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絶賛放送中の『ウルトラマンZ』 ファンが気になりすぎる男、「ジャグラー」とは?

マグミクス / 2020年10月22日 18時10分

絶賛放送中の『ウルトラマンZ』 ファンが気になりすぎる男、「ジャグラー」とは?

■新しい時代のウルトラマン『ウルトラマンZ』

 2020年6月よりテレビ東京系6局ネットで毎週土曜日朝9:00から放送中のウルトラシリーズ最新作『ウルトラマンZ』では、あるキャラクターの行動が注目を集めています。本記事ではその理由を探りますが、まずは、最近のウルトラシリーズがよくわからないという方のために軽く説明をいたしましょう。

『ウルトラマンギンガ』(2013年)以降のシリーズは、それぞれ平行世界の地球が舞台となっています。そのため、物語の舞台はわれわれの知っている地球ですが、作品ごとに新しい場所でストーリーが進みます。

 ただし、ウルトラマンは平行世界の行き来が可能。そのため、作品が発表された順番で時系列がつながっていて、ウルトラマン同士は全員顔見知りです。さらに、これまで登場した歴代ウルトラマンたちの力でパワーアップすることが、現代のウルトラマンの基本的なスタイルです。

 また、正体がウルトラマンだとわかってしまっても、地球を去るということはありません。
昭和のウルトラマンと大きく違うのはこんなところでしょうか。

今回の地球を守る防衛隊組織は「ストレイジ」。巨大ロボットを使って怪獣と戦います。この巨大ロボットが「セブンガー」「ウインダム」「キングジョー」と、昭和のウルトラマンしか知らない人でもわかるラインナップです。もちろん、敵として暴れる怪獣たちにも懐かしい面々がいますので、最近のウルトラマンは見ていなかった……という人でも入りやすい作りです。

 主役のウルトラマンゼットは、潜在能力は高いけれど精神的にはまだ未熟なウルトラマンとして描かれています。同じように熱血漢で前向きな地球人のナツカワ ハルキと同化していますが、昭和のウルトラマンと違い、それぞれが独立した人格を持ち、会話することもよくあります。この部分も本作品の見どころで、ゼットが地球の言葉になれておらず、丁寧語とタメ口が同居する独特の言葉使いが注目を集めています。

 作品カラーはとにかく明るく、マイナスな展開があっても必ずプラスな方向に進むので、安心して楽しめる娯楽作品であることが人気の秘密なのかも知れません。

 このように初見の方でも楽しめる本作品ですが、これまで見続けているファンの方たちが注目している部分が別にあります。それは、ストレイジの隊長である「ヘビクラ ショウタ」というキャラクターの動向です。

■自由奔放でつかみどころがない「ジャグラー」の魅力

 どうして動向が気になるかというと、実はこのヘビクラ隊長の正体が、かつてウルトラマンオーブと戦ったことがある宇宙人、ジャグラスジャグラーだからです。

ジャグラーは『ウルトラマンオーブ』(2016年)でレギュラーだった敵役で、飄々として何を考えているか分からず、つかみどころがないキャラでした。結果的にはオーブと和解する形で物語は終わります。その後の劇場版で二度も登場し、活躍シーンがふんだんにあることからも、その人気の高さがうかがえます。

 実はキャスティングが発表された時、隊長役がジャグラーを演じた青柳尊哉さんだったことにおどろきました。しかも、名前から考えてもヘビクラ=ジャグラーではないかとネットでも話題になっていたのですが、大多数は「ミスリードだ」という意見で、筆者もそう思っていました。

 ところが、あっさりと早い段階で正体が明かされ、ファンを驚かせてくれました。うれしいサプライズです。ウルトラシリーズで再登場して隊長になったといえば、『ウルトラセブン』のモロボシダンを思い出します。奇しくも「4作後」というところは一緒ですね。

 ヘビクラは隊長としての責務は果たし、部下にも温情的な面を見せますが、ジャグラーとしての姿では、何かをたくらんでいる怪しい様子が描かれています。今のところ、メインの敵と思われているセレブロ以上に、その行動は謎に包まれています。

 そのジャグラーを演じているのが、青柳尊哉さんです。昼行灯のようなヘビクラ隊長と、自由気ままなジャグラーの両方の役を巧みに演じていて、たいへん演技力のある方だと思いました。

 ジャグラーの動きが今後の流れを決めるのか、それともミスリードとして大胆な肩すかしがあるのか今はまだわかりませんが、その動向からは目が離せません。

『ウルトラマンZ』の主題歌「ご唱和ください 我の名を!」の1番で「退屈もてあましはびこるエイリアン」という部分がジャグラーを示しているとしたら、現在オープニングで使われている2番の歌詞に、今後の展開を読み解くヒントがあるかもしれないですね。

 最終回まで約2か月。まだ未見の人もぜひ、『ウルトラマンZ』をお楽しみください。

(加々美利治)

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