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『鬼滅の刃』煉獄杏寿郎役・日野聡が活躍するアニメ3選 熱いキャラならお任せ!

マグミクス / 2020年10月14日 11時40分

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■日野聡の演技はさまざまな「熱さ」が人気! 演じ分けも別人級!?

『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』でキーパーソンとなる煉獄杏寿郎役を演じるのは、声優・日野聡さんです。アニメ『鬼滅の刃』でも爽やかで熱い杏寿郎の演技が見られましたが、日野さんは他にも多数の出演作で「熱いキャラ」を好演されています。そんな日野さんが活躍するアニメを、今回3作品ご紹介します。SNSでも「最高にかっこいいのに同時にかわいい」「落ち着いたいい声」と評判です。

●『バクマン。』高木秋人役

『バクマン。』画像は 1stシリーズ DVD-SET(NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン)

『バクマン。』は、同名マンガ(原作:大場つぐみ・作画:小畑健/集英社)を原作としたアニメで、『鬼滅の刃』と同じジャンプ作品です。漫画家を目指す中学生、サイコーとシュージン2人組の泥臭いサクセスストーリーを描き、アニメ版はNHKで第3期まで、全75話放送されました。実写映画やヴォイスコミックにもなった人気の本作で日野さんが演じたのは、クールな秀才ながらマンガへの熱い思いを秘めている、高木秋人(たかぎ・あきと)役です。

 マンガ家になる夢を諦め、「生きることは面倒くさい」となんとなく毎日を過ごしていた中学生・真城最高(ましろ・もりたか/CV:阿部敦)。ある日最高は、同じクラスの秀才・高木秋人から声をかけられます。「俺と組んでマンガ家になってくれ!」と熱く呼びかける秋人。しかし、プロの漫画家だった大好きな叔父の死から夢を諦めていた最高は、それを軽くあしらってしまいます。その夜、秋人から電話で「(最高の想い人である)亜豆美保(あずき・みほ/CV:早見沙織)に告白する」と知らされる最高。わけもわからず亜豆の自宅までついていく最高ですが、亜豆のリアクションに思わず「2人のマンガがアニメ化されたら結婚してほしい」とプロポーズしてしまい……?

 マンガ家を目指す大変さがリアルに伝わってくるのが、この作品の面白さのひとつです。「一生食えるのは10万人に1人くらい」「食えなきゃただのバクチ打ち」など、印象的なセリフとふたりの圧倒的な努力に、ぐいぐいと引き込まれていきます。マンガ家になるまでの現実的な道筋がわかるこの作品には、マンガ好きな方にはたまらない裏事情がたくさん盛り込まれています。「漫画家になる」という難しくも少年らしい夢に、正面から向き合い努力を重ねる最高と秋人。日野さん演じる秋人はクールな秀才ですが、「漫画家になりたい」という思いの強さはずば抜けており、心の内に情熱を秘めています。日野さんの落ち着いた声の中には、秋人の決意ややる気がにじみ出ていて、その内なる情熱がひしひしと伝わってきます。熱さもありつつ、クールな日野さんの演技を見たい方におすすめの作品です。この作品は、「dアニメストア」「Netflix」「U-NEXT」などで見ることができます。

●『ハヤテのごとく!』薫京ノ介役

『ハヤテのごとく!』画像はBlu-ray BOX1(NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン)

『ハヤテのごとく!』は同名マンガ(著・畑健二郎)を原作としたアニメで、第4期まで放送された人気作品です。本作は、借金を背負った少年が大富豪のお嬢様に雇われ、執事として働くパロディギャグコメディー。日野さんはそのお嬢様が通う白皇学院の体育教師・薫京ノ介(かおる・きょうのすけ)を演じました。また、日野さんは本作の共演者である中島紗樹さんと結婚し、2015年1月に自身の公式ブログで結婚を報告しています。

