1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. 面白ネタ

【本日発売】『SHAMAN KING THE SUPER STAR』最新話、押し寄せる「絶望描写」は歴代屈指の演出回?

マグミクス / 2020年10月17日 10時10分

【本日発売】『SHAMAN KING THE SUPER STAR』最新話、押し寄せる「絶望描写」は歴代屈指の演出回?

■今月号の『THE SUPER STAR』は珠玉の演出回!

 みなさん! いきなりですが、2020年10月17日(土)発売の「少年マガジンエッジ」11月号はもうご覧になったでしょうか? 『SHAMAN KING THE SUPER STAR』の内容に筆者は興奮が止まりません!

 というのも――せっかく格好良く出てきたジゾウもバトウも、シヴァの前にはまったく無力でした……。いやネタバレはどうかと思いますが、これはもう先月からの規定路線と言わざるを得ず、一発逆転なんてムリ中のムリなのでしょうがありません。今回注目するべきはそこではなくて、ガンダーラの現状がどうなっているのか、途方もない霊力を持つシヴァがどういう立ち位置で存在しているのか、そして何よりも、いま述べた「ムリ中のムリ」が含む矛盾の答えです。

 思い出してください。『シャーマンキング』ではさまざまな「ムリな状況」が描かれてきましたが、果たして「ムリなものはムリ」と言っていたでしょうか? 葉たちが未熟だった頃はそうでしたね。しかしやがて違うということを悟っていたはずです。それを思い出しながら読めば、きっと「絶望」していただけると思うんです!

 実は今月の『SUPER STAR」は、これまで信じられてきた”作品の現実”を粉砕する恐怖と絶望にまみれています。そしてその舞台装置として用意されたのが、シヴァの持つ途方もない霊力の数値と、ヤツが巨大なビジュアルで街の中に現れるというシチュエーションです。前回の登場シーンはイメージ的に描かれていてあまり恐怖は感じられませんが、これは逆に重要なポイントです。その分、今回に凝縮される仕組みなのです。

 恐怖心というものは、「絶対的な破壊」が私達の現実に近い場所で起きると、それだけ強く植え付けられます。地続き感を憶えるからですね。これはホラーがもたらす恐怖というよりは、自然災害への無力感・転じて自然への畏怖に近いもので、その心理を利用して作られている映画の一例が『シン・ゴジラ』と言えたりするのですが、ともあれ、まずはそうやって読者に恐怖心を植え付けてから、怒濤のようにさまざまな絶望描写が続きます。

 この構造は、歴代のエピソードの中でもかなり演出力の高い廻だと筆者には感じられ、興奮が止まらなかったというわけです! どうか皆さんも、ぜひご覧いただきたいと思います。

■「海外版」にまつわる意外な事情とは……?

「プリンセス・ハオ」が描かれた、『SHAMAN KING』完結版32巻(講談社)。海外でも、ここから先のストーリーが読まれるようになる…?

 さて、この他の情報なのですが、皆さんにお伝えするべく詳しく取材をしたところ、今はまだ言うに言えない話ばかりで困ってしまいました(笑)。何も言わないわけにいかないのでボカしつつ頑張ってお伝えすると、例えば今月発売のコミックスは、手に取った方は驚くかもしれません。キーワードは「これを贅沢と言うのかも」です。店頭で一見しただけでは意味がわからないと思います。気になる方は情報を追いかけてみてください。もちろん購入していただいてもいいんですよ!(笑)

 あとは海外版コミックスの話です。これは筆者も意外だったのですが、『シャーマンキング』は最終話までの描き下ろし分が追加された「完結版」が、ほとんど海外で発売されていなかったそうです。プリンセス・ハオまでで止まっていたわけですね。もしくは前回のテレビアニメを放送していた国ならば、そのエンディングで止まっているかもしれません。いずれにしろ、本当のラストを知らない方が多いというわけです。

 ということは、続編である『シャーマンキングFLOWERS』も出ていない? あれ? 『THE SUPER STAR』は? ……などなど、次々と疑問が浮かぶのですが、それはもう過去の話――になるかもしれません。

 今回の新作アニメの発表により、さまざまな国で完結版(に相当するもの)を発売する構想が進んでいるらしいのです。もっとも、これは現地出版社の都合に左右される話なので、詳細は不明ですし確約できることでもありませんが、その一部はすでにTwitterでも情報が出ているわけですから、十分に可能性はありますね。

 ぜひ実現してマンキンが再び世界に広がって欲しいものです。本が無理でも来年からのアニメでもいいです! 最後まで描くのだから伝えたいことは伝わるッ! ――筈ッッ!!

 そして更に11月に入ったら――ええと、みなさん驚くでしょう! 多分! 絶対! すみません、今は煽ることしかできませんが(汗)その時までどうか期待してお待ちください!

 最後になりますが。前回掲載した、阿弥陀丸の生きた時代と彼の愛刀・春雨についての記事はお楽しみいただけたでしょうか? 実はこうしたオリジナル企画のひとつとして年末を目処に大きめものを考えています。現在鋭意準備中ですので期待してお待ちください。Twitter等で取り上げて欲しい企画を送ってくださった方、どうもありがとうございます。そうしたご要望にもできるだけお応えできればと思っています。何かありましたら今後もぜひお寄せください。

 それでは、次回もまたよろしくお願いします!

(タシロハヤト)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください