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漫画『黒猫ろんと暮らしたら』のAKR先生が語る、愛猫との「運命の出会い方」とは?

マグミクス / 2020年11月14日 15時10分

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■猫が怖い祖母とも打ち解けた、ろんの魅力

 動物病院で保護されていた野良の子猫を引き取り、初めて猫を飼い始めたAKR先生(@bou128)。猫を「くろあん(愛称:ろん)」と名付け、「ろん」との暮らしを『ろんの絵日記』としてTwitterに投稿しています。かわいらしくほのぼのとした絵日記は反響を呼び、単行本『黒猫ろんと暮らしたら』も発売中です。

 単行本1巻では、「ろん」を引き取ってから始まった日々の暮らしや、動物病院で教えられた「ろん」のルーツなどが描かれました。今回は、2020年9月に発売された単行本2巻『黒猫ろんと暮らしたら2』について、作者のAKR先生にお話を聞きました。

* * *

ーー2巻では、「ろん」が実家の家族と交流し、家族もまた笑顔になるエピソードがたくさん描かれました。「ペットを実家に連れて行く」というのは関心が高いテーマだと思いますが、読者からはどのような反響があったのでしょうか?

AKR先生(以下、敬称略)「ろんちゃんが幸せそうでよかった」「家族と仲良くなれてよかった」という感想をよくいただいています。一般的には「(犬は人につき)猫は家につく」と言われているので、引っ越しによるろんのストレスを心配してくださっ方がいらっしゃるのではないかなと思います。

 それに、さらりと書いた「もし実家の環境とろんが合わなくても、いつでもアパート生活に戻れるように数か月は契約したままにした」という部分についても「そういうリスク管理をしているのがよかった」と感想をいただくなど、エピソードを丁寧に読んでいただいてるんだなと嬉しくなりました!

ーー初めて実家に「ろん」を連れて行った時に悲鳴を上げた祖母ですが、その後すっかり打ち解けるまでになるエピソードは心が温まります。祖母が「ろん」に心を開いたきっかけは何だったとお考えですか?

AKR どうやら祖母は、猫の威嚇の「シャー」という声や、猫パンチ・爪でひっかくといった攻撃が怖かったようです。しかしある日、猫が出ているバラエティ番組を見ていたら唐突に「そういえばこの子は、今まで怒ったところを見たことがないな」と言い出して、その時「ろんは何をしても怒らない」ということに気付いた(理解した)ようです。

 それ以降、急速にろんとの距離が縮まりました。今ではろんの背中やお腹を指でツンツンとつついては「?」というおとぼけた顔で振り返ったり、優しく肉球で指をつかみに来る姿を見て笑ったり、そばにすり寄ってくるろんのお尻をトントンとたたいてあげたりしています。

■どんな猫だったとしても「運命の出会いだった」と思えるはず

人懐っこい「ろん」の愛らしいエピソード『黒猫ろんと暮らしたら2』より

ーー第2巻も、「ろん」のさまざまな個性が伝わるエピソードがたくさん収録されており、猫の個性は奥が深いものだと思わされます。愛猫と触れ合って観察し、マンガにする上でネタが尽きることはないものでしょうか?

AKR 多くの場合、その週に起こった「個人的にかわいいなと思った出来事」を描いているので、ネタが尽きることはないんじゃないかな~と思っています。ろんは人間が好きなのはもちろん、他の猫も(ノラネコさんでも動物病院で会った子でも)好きで、自分と同じくらいのサイズの犬にも愛想を振りまくタイプの子です。

 でも相手の子にはすげなくスルーされたり、シャーと怒られたりするとあからさまにショックを受けていて、見ていて本当にかわいく面白いです。この面白さ、愛らしさをこの胸のうちに留めておくことなんてできない! という気持ちで絵日記を描いています。

ーー「ろん」を描いたマンガは多くの読者から支持されていますが、現在猫を飼っていないけれど、猫との暮らしに興味がある読者も少なからずいると思います。そのような方に、マンガを通じて伝えたいことはありますか?

AKR 私自身は「保護猫ってどんな感じかまず教えてもらおう、それから飼うかどうか決めよう」と、軽い気持ちで行った動物病院で、12月の寒いなか近所の人に邪険にされていたところを保護された子猫と出会いました。なんとなく「この子を引き取らねば一生後悔する気がする……」と思い、妙に人懐っこくおとなしく大きく黒い子猫、もとい「ろん」を引き取り、暮らし始めて今に至っています。

 黒猫を希望していたわけでも、おとなしい性格の子を希望していたわけでも、大きめサイズの子を希望していたわけでもありませんが、ただ1匹、そこにたまたま保護されていたろんと出会い、今も楽しく幸せに暮らしています。お互いに選択肢もなく、1匹とひとりだけの出会いでしたが、あの出会いは間違いなく運命だったと思っています。

 しばしば「ろんちゃんと同じような子を飼いたい」と言っていただけるのですが、どんな出会いであれ、どんな出自であれ、どんな種類の子であれ、どんな柄の子であれ、どんな性格の子であれ、一緒に暮らすうちに私と同じように「あれは運命の出会いだった、この子しかおらん!」と思えるようになると思っています!

 自分ちの子を大切に、幸せに暮らしてくださ~い! 私もめいっぱい、ろんを大切にしま~す! という気持ちです!

(マグミクス編集部)

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