伝説のゲーム『トランスフォーマー コンボイの謎』クリアしても解けなかった謎の真相とは
マグミクス / 2020年11月28日 18時20分
![伝説のゲーム『トランスフォーマー コンボイの謎』クリアしても解けなかった謎の真相とは](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/magmix/magmix_40515_0-small.jpg)
■無限増殖が攻略の鍵だった「コンボイの謎」攻略
先日、「コンボイが死んだ」について書かせていただいた時、どうしてファミコンゲーム『トランスフォーマー コンボイの謎」(以下、コンボイの謎)について言及しないのか? というご指摘を多数受けました。それは、『コンボイの謎」だけでお話することが多かったからです。
1986年12月に発売された『トランスフォーマー コンボイの謎』は、「どうしてコンボイが死んだのか? 誰に殺されたのか?」という触れ込みがセールスポイントだったと記憶しています。しかし、クリアしたけど謎のままだった。それどころか難易度が高すぎて開始早々にゲームオーバーになる……という人が続出しました。
……本当にそうなのでしょうか? 筆者の体験を交えて解説します。
実は、筆者はそれほど難易度が高いゲームだと感じていませんでした。もちろん筆者が腕利きのゲーマーだと比較になりませんが、普通にクリアできないアクション、シューティングゲームが山ほどあります。他にもたくさんあったキャラクターもののゲームではまったく先に進めないこともあり、何度カセットを投げつけたかわかりません(笑)。
そんなヘッポコプレイヤーの筆者でも、「コンボイの謎」は何度もクリアできました。その理由は、攻略雑誌にも掲載されていた「無限増殖技」ができたからです。
1面の最後の方に出てくるジェットロンを倒すとプレイヤー機がひとつ増える1UPアイテムを落とします。このジェットロンは一定の位置に入ると何度も出現するので、後退して画面をスクロールするとまた出てきます。これを繰り返すことでプレイヤー機をいくらでも増やせます。記憶では100以上でも増やせたと思います。あと、敵の攻撃は何度も見ていると単純なパターンで動いているので、見えづらいミサイルも勘で回避できたと思います。
そんなわけでクリアはできたのですが、何度クリアしてもコンボイの謎は解明されません。1周では無理なのか?と思い、ロディマスコンボイで2周目をクリア。さらに3周目をウルトラマグナスでクリアしましたが、謎は解けません。
そのコンボイの謎が解けたのは、意外なことがきっかけでした。それではネタバレ満載の後半へ!(トランスフォーマーのナレーション風に)
■「謎」は解けても、疑問は増すばかり…?
ファミコン用ソフト『トランスフォーマー コンボイの謎』のプレイ画面
コンボイの「謎」が解けたのはまったく別なことがきっかけでした。日本未公開だった『トランスフォーマー ザ・ムービー』をビデオで見たからです。
ネタバレしますと、コンボイを殺したのは敵デストロンのリーダーである破壊大帝メガトロンでした。「そうだろうなぁ」と筆者は思いましたが、今度はそれをゲーム『コンボイの謎』に置き換えてみたのです。
その瞬間、コンボイの謎はすべて解けました。ゲームの途中、9面で隠し部屋があります。敵はいっさい出てこなくて、メガトロンのアップ画像があるだけでした。つまり、この隠し部屋こそ、コンボイを殺した犯人がメガトロンだったということを示していたのです。
文字で説明くらいあるのが普通だと思いますし、せめて「謎」ならクリア直後に出すと思い込んでいたので盲点でした。というか、解けない難問の答えを聞き、逆算して途中経過に気づくようなものですから、スッキリするわけはありません。
しかし、このオチは他の人はどうだったのだろうか?と、当時は思っていました。近年、ネットで不特定多数の方の意見に触れる機会が増えたのですが、疑問の声が多かったことに思わず納得してしまいました。
当時のゲームソフトはまだ発展途上で、足りない部分はプレイヤーの創造力に頼る部分が多かったと思います。少なくとも筆者のなかでは名作ソフト認定でしたが、ユーザー目線に立った説明もあった方がなお良かったでしょう。
もうひとつ、個人的なエピソードがあります。当時、友人のいる遠方の玩具屋に行った時に『コンボイの謎』の話題になり、「クリアできない」という人しかいなかったので筆者が目の前でクリアまでプレイすることになりました。
だいたいクリアまで2~3時間くらいだったでしょうか? クリア寸前で館内に「蛍の光」が流れるくらいの時間です。そこから電車で3時間くらいかけて終電近くに帰宅しました。そのせいで帰りが遅いと親に怒られ、晩御飯抜きの刑にあいました(笑)。
振り返ってみると、当時からクリア難民が多かったのですね。筆者も、今の年老いた眼と反射神経では、無限増殖できるところまでたどり着ける自信はありません。もう二度とクリア画面を見ることはないかもしれませんね。
(C) TOMY
(加々美利治)
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