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若干ブラック?『あつ森』住民の食事事情のナゾ しずえさんは“ぶたキムチ”を食べる

マグミクス / 2020年11月27日 14時50分

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■『あつ森』は肉食のない世界?と、思いきや…

 2020年11月26日(木)、Nintendo Switch用ソフト『あつまれ どうぶつの森』(以下、あつ森)では、「サンクスギビングデー」のイベントが催されました。

 秋の収穫を祝う「サンクスギビングデー」は、島に招かれたシェフの「フランクリン」が住民に料理を振る舞ってくれるイベント。プレイヤーは島で獲れる材料を彼に渡すことで料理をサポートし、お手伝いに応じて限定の「家具」をゲットすることができました。

 晩秋を”食欲の秋”で締めくくった今回のイベントは、「広場」で住民たちと食卓を囲むシーンが描かれたことに目新さがありました。普段、住民たちはサンドイッチやドリンクを食べ飲み歩きしている姿こそ見せるものの、細かな食事風景が描かれること自体は少ないからです。

 食事シーンが描かれないことに、ファンシーな『あつ森』ならではの”優しい世界”を想像してしまうプレイヤーも多いのではないでしょうか。

 大きくは肉食への配慮です。「オオカミ」と「ヒツジ」の住民が共同生活をする世界において、住民の食事を描くことはナンセンスにも思えてしまいます。

島で取れる食材は「くだもの」のほか、「キノコ」や「かぼちゃ」、「たけのこ」などの野菜のほか、川や海で釣れる「サカナ」、「素潜り」で取れる貝類など。 博物館館長の「フータ」が魚の食べ方に関する豆知識をたくさん披露してくれるところから、『あつ森』の世界にも我々の世界と同じくらい料理の種類が豊富であることが伺えます。ですが、モチーフがフクロウ(猛禽類)と言えど彼は肉食に関しては言及しません。

 全世界をターゲットにおいた『あつ森』は、プレイヤーの宗教上の理由なども考慮し、食事の演出を極力取り除いているとも考えられます。

 万人に向けたゲームだからこそ住民の詳細な食事事情は描写しない、とくに肉食に関しては概念すらない世界。と、想像できる根拠はゲーム内にたくさん見つけることができるのですが……。

「テレビで見た特製ぶたキムチがおいしそうだった。近々作ってみるつもり」

「しずえ」が肉食そのものズバリの存在を公言することもあり、プレイヤーが勝手に想像していた住民の食事事情は、妄想に過ぎないことを島内放送によって思い知らされる機会もあります。

『あつ森』の世界で食事がどう捉えられているのか、謎はさらに深まるばかりです。

■住民は住民、食事は食事と一線を引く”とある”キャラクターとは?

 思い返せば「ニワトリ」の住民に「ケンタ」、「ブタ」の住民に「ハムカツ」、「オウシ」の住民に「テッチャン」と名前がつくキャラクターが生活する世界の食事事情は、考えれば考えるほど混乱してしまいます。

 そんな『あつ森』の食事に、ひとつの答えを出すキャラクターがいます。ソースが塗られたような頭に爪楊枝、ハッピを着た姿の「タコ」の住民「タコヤ」です。タコと言うより、たこ焼きをモチーフにしたとしか思えない「タコヤ」は部屋の中に「やたい」を構える人気キャラクターでもあります。

 実は「タコ」の住民とは別に、『あつ森』の島近海には「タコ」が生息しています。 恐る恐る「タコヤ」に「タコ」をプレゼントしたところ、喜んで受け取り飼育していたことから、モチーフとなる動物と住民、食材は別物であることが判断できるでしょう。

 住民は住民であるし、モチーフ動物はモチーフ動物にすぎない、食事は食事。と割り切られている世界で、食事事情を掘り下げること自体がナンセンスな気もします。ファンシーな世界観のなか、ブラックジョークとも思える名前やセリフさえ笑えてしまうのは『あつ森』の懐の深さとも取れそうです。

(ふみくん)

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