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『ヒプノシスマイク』アニメは「ダサい」? 爆発、デカ文字…過剰な演出の意図とは

マグミクス / 2020年10月23日 20時10分

『ヒプノシスマイク』アニメは「ダサい」? 爆発、デカ文字…過剰な演出の意図とは

■『ヒプマイ』はそもそも、設定だけ見ればかなり”ありえん”

 2020年10月2日(金)24時より、TOKYO MXほかで放送開始したアニメ『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rhyme Anima(以下、ヒプマイ)に賛否両論が寄せられています。

『ヒプマイ』は2017年に初のミュージックビデオが公開されて以降、年を追うごとに熱狂的なファンを増やし続けている「音楽原作キャラクターラッププロジェクト」です。

 アニメ放送に先駆けて、これまでの”あらまし”やラップの基礎知識を紹介する特設サイト「はじめてのヒプノシスマイク」も開設されたことから、アニメ放送はこれまでのファンの期待に応えるだけでなく、新規ファン獲得にも意欲的であることが伺えます。 が、実際に第1話を見終えた視聴者からは、「キャラが良く動く」「やっぱりラップがいい!」という肯定的な意見のほか、”やり過ぎ”とも思える演出に「ダサい!」といった感想が寄せられています。

 ラップシーンで爆発が起こる、稲妻が落ちる……といった過剰な演出は、これまで『ヒプマイ』コンテンツに親しんできた人と、アニメで初めて知った人の間で受け取り方に大きな差が出ているようです。

 ここで一度思い出したいことは、『ヒプマイ』の世界における、そもそもの設定です。

”武力や兵器が撤廃された世界で、人の神経に作用する「ヒプノシスマイク」を通したラップこそが力になる”

 この設定は、ラップのカッコ良さやキャラクターの端正なビジュアルを抜きにすれば、ギャグアニメにも通用するともとらえることができそうです。アニメは『ヒプマイ』の設定に忠実に作られているだけなのかもしれません。実際に、作中に登場する犯罪者が主人公勢に啖呵を切り、取り出すのは撤廃されている“銃やナイフ”ではなく、“マイク“です。そのシーンだけ切り取ってもシュールで笑えてしまいます。さらに、作品のキモであるラップシーンについては、絶妙なフォント、サイズで歌詞が現れます。

 もちろん、これらのシーンを違和感なくスタイリッシュに仕上げることもできたはずです。ですが、アニメでは敢えて“ネタ色”を強く演出しているとも考えられます。

 その理由は、『ヒプマイ』初心者にとってみれば”ネタアニメ”としても見られることこそが重要でもあるからです。 ラップやキャラクター、声優に特段の関心がなくても純粋に楽しめる工夫は、これから“ヒプマイ沼“に落ちるキッカケになりえます。

 見続けているうち「気がついたらハマっていた」なんてファンが現れる日も近いのではないでしょうか。 プロジェクトが始まってからスピード感を持って『ヒプマイ』を成長させてきた制作陣の手腕を考えると、何も考えなしに賛否両論が巻き起こるアニメを作るとはとても考えにくいのです。

(ふみくん)

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