『秘密結社 鷹の爪』新作アニメが10月放送。「日本の今」をブラックに笑い飛ばす？

■深夜枠で、「日本の今」反映したブラックコメディが炸裂！？

　テレビ放送初回から14周年を迎える大人気アニメ「秘密結社 鷹の爪」の新シリーズ『秘密結社 鷹の爪 ～ゴールデン・スペル～』が、2020年10月4日（日）より、TOKYO MX　毎週日曜25：20～25：35 ほかで放送されます。同シリーズは、世界征服をたくらむが、何をやっても失敗ばかりの「鷹の爪団」と、正義とは名ばかりの乱暴者のヒーロー「デラックスファイター」とのやり取りを描いた世界征服コメディです。

　これまで劇場公開された映画（全9作品）では、プロダクトプレイスメントやネーミングライツなど、斬新な広告手法を取り入れ、一般のファンのみならず、映画・広告業界を驚かせてきました。2017年には、ワーナーブラザーズ映画とDCエンターテイメントとのコラボレーションが実現し、劇場版『DC スーパーヒーローズ vs 鷹の爪」が公開されるなど、多くの話題を提供してきたシリーズです。

　新作『秘密結社 鷹の爪 ～ゴールデン・スペル～』は全12話の放送予定。これまでのような1話完結型ではなく、本格的なストーリーものとして展開されます。

　悪の秘密結社「鷹の爪団」は、たったひと言で人間を意のままに操れる太古の呪文“ゴールデン・スペル”を蘇らせることに成功。「これさえあれば、念願の世界征服もステイホームしながら簡単にできる！」と、さまざまな効果の“ゴールデン・スペル”を開発しますが、何者かによってスペルを開発プログラムもろとも全て盗まれてしまう……と、シリアスな展開を見せそうな内容ですが、そこは“元祖クソアニメ”と愛される「秘密結社 鷹の爪」。深夜放送ならではのコロナ禍やリモートワークなどの時事性を取り入れ、日本の今を反映した社会風刺ふんだんのブラックコメディを展開します。ファミリー向け時間帯ではできなかった、「鷹の爪」本来のシニカルな笑いを思う存分楽しめるでしょう。

　そして、アニメ放送を記念したスペシャル動画も公開されています。収録に参加した声優の津田健次郎さん（ザハル役）が、同作オリジナルストーリーにあわせてひとり14役をつとめる企画で、Twitterでは「面白すぎる」「引き出しが豊富」などのコメントとともに、ファンの関心を集めていました。

※アニメ『秘密結社 鷹の爪 ～ゴールデン・スペル～』は、TOKYO MX　毎週日曜25：20～25：35 で放送されるほか、 BS11、CSファミリー劇場、J:テレでも放送されます。

（荻巣好輝）