【漫画】「残すことは悪」だった給食 牛乳が飲めず、担任が決めたひどいルールとは？

■今も名残が…「給食を残してはいけない」という意識

　うさぎのみみちゃんさん（@usagitoseino）は子供の頃、牛乳を飲むと具合が悪くなる体質でした。しかしその頃の学校は、アレルギーの意識もなく、「給食を残すことは悪」の時代。母からの連絡で牛乳は免除されたものの、担任の先生による驚くべき決まりと、クラスの子たちの反応で、毎日給食の時間がくるのが苦痛だったといいます。

　この体験をうさぎのみみちゃんさんがマンガに描いてTwitterで公開しました。うさぎのみみちゃんさんは補足として「牛乳を残すならその他は一切残さない、という条件もあった」「今の時代でもクラスごとの残飯の量を表にして貼り出す学校もある」「残飯が多いとベテランの先生から圧をかけられる」といったツイートをしています。

　読者からは「食べ終わるまでひとりだけ食べ続けさせられた」「放課後まで食べてた」などの体験談や、「しつけという名のパワハラ」「こんな食育、いいことひとつもない」などの怒りの声が続々と寄せられました。

　作者のうさぎのみみちゃんさんに、お話を聞きました。

ーー今回の給食に関するエピソードをマンガに描いて公開しようと思ったきっかけはありましたか？

　スーパーで牛乳を見て思い出して描きました。

ーーたくさんの感想が寄せられています。特に印象に残った読者の声について、教えて下さい。

　同じように牛乳を飲めなかった人からの意見が印象的でした。

『自分の味覚すら信じられないって、それは………………』（うさぎのみみちゃんさん提供）

ーーTwitterで多くのマンガを投稿なさっていますが、最近投稿されたマンガで、反響が大きかったもの、ご自身が気に入っているものなどがあれば教えて下さい。

　おかっぱの女性（【ﾜﾀｼ】）が主人公の話はメッセージ性が強いので見てほしいです。最近だと『自分の味覚すら信じられないって、それは………………』や『批判したいなら分析してからにしな』などがあります。

ーーマンガに限らず、現在のご活動の内容や、今後挑戦してみたいことなどについて教えて下さい。

　コロナの影響でイベント等の参加はお断りしているので、ネット媒体でいろいろしたいですね。現在はニュースサイト「マイナビニュース」で『嘆きの! 憂子ちゃん』を連載しています。

（マグミクス編集部）