力強く生きる女の子が主人公 ファンタジーの世界を描くアニメ3選
マグミクス / 2020年9月24日 16時10分
■赤髪の少女たちがまっすぐ生きる姿が美しい…!
自分の意思をしっかりと持ち、自らの信念に基づいて行動する女性はかっこよく美しいもの。しかし現実的にそれは案外難しく、男女間だけでなく女同士であっても気を遣って相手に合わせてしまうことは多々あります。そしてあとからモヤモヤ……。今回は、そんなときに一歩踏み出す勇気がもらえる、力強く生きる女の子が主人公のファンタジーアニメを3作品ご紹介します!
●『暁のヨナ』
ひとつめは、命を狙われた温室育ちの皇女が力強く生き延びる姿が描かれる『暁のヨナ』。「花とゆめ」(白泉社)で連載されていた同名のマンガ(著:草凪みずほ/白泉社)が原作です。アニメは2014年10月~2015年3月に放送されました。
本作品の主人公は、甘やかされて育った高華王国(こうかおうこく)の皇女・ヨナ(CV:斎藤千和)。ヨナは優しい父王や城の護衛、専属護衛のハク(CV:前野智昭)に守られ、従兄のスウォン(CV:小林裕介)に思いを寄せながらお城で何不自由なく暮らしていました。しかし16歳の誕生日の夜、ヨナはスウォンが父王を殺害したところを目撃してしまいます。そして自らも命を狙われ、寸でのところをハクに助けられ命からがら逃げ延びますが――。
奇跡的に生き延びたヨナ。最初はただハクに守られているだけでしたが、このままではいけないとそれまでの自分を断ち切るように長い髪を捨て、自身も戦う決意を固めます。そうしてハク、途中で出会った少年・ユン(CV:皆川純子)と共に「四龍の戦士」たちを探す旅に出ることに。城外を見ることで、亡き父王が国民から快く思われていなかった事実など辛い現実が突き刺さりますが、それでもヨナは現実を受け止め前を向いて歩いていきます。その様子を見ていると、素直に「かっこいい」と思わずにはいられません。
●『赤髪の白雪姫』
『赤髪の白雪姫』画像はBlu-ray BOX初回仕様版(ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント) (C)あきづき空太・白泉社 /「赤髪の白雪姫」製作委員会
ふたつめは、珍しい赤髪であることから自国の王子に狙われた少女を描く『赤髪の白雪姫』。「LaLa DX」(白泉社)で連載されていた同名のマンガ(著:あきづき空太/白泉社)が原作です。アニメは2015年7月~9月に第1期が、2016年1月~3月に第2期が放送されました。
本作品の主人公は、タンバルン王国で薬剤師として働いていた赤い髪を持つ少女・白雪(しらゆき/CV:早見沙織)。白雪はある日、自国の王子であるラジ・シェナザード(CV:福山潤)に見初められ、愛妾になるよう求められます。しかし白雪は、自分の力で生きて行きたいと国外へ逃亡。その先でクラリネス王国の第二王子ゼン・ウィスタリア・クラリネス(CV:逢坂良太)と出会い、交流を深めるうち彼の味方になりたいと思い始めます。そこで白雪は「宮廷薬剤師」の試験を受け、見事宮廷に仕えることになりますが――。
途中、王族でも貴族でもない白雪がゼンと親しくすることで、白雪のことを邪魔だと感じる人物も現れます。結果命を狙われるなど危険な目にも遭うことになった白雪ですが、それでも自分の意思と正義をしっかりと持ち、ゼンを支えたいという気持ちを忘れません。何が起こっても目の前のことに真摯に向き合い生きる白雪を見て、周囲の人々も次第に変わっていきます。自分を信じて生きる勇気をもらえる作品です。
■雨を降らすおてんば公女が、雨と優しさで人々をうるおす…!
『それでも世界は美しい』画像はBlu-ray BOX(バップ) (C)椎名橙・白泉社/王室会報誌編集部
●『それでも世界は美しい』
最後は、雨ふらしの力を持つ公女と世界を征服した少年王を描く『それでも世界は美しい』。「花とゆめ」(白泉社)で連載されていた同名のマンガ(著:椎名橙/白泉社)が原作です。アニメは2014年4月~6月に放送されました。
本作品の主人公は、東にある小国「雨の公国」第四公女ニケ・ルメルシエ(CV:前田玲奈)。あるとき、国の自治を認めてもらう代わりに「晴れの大国」の王リヴィウス一世(CV:島崎信長)のもとへ嫁ぐことになり、遠路はるばる晴れの大国へと向かったニケ。しかしそこにいたのは、冷たい目をした生意気な少年の王でした。でもその性格の裏には、下層階級であった母親を暗殺されたという悲しい過去があって――。
ニケは堅苦しいことが苦手なとても公女とは思えない性格、言動の持ち主で、相手が大国の王であろうとおかまいなし。しかし信念はしっかりと持っていて、雨ふらしの力も誰かのためになるときのみ使い、むやみやたらには使用しません。リヴィウスはニケを“山猿”と呼びながらも、そんな裏表のない優しい彼女のことを信頼し、次第に心から愛していきます。ずっと階級に支配されて生きてきたリヴィウスにとって、自由に生きるニケの存在は大きな救いになったはず。自分の信念を貫くことで人の心を救うことがあるのだと改めて気付かされる作品です。
* * *
以上、力強く生きる女の子が主人公のファンタジーアニメを3作品ご紹介しました。自分の意思をしっかりと持ち、その道をいくために全力で生きる彼女たちを見ていると、人に合わせない生き方も素敵だなと勇気が湧いてきます。誰かに合わせる生き方に疲れたときは、彼女たちに強さをもらって一歩踏み出すと、何かが変わるかもしれません。
(月乃雫)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
「実は主人公がやってたことが…」な名作トラウマゲーム3選 「まさかの主人公がラスボス化」
マグミクス / 2024年11月19日 21時25分
-
「るろうに剣心」京都動乱、“翁”柏崎念至役は千葉繁、“十本刀”方治役は伊藤健太郎 追加キャスト7人発表
映画.com / 2024年11月19日 14時0分
-
「セルフリメイク」で比べたらビックリ? 絵柄の変化に驚かされる人気マンガ
マグミクス / 2024年11月14日 12時10分
-
TVアニメ『ロックは淑女の嗜みでして』、ティザービジュアル&PV第1弾を公開
マイナビニュース / 2024年11月7日 6時9分
-
ピッコマ、11/30(土)まで「少女マンガフェア 人気の名作大集合」を開催!白泉社、月刊LaLaの名作が無料で読めるチャンス
PR TIMES / 2024年11月2日 10時45分
ランキング
-
1赤井英和の美人娘・沙希が「エレガント」「直視できない」「美しすぎます」元カレは人気お笑い芸人
スポーツ報知 / 2024年11月25日 12時15分
-
2「タイミー」を橋本環奈"パワハラ疑惑報道"直撃? CMキャラが中居正広に差し替わったと思われたが…
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年11月25日 9時26分
-
3「会いたい」大ヒットの沢田知可子さんが小田原移住し「主人に依存している」理由【あの人は今】
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年11月25日 9時26分
-
4日本テレビ、裁判終結の松本人志の復帰「何も決まっていない」 吉本側から報告&謝罪も
スポーツ報知 / 2024年11月25日 14時57分
-
5デカ盛りレースクイーン・水瀬琴音 ミニスカ・ゴルフウエア姿披露に「眼福です 最高」「可愛い過ぎる」
スポニチアネックス / 2024年11月25日 11時46分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください