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”Get Wild退勤”がピンとこないなら? 世代別「退勤アニソン」3選

マグミクス / 2020年11月20日 16時40分

”Get Wild退勤”がピンとこないなら? 世代別「退勤アニソン」3選

■職場を去る時は思い切りが大事!世代別退勤ソング

 Twitterでトレンド入りし、プロデュースした小室哲哉さん本人からのお礼動画も公開されるなど話題を集めた「Get Wild退勤」。皆さんは試したでしょうか?

「Get Wild退勤」とは、仕事が終わったらTM NETWORKの楽曲『Get Wild』を聞きながら退勤すること。1987年にリリースされ、アニメ『シティーハンター』のエンディングテーマにもなりました。主人公の冴羽リョウが問題を解決し、この曲とともに歩き去るのが定番で、背後の建物が爆発する“妄想”ができるなど、「大した仕事をしてなくても達成感ある退勤ができる」というものでした。

 しかし、「Get Wild退勤」はアニメを見ていた主に40代にしか共感できないという声も。そこで、有名アニメから世代別に退勤ソングを選んでみました。ポイントは主人公が駆け抜けるシーンを思い出すことです。

●20代:平野綾『Super Driver』

 まず、20代にオススメなのが2009年放送『涼宮ハルヒの憂鬱』2期のオープンニングテーマから平野綾さんの『Super Driver』。2000年代最大のヒット作と呼び声も高いアニメだけにリアルタイムで見ていた人も多いのではないでしょうか。曲自体は疾走感あふれるアップチューン。「すべてはあたしが決める!」「なんてったって前進」などシンプルに元気をもらえる歌詞も特徴です。

 アニメのオープニング映像は、教室で終業のチャイムが鳴る同時に、涼宮ハルヒがキョンのネクタイをつかみ連れ出すというもの。さらにサビにかけて、登場キャラの5人(キョン、涼宮ハルヒ、長門有希、朝比奈みくる、古泉一樹)が元気よく走ります。上司に残業を持ちかけられても、「うんざりだよね だから 堂々と断っちゃう キミになりなよ」の歌詞を思い出しましょう!

●30代:松本梨香『タイプ:ワイルド』

 30代は年代的に『シティーハンター』」を“見ていた人”と“見ていない人”が混在する世代です。「Get Wild退勤」に共感できない人には、アニメ『ポケットモンスター』のエンディングテーマをオススメします。主人公・サトシの声優を務める松本梨香さんが歌う「タイプ:ワイルド」は1999年の放送分からエンディングテーマになり、サトシとピカチュウがひらすらダッシュするエンディングとなっています。

 サトシの冒険を表現するような歌詞で、「いつのまにか タイプ:ワイルド!」「すこしずつだけど タイプ:ワイルド!」とは社会人に通じるものもあります。曲の締めは「そして いつか こう言うよ ハローマイドリーム」。くたびれた革靴が「さいこうの ボロボロぐつさ!」の歌詞とシンクロしたら立派な社畜です。翌日のためにも今日は大人しく帰りましょう。

●50代:ヒデタ木『力石徹のテーマ』

 50代以上の方にオススメするのは、1970年放送の名作『あしたのジョー』のエンディングテーマ。『怪傑ライオン丸』や『改造人間キカイダー』などの主題歌も担当した故・ヒデ夕木さんが歌う『力石徹のテーマ』は第41話から採用されました。力強い歌声に合わせて、力石徹が荒野を走り続けるエンディングです。歌詞も「行け荒野を 俺らボクサー」「自分の傷は 自分でなめろ」など、天才ボクサー・力石徹を体現するようなフレーズも特徴的。曲中にはシャウト要素も含まれており、半世紀経った今聴いてもカッコいい、男らしさ全開の曲調になっています。

 出勤時にも活用できるほど気持ちを高ぶらせてくれる曲ですが、退勤する際は、残業する部下を尻目に「みんなは この俺を 情無用という」の精神で職場を去りましょう。

 実際、音楽で人の行動を促す研究もされており、住宅大手の三井ホームでは終業時刻を告げる合図に『ロッキーのテーマ』を採用。すると、残業時間の合計が約3割も減少したそうです。皆さんも自分なりの「退勤ソング」を探してみてはいかがでしょう。

(椎名治仁)

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