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競わない『あつ森』なのに…凄腕プレイヤーの技に“距離”を感じてしまう悩み

マグミクス / 2020年10月20日 14時40分

写真

■SNSで公開されている島と、自分の島を見比べてしまう

 現実世界の時間と連動するNintendo Switch用ソフト『あつまれ どうぶつの森』(以下、あつ森)は、2020年3月20日(金)に発売されてから、半年以上が経過しました。

 島の外観もすっかり秋仕様になり、10月は31日(土)の「ハロウィン」イベント本番に向けて島を飾り付けているプレイヤーも多く、SNSには「ハロウィン」仕様の島の写真が多くシェアされています。

「ハロウィン」の家具は、かわいらしさと怪しさのふたつの雰囲気を兼ね備えています。プレイヤーの趣向によってさまざまな演出ができるので、『あつ森』が発売されてからの期間でプレイヤーの”島造り”技術にどんどん磨きがかかっていることも伺えます。

 その一方、SNSでたくさんシェアされる島の外観と自分の島を見比べてしまうことで”自分にはセンスがない”と、感じるプレイヤーや、今からプレイし始めるのを難しく感じてしまう意見もいくつか確認することができます。

 一大ヒット作の『あつ森』は、本番まで島を飾り付ける内容の「ハロウィン」イベントを顕著な例として、プレイヤーのモチベーションに大きな開きが出ているのではないでしょうか。

もう「ハロウィン」ではなくまだ「ハロウィン」。まだ未実装のシステムも多い (C)2020 Nintendo

“創作の場”としても楽しむこともできる「どうぶつの森」シリーズ。今作『あつ森』はSNSと相性の良いことが、ゲームにプラスαの楽しみを見出すように機能しています。

 いろんなプレイヤーの島を手軽に見られることは、プレイする上での参考にもなりますが、簡単に比較してしまえることは、時としてやる気が削がれ、遅れての参入にハードルの高さを感じてしまう事態にもつながる可能性を持っています。

 振り返ってみれば『あつ森』はプレイヤーに”競う”ことを強要しないゲームだったにも関わらず、”魅せる”ことにフォーカスされすぎた結果、一部プレイヤーのなかには競う尺度が生まれてしまったという推測もできるでしょう。

 もちろん新しいゲームタイトルがどんどん発表されるなか、優先順位が下がってしまった理由もあるでしょうが、「ハロウィン」イベントに参加しないプレイも許容してくれる『あつ森』は、夜が長くなってきた今こそジックリ遊べるゲームでもあります。

 Nintendo Switchが品薄だった2020年前半に比べ、入手しやすい傾向が見え、これから始めるプレイヤーであっても受け入れてくれる『あつ森』。発売から”もう”半年ではなく、”まだ”半年ととらえ、自分だけの遊び方を今から発見していくことも面白いかもしれません。

(ふみくん)

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