 高校生の綾崎ハヤテ(あやさき・はやて/CV:白石涼子)は、自分探しを続ける父・浪費癖の強い母に代わってアルバイト漬けの日々を送っていました。しかしその努力もむなしく、両親は約1億5000万円の借金をハヤテに残し、どこかへ消えてしまいます。早くも取り立てに来た借金取りから逃げていると、ハヤテは偶然とある少女・三千院ナギ(さんぜんいん・なぎ:CV/釘宮理恵)に出会います。ナギを誘拐して身代金で借金を返そうとしたハヤテですが、その計画はあっさりと失敗。しかし、「君をさらいたい」というハヤテの言葉を告白と勘違いしたナギは、ハヤテを執事として雇い借金も全て肩代わりしてしまうのでした。約1億5000万円を返すため、ハヤテの長い執事生活は幕を開けたのです。

 第1話からかなりインパクトのある展開が続き、そのうえ有名作品のパロディが随所にちりばめられている本作。細かいネタがよく仕込まれており「ピー音」も多用されているので、アニメに詳しい方であるほどニヤリとする場面も多いでしょう。そんな本作で日野さんが演じる京ノ介は、ガンプラが好きで恋愛に不器用な体育教師です。第29話では、「結婚しろ」とうるさい親に負けた京之介が、貴嶋サキ(きじま・さき/CV:中島沙樹)とお見合いをします。作中でのふたりはお互い別に想い人がいるのですが、日野さんと中島さんはその後交際を経て結婚。結婚前のふたりの「お見合い」の演技を見られる、貴重な作品です。この作品は、「Amazonプライム・ビデオ」「バンダイチャンネル」「ABEMAプレミアム」などで見ることができます。

● 『オーバーロード』アインズ・ウール・ゴウン/モモンガ役

『オーバーロードIII』 (C)丸山くがね・KADOKAWA刊/オーバーロード3製作委員会

『オーバーロード』は、同名ライトノベル(著・丸山くがね)が原作のアニメで、3期まで制作された人気作品です。原作は「このライトノベルがすごい!」の単行本・ノベルズ部門にて、2017年第1位、2018年・2019年でも第4位にランクインするなど、息の長い人気を誇っています。本作で日野さんが演じるのは、主役であるアインズ・ウール・ゴウン/モモンガ役です。

 舞台は西暦2138年。仮想世界に入り込むことでまるで現実にいるかのように遊べる体感型ゲーム「DMMO-RPG」が、多数制作される時代になっていました。その中でもかつて一大ブームを巻き起こしていたDMMO「ユグドラシル」は、今サービス終了を迎えようとしています。ギルド「アインズ・ウール・ゴウン」の長であるプレーヤー・モモンガは、これまでの楽しかった思い出に浸りながら、ゲーム内でサービス終了の時を待っていました。ついにサービス終了の時を迎えたものの、モモンガはなぜか強制ログアウトされません。NPCが意思を持ち、様子が一変したゲーム世界の中で、モモンガは最強の大魔法使いとして君臨することになり――?

 サービス終了時にモモンガは異世界へ転移してしまい、中身はさえない青年のまま、外見と実力は骸骨姿の大魔王へと変わります。そのモモンガのすさまじいギャップを日野さんは見事に演じ分けており、同一人物が声をあてているとは思えないほどの切り替えは必見です。特に「アインズ・ウール・ゴウン」としての日野さんは、低く響く声でその威厳を見事に表現されており、心の中のさえない青年の声との違いがとても際立っています。魔王が主人公という珍しい設定に加え、配下のシャルティア・ブラッドフォールン(CV:上坂すみれ)、敵のクレマンティーヌ(CV:悠木碧)といった他の強烈なキャラたちの演技にも注目です。この作品は、「dアニメストア」「Netflix」「バンダイチャンネル」などで見ることができます。

* * *

 人気作品を中心に、さまざまな「熱さ」を表現してくれる日野さん。2020年10月16日(金)公開予定の『劇場版「鬼滅の刃」 無限列車編』でも、ストレートに熱い杏寿郎役を演じるということで、今から楽しみな方もいるのではないでしょうか。劇場版をより楽しむためにも、この3作品を予習してみてはいかがでしょうか?

※配信状況は記事掲載時点のものです。

(新美友那)

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