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放送開始の『極主夫道』 違和感ない玉木宏版「龍」、オリジナル要素満載の挑戦も

マグミクス / 2020年10月16日 18時10分

放送開始の『極主夫道』 違和感ない玉木宏版「龍」、オリジナル要素満載の挑戦も

■龍の原作再現度は必見!オリジナル要素には様々な意見も

 2020年10月11日から、放送がスタートした『極主夫道』。おおのこうすけ先生原作のマンガは

 伝説の極道であり、かつては「不死身の龍(たつ)」と呼ばれた男。しかし彼は愛する妻と娘のため、足を洗い専業主夫としての道を歩み始めました。風貌はそのままに、命をかけて家事に勤しむ龍。穏やかな日々もつかの間、彼を汲みに戻そうと、弟分の雅(まさ)や組長が、彼の前に現れて……。

 冒頭、インパクト絶大の和彫の入れ墨が入った背中と共に登場する、主演・玉木宏さん。「ザ・極道」な出で立ちから、エプロンを身にまといキャラ弁を作り始め、アングルを超重視した”ばえる”写真を撮り始めます。奥さんの美久(みく)がお弁当を忘れたら、スーツにハットという怪しい出で立ちで、アタッシュケースに弁当を入れて彼女の後をママチャリで追いかけ……案の定、おまわりさんに職務質問をされる始末。

 この原作第1話をなぞった展開。そのシュールさは「『極主夫道』が始まった!」というワクワク感がたっぷり詰まっています。なによりも、玉木宏さんのハマりっぷりがすごい!眉間にシワを寄せ、あまりに怖い笑顔に包まれた龍は、再現度が高すぎます。

 甘い二枚目からミステリアスな役までこなす玉木さん。今作でもハードな食事制限とトレーニングを重ねていたんだとか。その甲斐もあって、原作ファン納得の龍が画面上にはいました。極道として彼を慕う人、その姿に恐れをなす人、そして至って真剣に家事や周りとの人間関係構築に励む龍。この絶妙なズレっぷりも、原作らしくて楽しめます。

原作マンガ『極主夫道』最新第6巻(新潮社)

 そんな龍にほれぼれしつつ、色々と気づく点も。それは「知らない登場人物が多い!」。龍、美久の黒田家の冒頭シーンにいる、娘・向日葵(ひまわり)ちゃんの存在や、個性の強すぎる竹中直人さん、稲森いずみさんの組長夫婦。喫茶店でヤクザ相手にも物怖じしない、店員の玉城ティナさん。そして龍の古巣・天雀会と敵対する大城山組との抗争。

 第1話は原作に近い小気味良いギャグから、話の展開が徐々に人情物へと移り変わります。この「思ってたのと違う」ストーリー構成は、原作を愛読しているファンほど戸惑ったのではないでしょうか。

 しかし、新たに盛り込まれた多彩なエピソードは、龍が「主夫」にかける思いの強さや、龍と家族や周りの人びととの関わり、そして家事や子育て、登下校の見守りなど、主夫(主婦)という役割の大変さなども奥深く感じさせてくれます。家庭を守るかっこいい背中を見せつつ、やっぱりどこか抜けている龍。そして、原作のエピソードを踏襲しつつもオリジナル要素がふんだんに入った構成……ドラマ版『極主夫道』が視聴者にどう受け入れられていくのか、第2話以降も注目です。

(サトートモロー)

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