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漫画『ぼっち旅』 コロナ禍の今、行きたい場所への妄想ふくらむ「ひとり旅のすすめ」

マグミクス / 2020年11月7日 19時10分

漫画『ぼっち旅』 コロナ禍の今、行きたい場所への妄想ふくらむ「ひとり旅のすすめ」

■旅先での美しい描写が「行きたい」気持ちをかきたてる

『ぼっち旅 ~人見知りマンガ家のときめき絶景スケッチ~』は、人間嫌い(というか集団が苦手?)な鳶田ハジメ先生が巡った、日本の絶景への旅をマンガにした作品です。Webマンガサイト「COMICポラリス」で連載され、2020年9月に単行本が発売されています。行きたい場所もやりたいことも自分で全部決められる。そんなひとり旅の魅力を冒頭から熱意たっぷりに語られて、最近引きこもりがちの筆者は「いいなあ、ひとり旅」と、一瞬で感化されました(ちょろい)。

 そんな先生が冒頭で訪れたのが、沖縄の西表島。この島で先生は、大型甲殻類の「ヤシガニ」と念願の遭遇を果たします。大泉洋さん出演の某バラエティ番組の熱狂的ファンにとっては「聖地」ともいえるこの場所を堪能する鳶田先生の様子を見て、もうシンプルに「いいなあ」の一言が漏れ出てしまいました(笑)。

 本作は「ときめき絶景スケッチ」という副題の通り、旅先で目にする風景・生き物の描写が丁寧で、ずっと眺めていられます。コマいっぱいに描かれるヤシガニや2m級のオニカマス。見開き一面に広がる砂浜、岸壁、一面の銀世界……。

 きっと先生自身がこの風景を見た時、たくさんの感動を得たんだろうなと想像したくなるコマばかり。これを実際に見たら、どんなに楽しいだろう。まだまだ感染症への警戒を怠ってはいけない今だからこそ、遠い地へ足を運びたい欲求がムクムクと大きくなります。気づけば筆者の脳内にある「コロナが落ち着いたら行きたい場所リスト」が、どっさり増えてしまいました。

 旅先のちょっとした有益情報も多いです。ひとり旅で持っていくと便利な持ち物(アクションカメラがリストにあって、「なんか今っぽい旅でかっこいい!」とテンションが上がってしまいました)。あまり乗る機会のない客船の中のこと。実際に旅行でかかった旅費の合計……。

「え、伊豆大島ってこんなに安く行けるの!?」「北海道まではこれくらい貯めればいろいろ遊べるんだ」と、なんとなくしか分からなかった旅行の費用をある程度把握できます。こういう情報があるおかげで、「ここに行くならどれくらいかかるかな」と調べてみたくなるんです。あ、だから知らず知らずに旅先リストがどんどん増えていくのか……。

 旅先のトラブル(や自分のおっちょこちょい)も楽しめている、鳶田先生のひとり旅スタイルも好感を持てました。遠出が難しい今だからこそ、「ぼっち旅」で旅行への熱意を充電しましょう。

(サトートモロー)

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