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『鬼滅の刃』乗り遅れても”気後れ”する必要なし 尊重したい自分のタイミング

マグミクス / 2020年11月11日 12時10分

『鬼滅の刃』乗り遅れても”気後れ”する必要なし 尊重したい自分のタイミング

■「まだ『鬼滅』見てないの?」自分のタイミングで見たっていい

『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』の記録的大ヒットに伴い、全国の書店では吾峠呼世晴先生による原作コミックスがTVアニメ放送終了後や、新型コロナウイルスの影響で「ステイホーム」が呼びかけられた際に続き、再び品薄状態に。これを機に原作コミックスを含め『鬼滅の刃』のコンテンツにどっぷり浸かってみようと思ってもできない、いわゆる”鬼滅難民”が発生中です。またそれとは別に、ブームの蚊帳の外で、作品に触れるタイミングを逃してしまった、違った意味での”鬼滅難民”もいるようです。

 2020年最大の社会現象とも言える『鬼滅の刃』。

 コンビニのコラボ商品にゲームセンターの景品、テレビやネットのニュースに至るまで……今や未視聴者であっても『鬼滅の刃』のキャラクターたちを目にしない日はありません。

 ブームが加熱する一方で、今から『鬼滅の刃』のアニメを見始めることにハードルの高さを感じてしまう人もいます。

 それは、連日SNSに寄せられる『鬼滅の刃』関連の投稿のなかには、「今さらながらアニメを見始めた」「今さら流行にのることができない」といった……“今さら”とブームに乗り遅れたことを前置きする声も散見できるからです。

 先述の通り『鬼滅の刃』は社会現象にまで成長した作品です。

”みんなで一緒に楽しむ面白さ”も持っていますが、流行の規模が大きすぎるために作品の内容とは別のところで、作品が一番勢いづいている時期に楽しむことも強調されてしまっているのではないでしょうか。

 周囲のオススメに気後れしてしまったり、ここまでの盛り上がりを見せたあとでは入り込む余地が残されていないようにも感じてしまい、初めの一歩が踏み出しづらい状態に陥ったり……周囲の圧に参ってしまっている人も少なくないと推測できるのです。

 もちろん流行しているからと言って、無理に迎合する必要もありません。

 真にもったいないのは大ヒットの背景に”面白い作品だから”と感じているものの、ブームに乗り遅れて“今さら”なことを理由に『鬼滅の刃』から足が遠のいてしまうことです。また、「キメハラ」という言葉も生まれたように、周囲からの過剰なプッシュに、内容を知らないまま作品にネガティブなイメージを抱いてしまうことではないでしょうか。

 2020年10月16日に封切りされた映画『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』は公開から24日の間で興行収入204億円を突破し、歴代興行収入ランキング5位にランクインしてなお、記録を伸ばし続けています。また、原作コミックス最終巻となる23巻は12月4日(金)に発売予定で、さらにもう一段階、ブームが盛り上がるかもしれません。

 そんな“今でこそ”の面白さを無視することもできませんが……興味を持っているのであれば、ブームが落ち着いたあと、自分のタイミングで『鬼滅の刃』に向き合う楽しみ方もあっていいのではないでしょうか。もちろん、興味がなければ無理に見る必要はないですし、面白そうだし周りに合わせたい、という気持ちがあれば今日からアニメを見始めても全く“今さら”ではないのです。

(ふみくん)

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