバル」という形でタイムリープする悟は、小学生時代の1988年と青年時代の2006を行き来して、なんとか母や友人を救おうとします。1988年には連続誘拐殺人事件が起きており、そこに巻き込まれる前のクラスメイト・雛月加代(CV:悠木碧)たちと協力しながら、事件の核心にも少しずつ迫っていきます。児童虐待や誤認逮捕などさまざまな社会問題も織り交ぜられており、タイムリープというテーマを扱っていながらドキュメンタリードラマを見ているようなリアルさです。一度見出したら止まらなくなってしまう引きの強さが魅力の作品です。この作品は、「dアニメストア」「Amazonプライム・ビデオ」「Netflix」などで観ることができます。

●『未来日記』(2011年10月~放送)

『未来日記』画像はBlu-ray BOX(角川書店)

『未来日記』は、えすのサカエ先生による同名マンガを原作としたアニメで、原作マンガ・外伝は累計発行部数400万部を超える人気作品です。その人気からドラマ化・ゲーム化・パチンコ化もされています。タイムリープするのは主人公ではないという、他のタイムリープアニメとは少々違う特徴も。殺し合いのサバイバルゲームで生き残るために戦うサスペンス・ファンタジーアニメです。

 人付き合いを避けて暮らす中学生・天野雪輝(CV:富樫美鈴)は、空想上の時空王「デウス・エクス・マキナ」(CV:若本規夫)とその小間使い・ムルムル(CV:本田愛美)が友達で、携帯電話に日記を書くことが趣味。ある日、携帯電話に未来の日記が書き込まれるようになり、最初は浮かれる雪輝。しかしそれは「未来日記」と呼ばれるもので、同じく未来日記を持っている他11名と共に、次の時空王の座をかけた殺し合いのゲームに参加することになってしまいます。クラスメイトで同じく未来日記を持つ我妻由乃(がさい・ゆの/CV:村田知沙)と協力し、このゲームに立ち向かうことになった雪輝。無事最後まで生き残ることができるのでしょうか――?

 この作品でタイムリープする人物は誰なのか、その理由やタイミングが物語の根幹に大きく関わっています。その真実は終盤になるにつれて明かされていき、全てを見終わった後にはきっともう一度見たくなるでしょう。また、個性的なキャラクター達も魅力的です。特に、ストーカーまがいの行動をとるほど雪輝に入れ込む由乃の溺愛ぶりは、時に狂気すら感じられます。他の日記所有者たちもそれぞれ辛い過去を背負っており、それぞれの未来日記の能力もそうした所有者の過去や性格に応じて異なっています。そうした設定の細かさや先が見えない展開も、大きな見どころのひとつです。この作品は、「dアニメストア」「Netflix」「バンダイチャンネル」などで見ることができます。

●『STEINS;GATE』(2011年4月~放送)

『STEINS;GATE 0』 (C)2018 MAGES./KADOKAWA/ STEINS;GATE 0 Partners

『STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)』は、5pb.の同名ゲームを原作とするアニメで、平成23年度(第15回)文化庁メディア芸術祭アニメーション部門 審査委員会推薦作品に選ばれるなど、高い評価と人気を博した作品です。秋葉原の発明サークルの大学生たちにスポットライトを当てた物語で、劇場版や2期も制作されました。ラジオ会館や万世橋など、作中には秋葉原を中心とする実在の場所がたびたび登場する点にも注目です。

 厨二病の大学生・岡部倫太郎(CV:宮野真守)は、秋葉原で活動している発明サークル「未来ガジェット研究所」の設立者。岡部はある日、幼なじみでサークルメンバー(ラボメン)の椎名まゆり(CV:花澤香菜)とタイムマシン発明の成功記念会見を見に行くことに。そこで天才少女・牧瀬紅莉栖(CV:今井麻美)と出会う岡部ですが、別れた直後に彼女は血の海に倒れていました。驚き、ラボメンの橋田至(CV:関智一)にメールを打った岡部ですが、送信ボタンを押すとめまいに襲われます。目覚めると、そこには人工衛星らしきものが墜落していて――?

 橋田に打ったメールが過去に送られていたことから検証を重ねた結果、それは人々の過去を改変する「Dメール」であることが分かり、岡部たちはラボメン同士で過去改変を繰り返します。その結果、どう改変してもとあるラボメンが悲惨な結末を迎えてしまうことになり、岡部たちはその未来を回避するために試行錯誤します。加えて、さまざまな要因が絡み合った複雑な物語に数々の伏線が貼られており、それが終盤で一気に回収される構成は「タイムリープアニメ」の王道ともいえる作品です。旧ラジオ会館が建て直しで閉鎖していた際、この作品にちなんだ人工衛星オブジェが外壁にめりこんだ形で展示されていたことからも、作品の人気が伺えます。この作品は、「dアニメストア」「Netflix」「U-NEXT」などで見ることができます。

* * *

 同じ時を繰り返すからこそ、「次はうまくいくのか!?」とより引き込まれてしまうタイムリープアニメ。その大変さを見ていると、自分の「今」を大切にしようと思えるのもタイムリープアニメのいいところです。代償を払っても戻りたい過去が、あなたにはありますか?

※配信状況は記事掲載時点のものです。

(新美友那)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください