2020秋アニメ、アマプラで今から見るなら? 視聴エネルギー別【5選】
マグミクス / 2020年11月19日 16時40分
■2020年秋アニメ、Amazonプライム・ビデオで見られるおすすめ作
2020年10月放送開始の「秋アニメ」もそろそろ折り返し点。今期は新作、放送前からの話題作、人気シリーズの最新作などラインナップが豊富で、「面白そう」と思っても追いきれないかもしれません。TV放送を逃してしまっても、今から動画配信サービスでまとめて見て追いつけます!
とはいえ、アニメを見るのが好きでも、「一気見」はエネルギーを使います。ヘビーなストーリーだと疲労度も高め。消費する心のエネルギーも、視聴する作品選びの参考にしてください。
動画配信サービスのなかから、「Amazonプライム」の付帯サービス「Amazonプライム・ビデオ」で見られる作品をピックアップしました。
●『魔女の旅々』
【消費エネルギー】軽め★☆☆☆☆
1話完結で気負わず見られる「旅モノ」ただし鬱エンドに注意。
GAノベル刊のライトノベル(著:白石定規)が原作。旅をすることに憧れ、努力の末”魔女”の資格を得た主人公・イレイナ(CV:本渡楓)。ひとり言も「ですます」調なところが特徴。容姿、実力ともに自信があり、若干ナルシスト気味な面もある彼女ですが、それ相応の素養や努力があってこそ。
イレイナが旅する国々や自然の描写が美しく、どのシーンを切り取っても絵画のように映えるほどです。基本的に1話完結のストーリーで、1話に2エピソードが盛り込まれることも。旅行く先々でトラブルに遭遇しても、イレイナが動揺することはほぼなく、得意の魔法で解決してしまいます。ただ、「いい話」ばかりではなく、解決しようがないことも……。冷静沈着なイレイナの性格が、視聴者の救いになっているとも言えます。
●『神様になった日』
『神様になった日』キービジュアル (C)VISUAL ARTS / Key / 「神様になった日」Project
【消費エネルギー】軽め?★★☆☆☆
ほのぼの日常回のあとに絶望が来そうで怖い…中盤以降、一気に「重め」に転じる可能性も。
Key×ANIPLEX×P.A.WORKSのオリジナルアニメ。『Angel Beats!』『Charlotte(シャーロット)』に続く第3弾です。かわいらしいキャラクター、心にしみる劇伴、美麗なシーンの数々……前述の2作を見た人であれば、「察し」てしまうかもしれませんが、中盤の時点ではほのぼの日常回が続いています。
主人公の成神陽太(なるかみ・ようた/CV:花江夏樹)は、大学受験を控えた夏休みに、自称”全知の神・オーディン”の佐藤ひな(CV:佐倉綾音)に出会います。世間のことを全く知らないひなですが、”全知の力”は本物で、陽太の周りに起こるトラブルを次々と解決。成神家に住み着いたひなは、陽太の家族や友人たちと初めての楽しい夏を満喫する日々を送ります。
しかし、ひなは陽太に「世界は終わる」と告げています。冗談と受け取っている陽太ですが、各話のラストには「世界の終わりまで、あと○日」との文字が。カウントがゼロになる日、一体何が起こるのか……。「そうはならんやろ」とツッコミたくなるギャグパートや、あまりにキラキラしている日常風景からのギャップが恐ろしく、若干身構えてしまう作品です。
●『NOBLESSE -ノブレス-』
『NOBLESSE -ノブレス-』キービジュアル (C)Noblesse Animation Partners
【消費エネルギー】普通★★★☆☆
グロテスクな表現があるため、苦手な人はきついかもしれません。ギャグアニメとして見方を変えれば軽め。
「LINEマンガ」で配信中の韓国発Webマンガ『ノブレス』(原作:Jeho Son、マンガ:Kwangsu Lee(LKS))が原作。原作は500話まで発表されている大作で、アニメ化にあたりどのようにストーリーが構成されるのかが注目されていました。
実質の1話にあたるのはOVAとして制作された前日譚『NOBLESSE:Awakening』。「Amazonプライム・ビデオ」では第0話としてOVA版が視聴可能です。ただし、一部キャスト変更があり、第1話から登場しなくなるキャラクターもいると認識しておくと、本編で混乱しづらくなります。
820年もの間眠っていたカディス・エトラマ・デ・ライジェル(CV:新垣樽助)は、目覚めた現代の文化に静かに驚きます。先に目覚めていたフランケンシュタイン(CV:平川大輔)はライジェルを「マスター」と慕い、甲斐甲斐しく世話を焼きます。フランケンシュタインというと頭に釘が刺さっているようなイメージを持つ人もいるかもしれませんが、本作では長身、金髪のイケメン。
フランケンシュタインが作った学園に通うことになったライジェル。彼を「ライ」と呼び親しくなるクラスメイトたちは、「組織」に所属するエージェントたちに襲われるなど危険な目に遭うのですが、ライジェルの絶対的な力で、「きっとなんとかなるだろう」と安心して見ていられます。また、組織のエージェントたちにもそれぞれ事情が……。ハードなエピソードもあり、心が痛むことも。ですが、ツッコミ役不在で負担を強いられるフランケンシュタインが主役のギャグアニメ、として見ると精神的に楽なのでおすすめです。
●『呪術廻戦』
『呪術廻戦』キービジュアル (C)芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
【消費エネルギー】そこそこ★★★★☆
ショッキングなシーンも。ギャグパートが心の清涼剤に。
「週刊少年ジャンプ」で連載中のマンガ(著:芥見下々)が原作。「ジャンプ作品」のアニメ化ということで、放送前から期待値が高めだった作品です。期待を裏切らず、本作の見どころであるアクションシーンの評価も上々。
普通の高校生として暮らしていた主人公・虎杖悠仁(いたどり・ゆうじ/CV:榎木淳弥)は、”呪い”に襲われた部活の先輩を助けるため、やむなく「特級呪物“両面宿儺の指”」を飲み込んで戦うことに。
共に戦うことになる伏黒恵(ふしぐろ・めぐみ/CV:内田雄馬)、悠仁が編入した「東京都立呪術高等専門学校」の教師である五条悟(ごじょう・さとる/CV:中村悠一)など、原作での人気キャラクターがアニメでより魅力的に描かれています。
グロテスクな描写、ショッキングなシーンがあるため、苦手な方にはハードめな作品。全編を通じてはアクションシーンやギャグシーンがバランスよく構成されていて、ストレスなく没頭できるでしょう。
●『無能なナナ』
『無能なナナ』キービジュアル (C)るーすぼーい・古屋庵/SQUARE ENIX・「無能なナナ」製作委員会
【消費エネルギー】重め★★★★★
1話で「そう来たか!」となり、2話以降は「キツイ」。
「月刊少年ガンガン」で連載中のマンガ(原作:るーすぼーい、作画:古屋庵)が原作。1話めと2話め以降の見え方が全く違うので、原作未読の方はぜひ最初の驚きを楽しんでいただきたい作品です。
「人類の敵」と呼ばれる存在におびやかされている世界が舞台。「人類の敵」に対抗できる、特殊能力を持つ子供たちは孤島にある学校に集められ、戦うための訓練を積んでいます。
中島ナナオ(CV:下野紘)は、尊敬しているが厳しい父親の期待に応えたいという意思を持って転校してきたものの、クラスでは孤立状態に。炎、氷などを操ったり、空を飛んだりと目立つ能力を持つクラスメイトたちと違い、ナナオは「無能」と下に見られていました。しかし、新たな転校生、心を読む能力を持つ柊ナナ(CV:大久保瑠美)との交流で学校にやって来たときの思いを取り戻します。
そして2話からが本番。能力を持つ生徒たちがひとり、またひとりと消えていきます……。味方はおらず、一難去ってまた一難の状況の繰り返しに、生き残れるのだと分かっていても心臓はバクバク。ミステリー要素が強めなのですが、「能力」の存在が未知数で視聴者は先を推測しようがありません。「怖い!」と思いながらも、結末が気になって次のエピソードを続けて見たくなってしまうかもしれません。
※配信状況は記事掲載時点のものです。
(マグミクス編集部)
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