放送45周年「パネルクイズ アタック25」 プレステ2で堪能できる児玉清さんの「名調子」

マグミクス / 2020年10月25日 9時10分

写真

■応募ハガキを投函するところからゲームスタート…?

 1975年4月から大阪の朝日放送テレビ(現ABCテレビ)で制作され、以来、テレビ朝日系列で全国のお茶の間に放映されている視聴者参加型クイズ番組の『パネルクイズ アタック25』が、今年2020年で45周年を迎えています。

 日曜の午後、なんとなくマッタリとした気分で微睡みがちな時間帯である13時25分から始まるこの番組。その放映年数からもお分かりのとおり、国内で放映されている最長寿のクイズ番組です。ブラウン管の時代から液晶画面の現代まで、テレビの前の皆さんを楽しませてきたのはいうまでもありませんが、それを題材にしたゲームが存在したことは、あまり知られていないのではないでしょうか?

 今回紹介するのは2002年にプレイステーション2用として株式会社デジキューブからリリースされたゲームなのですが、ゆえに司会は現在の谷原章介さんではなく、番組開始時の1975年から2011年までメインを務め、同番組の顔といえる存在だった児玉清さんです。

 児玉さんは2011年に亡くなっていますが、このプレステ2用ゲームではご本人がキャラクターのアフレコを担当し、「大事な大事なアタックチャ~ンス!」や「さて角に飛び込むのはどなたなのか楽しみでございます」「その通り」「けっこう」といった、博多華丸さんのモノマネでお馴染みな当時の名調子をそのまま耳にすることができます。また出題者は1999年から2009年まで担当した沢木美佳子さんというのも、マニア心をくすぐります。

 さてマニア心といえばこのゲーム、なかなかに「アタック25」の世界観が忠実に再現されています。「チャレンジモード」では、なんと部屋でハガキを書いて番組に応募するところからゲームが始まります。応募ハガキをポストに投函しても時々、落選してゲームオーバーとなってしまう不条理さです。

■時事ネタ以外なら、今でも手応え十分

長寿クイズ番組「アタック25」は、「Amazon Alexa」に対応した公式スキルも提供されている(画像:サイバード)

 またハガキが当選して予選に進むと、アンケートを記入した上で3分間の筆記テスト、プロデューサーとの面接へと進むのですが、テストの結果はもちろん、面接でもプロデューサーのハートをガッチリつかまなければ落選という結果になってしまいます。

 その面接では回答次第で「空手の瓦割り」や「サイコロ振り」などのミニゲームが行われるのですが、実際の「アタック25」では当然そんなコトもなく、面接も個別ではなく集団で実施しているとのことです。このように本戦に進むまでは正直、かなり長いですが、これも伝統の番組に出場するためには越えなければいけない壁となっています。

 その後、無事に予選を通過し、憧れの「アタック25」に出場することになるのですが、このゲームも実際の番組のとおり問題はかなりハイレベル。2009年に発売されたゲームゆえに最新の時事ネタこそありませんが、文学、歴史、社会、スポーツなどからバランスよく出題され、かなりの難問揃いとなっています。ゲームをしながら雑学の豆知識が得られることも、こうしたクイズゲームの醍醐味です。

 またこの『アタック25』。テレビ番組のとおり解答者は赤・緑・青・白に分かれ、解答後にパネルをオセロのように取っていくシステムなのですが、こうしたゲーム性も大きな魅力のひとつ。調子よく解答を重ねたところで、他の回答者に『角』を取られ、他の出場者にパネルがひっくり返された時のムカつき具合もヒトシオなものとなっています。

 もちろん、パーフェクトを達成するには、クイズの正解だけではなく、戦略を考えなければなりません。ここが、45年をこえてもなお継続している番組の面白さのひとつではないでしょうか。

 さまざまな番組が目まぐるしく過去のものになっていく現在、あと5年もすれば半世紀を迎える「パネルクイズ アタック25」。昭和世代としては、このまま大幅なリニューアルをすることなく番組の継続を願うばかりです。

(渡辺まこと)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング