なぜ『Fate/Grand order』には間桐桜の顔をしたサーヴァントが? 実は8人もいた!?

マグミクス / 2020年10月20日 16時50分

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■なんで『FGO』に桜がいるんですか?

 2020年8月、新型コロナウイルスの影響で公開が延期されていた劇場版『Fate/stay night[Heaven’s Feel]』III.spring songが上映され、待ちかねていた多くのファンが劇場へと足を運びました。この作品でヒロインを務めた間桐桜は最初期から「Fate」シリーズに登場する重要なキャラクターですが、『Fate/Grand order』(以下、FGO)や『Fate/EXTRA』シリーズではなぜか桜の顔をしたサーヴァントやAIなどが多数登場しています。アニメで桜を知った方から「なんでFGOでは桜がサーヴァントになっているんですか?」と尋ねられた経験を持つ早川清一朗さんが、現代人である桜が、なぜ主に過去の偉人や英雄で構成されるサーヴァントになったのかを解説します。

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 2004年にPC版『Fate/stay night』が発売されて以降、「Fate」シリーズは膨大な数のゲームが作られ、アニメ、コミック、ノベライズ、舞台などその世界は広がる一方です。すでに『Fate』という独立した文化が成立していると言っても過言ではないでしょう。

「Fate」シリーズに欠かせないキャラクターは大勢いますが、そのなかのひとりが間桐桜です。2017年から2020年にかけて三部作として公開された劇場版『Fate/stay night[Heaven’s Feel]』は『Fate/stay night』の「桜ルート」が元となっており、かつては想像でおぎなっている部分も多かった作中の描写が超絶作画で事細かに表現され、往年のファンを歓喜させました。人前で見るのにちょっと勇気が必要なシーンもありましたが、現在のアニメ技術におけるひとつの頂点が示されたように思えます。

 そして現在、「Fate」シリーズの中核として存在感を発揮しているのが、2015年からサービスを開始したスマホアプリ『Fate/Grand Order』です。本来、聖杯戦争を行うために召喚される存在であるサーヴァントは、本作では失われた人理の修復、そしてその先の新たな目的のために召喚され、戦力として運用されています。

■間桐桜がサーヴァントになった理由は?

『FGO』では同一人物がさまざまなクラスで召喚されることも多く、最も多いのが『Fate/stay night』の「セイバー」の姿でなじみ深いアルトリア・ペンドラゴンの13人(2020年10月時点。謎のヒロインシリーズ3名を含む)となっています。しかし、もともとサーヴァントとして召喚される対象であるアルトリアはいざ知らず、魔術師とはいえなぜ現代人である桜がサーヴァントとして召喚されるのか。

 それは、桜が神に選ばれた存在だからなのです。

 2017年10月に実装された桜の姿をしたサーヴァント、パールヴァティーは召喚時にこのように語ります。

「こんにちは、カルデアのマスターさん。女神パールヴァティーと申します。此度は清らかな少女の体を借りて顕現させていただきました。私も不慣れな状況ですので、一緒に成長させてくださいますか?」

 つまり、パールヴァティーは波長の合う人間である桜の体を依り代として召喚されているのです。人格面ではパールヴァティーの人格と桜の人格が混ざっており、しばしばまるで本物の桜のような言動をとることもあります。なお、パールヴァティーは桜の善の側面を切り取った存在なのですが、後に悪の側面を切り取ったカーマというサーヴァントも実装されています。

 それ以外にも、『Fate/EXTRA』に上級AIとして登場した桜(サクラ)からは多くの桜顔キャラクターが派生して生み出され、『FGO』にも実装されています。2020年10月時点で実装されているのはBB、水着BB、メルトリリス、謎のアルターエゴ・Λ、パッションリップ、キングプロテアの6騎。上記の2騎を加えると、桜顔のサーヴァントは実に8騎が実装されています。限定イベント『大奥』に登場した春日局も桜顔でしたがサーヴァントとしては未実装です。いつか彼女もプレイアブルキャラになるのでしょうか。

 そして「EXTRA」シリーズに登場したサクラ顔サーヴァントのカズラドロップとヴァイオレットは『FGO』には未実装です。まだまだ増えていく桜顔サーヴァントを、コンプリートしようと決めている方も多いでしょう。2004年からのファンのひとりとして、筆者も覚悟を決めています。

(ライター 早川清一朗)

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