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20代のキムタク、10代の浜崎あゆみ…著名人出演、90年代の懐かし実写ゲームCMたち

マグミクス / 2020年11月15日 14時10分

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■歌手デビュー前の浜崎あゆみもゲームCMに出演していた!?

 我々が普段何気なく目にするテレビCMは、企業がアピールしたい商品やサービスの魅力を端的に伝えるため、イメージ映像やキャッチーなフレーズがふんだんに盛り込まれています。この仕組みは、家庭用ゲーム市場の誕生と共に放映されてきた「新作ゲームの告知CM」でも同じ。「新作ゲームを世に広めて一本でも多く売りたい!」と願うメーカーのため、実際のプレイ画面やゲーム内キャラクターのアニメーション等を交えたテレビCMが数多く世に送り出されました。

 なかでも筆者の記憶に残っているのは、芸能界で活躍するタレントやモデルを起用したゲームCM。2020年現在までに数え切れないほどのゲームCMが生み出されましたが、歴史をさかのぼれば”ゲーム作品と人気芸能人の意外な接点”も垣間見ることができます。

●『MOTHER2』木村拓哉

 最初にご紹介するのはスーパーファミコン用ソフト『MOTHER2』(1994年8月発売)のテレビCM。出演していたのは、当時22歳の「木村拓哉」さんです。4~5歳ぐらいの少年「ヒロシ」とカフェでくつろいでいると、周囲のお客が「マーザツー↓マーザツー↑」と口をそろえて合唱しはじめます。突然の出来事に困惑するふたり。「兄ちゃん、どうなってるの?」と不思議そうに話すヒロシに対し、木村さんも首をかしげながら「わかんねえ」と戸惑いますが、最終的に周囲と混じることに賛成。「俺たちも歌おう」と意気込み、「マーザツー!」と高らかに歌いあげました。

 カフェを舞台にしている点はそのままに、「『MOTHER2』のカセットを手に取ろうとして飲み物をこぼしてしまう」、「『MOTHER2』の情報が飛び交う店内にて、ヒロシと木村さんが神妙に語り合う」といった別パターンも作られたようです。木村さんはその後、ニンテンドーDS用ソフト『ドラゴンクエストⅨ 星空の守り人』(2009年7月発売)のテレビCMにも出演。当時のSMAPメンバーと肩を並べ、ゲームプレイに興じる姿を披露しました。

●『龍虎の拳2』浜崎あゆみ

 平成の歌姫として1990年代後半から一躍脚光を浴びた「浜崎あゆみ」(当時の芸名:浜崎歩)さん。「週刊ヤングジャンプ」の誌面企画「龍虎の拳・CF(コマーシャルフィルム)ヒロインコンテスト」でグランプリに輝いた彼女は、対戦格闘ゲーム『龍虎の拳2』(1994年2月稼働)の実写CMに出演を果たしました。

 舞台は倉庫の立ち並ぶどこかの港。青いブラウスに身を包んだ浜崎さんは、ロバート・ガルシア(ゲームキャラクター)役の男性と共に、ならず者の集団に囲まれてしまいます。そこにバイクで現れたのが、リョウ・サカザキ(ゲームキャラクター)役の外国人俳優。ロバートとリョウは互いに力を合わせ、迫りくるならず者を果敢に撃退しました。

 ちなみに本CMに登場する演者の発音は、浜崎さんを除いて全て英語。とはいえゲーム内の音声&テキストは日本語ということもあってか、リョウに対して注意を促すロバートのシーンでは、「オレどついてどないすんねん!」と日本語テロップがしっかり挿入されています。英語音声にばっちり重なる関西弁の日本語テロップ。そして15歳ながらきっちりと演技をこなす浜崎さん。歌手時代より以前の彼女が伺える貴重なテレビCMです。

 上記で取り上げたふたつのゲームCMは1990年代に放映されたもの。同年代には「藤岡弘、」(当時の芸名:藤岡弘)さんの熱演が印象深い『せがた三四郎』、「深田恭子」さんや「藤原竜也」さんの率直な一言が伺えるNINTENDO64用ソフト『ゼルダの伝説 時のオカリナ』(1998年11月発売)……等々、注目すべき映像はまだまだ存在します。

(龍田優貴)

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