国民が選ぶアニソン、『エヴァ』『鬼滅』『ヤマト』がトップ3！ ベスト20に感動

■誰もが納得の神曲がランクイン！永久保存版の貴重映像も公開

　2020年9月6日（日）にテレビ朝日系で放送された「アニメソング総選挙2020」。投票した国民は10代～60代までと幅広く、番組内で紹介された上位20曲には名だたるアニメソングがランクインしました。熾烈な争いとなった番組の様子を振り返っていきます。

　ベスト3には、曲を聴くだけでアニメの世界観に連れて行ってくれる神曲がランクインしました。栄えある第1位に輝いたのは、TVアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』のOP曲、高橋洋子さんの「残酷な天使のテーゼ」。全年代の男女から多くの票を獲得し、歌詞もリズムも高い支持を得ていました。第2位は、TVアニメ『鬼滅の刃』のOP曲、LiSAさんの「紅蓮華」。10代～50代の幅広い層から支持され、アニメと曲のカッコ良さがベストマッチしたという声があがりました。第3位にランクインしたのは、TVアニメ『宇宙戦艦ヤマト』のOP曲「宇宙戦艦ヤマト」。50代以降の支持を多く集め、ささきいさおさんの力強く渋い歌声に惹かれる国民も多くいました。

　番組では、ランクインしたアニメソングを知らない人にも、その曲の魅力が伝わるように、昔の秘蔵映像やライブ映像、本人が登場して生歌唱するなどの見どころがたくさん詰まっていました。その中でも筆者が感動したのは、19位にランクインしたTVアニメ『鉄腕アトム』のOP曲「鉄腕アトム」。番組では、原作者の手塚治虫先生が少年合唱団とともに「鉄腕アトム」を歌う貴重な映像が公開されました。手塚先生のソロパートの歌いだしから始まる「鉄腕アトム」は、永久に保存したい映像でした。

　ただ、今回ベスト20にはランクインすることはできなかった名曲も多数あります。筆者が個人的にランクインしてほしかった曲は、TVアニメ『ONE PIECE』のOP曲「ウィーアー！」です。疾走感あふれるメロディーと希望をくれる歌詞が、ルフィたちと冒険しているような気持ちにさせてくれます。

　定番の曲、思い入れのある曲、世代によってはなじみのない曲など、さまざまなアニソンがランクインした「アニメソング総選挙2020」。アニソンの魅力にどっぷりと浸かる至福の時間になりました。これからのアニソン文化の繁栄を願いながら、次の開催を心待ちにします。

（稲福竜生）