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やばいと思ったら!? 幻のアニメ放送中止・休止回 配信サイトからも消えた問題作も…

マグミクス / 2020年12月2日 11時40分

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■放送中止にショックの声相次ぐ…今では見られない幻の回も

 皆さんはアニメを見ていて、「これは放送しても大丈夫なのか?」と心配になった作品はありませんか? 内容が過激でもクレームが来る程度で済む場合もありますが、なかにはさまざまな理由から放送中止・休止になってしまった回も。この記事では、そんな幻の放送中止・休止回を3作品からご紹介します。SNSでも「逆になぜ地上波で流せたんだ」「心当たりがありすぎる」と評判です。

●『異種族レビュアーズ』第6話「ゴーレムは、理想の女の子さえ作れればすごく楽しめるけどセンスが問われるし、モデルにバレたら大変なことになるかもしれない。ウィルオーウィスプの店は幻想的な光のパレードがイク、まさに夢の園」

『異種族レビュアーズ』は、同名マンガ(原作:天原、作画:masha/KADOKAWA)を原作としたアニメで、原作は「ニコニコ静画」内にて現在も連載中です。異種族が集まって暮らす世界における「異種族嬢」たちのサービスをクロスレビューする内容の本作品は、第6話「ゴーレムは、理想の女の子さえ作れればすごく楽しめるけどセンスが問われるし、モデルにバレたら大変なことになるかもしれない。ウィルオーウィスプの店は幻想的な光のパレードがイク、まさに夢の園」以降の放送が一部放送局で中止となりました。

 エルフや獣人、天使に悪魔と、さまざまな種族が集まる世界に暮らす、人間の冒険者・スタンク(CV:間島淳司)。ある日、悪友のエロエルフ・ゼル(CV:小林裕介)と女の子の好みで衝突したスタンクは、「サキュバス街」常連の友人であるブルーズ(CV:浜田賢二)・カンチャル(CV:湯浅かえで)を巻き込んで「嬢」のレビューで対決することに。その後も嬢のレビュー書いては掲示板に載せ、その人気で報酬を得るようになった彼らは、「異種族レビュアーズ」としてさまざまな種族の嬢をレビューするようになって――?

 本作は第4話~第5話を放送した時点で「編成上の都合」として次々と放送中止に。地上波では唯一KBS京都が最終話まで放送しましたが、他の局では第6話以降が放送されませんでした。作品内では「風俗街」「娼婦」などの性的サービスを思わせる単語は使用されず、「サキュバス街」「サキュ嬢」などの単語に置き換えられているものの、その内容はかなり刺激が強いものとなっています。

 その刺激の強さは、原作者の天原氏・masha氏もアニメ化を聞いて「最初は『正気ですか?』と思いました」「実現は難しいだろうと思い、期待しすぎないようにしていました」とコメントしているほど。しかし第6話以降もその勢いは衰えず、SNSでも「全く懲りてなくてどんどん好感度が増していく」とささやかれていました。現在でも配信サービスでは放送されており、「dアニメストア」「Amazonプライム・ビデオ」「バンダイチャンネル」などで見ることができます。

●『魔法少女まどか☆マギカ』第11話「最後に残った道しるべ」

『魔法少女まどか☆マギカ』は、新房昭之氏、虚淵玄氏、蒼樹うめ氏、アニメ制作シャフトの4者からなる「Magica Quartet」が手がけたオリジナルアニメです。魔法少女を中心としたダークファンタジーである本作品は、第10話「もう誰にも頼らない」の前後で放送休止となり、第11話「最後に残った道しるべ」以降の放送再開までは約1か月強の期間を要しました。

 大事な友人の葬儀を終え、悲しみに暮れる鹿目まどか(かなめ・まどか/CV:悠木碧)に、「意外な展開ではないよ」と淡々と話しかけるキュゥべえ(CV:加藤英美里)。その対応に怒りを覚えたまどかでしたが、まどかの怒りを理解できないキュゥべえは人間と家畜の関係を例に出し、地球外生命体である「インキュベーター」と人類の歴史を語るのでした。また、外の雨は止む気配がなく、ついに異常気象による避難指示が発令される事態に。家族と公共施設に避難するまどかでしたが――?

 本作品は2011年に放送されており、第9話~第10話まで放送されたところで3月11日に東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)が発生。第11話には避難指示による公共施設への避難や地震を思わせる描写があり、全局で第11話以降の放送が「当面の間休止」となりました。また、Blu-ray&DVD第1巻の発売日も1か月ほど延期となり、続きの放送を望む声がネットにあふれました。その後、約1か月強で放送は再開。一挙放送という形になったものの、無事最終話まで放送され、現在でも「dアニメストア」「Amazonプライム・ビデオ」「Netflix」などで全話を見ることができます。

●『おそ松さん』 第1話「復活!おそ松くん」

『おそ松さん』は、マンガ『おそ松くん』(原作・赤塚不二夫・フジオ・プロ/小学館)を原作としたアニメで、現在第3期が放送中となっています。人気男性声優を多数起用し、舞台化・映画化されるなど女性を中心に高い評価を得ている作品ですが、第1期の第1話「復活!おそ松くん」が地上波で放送後、各種動画配信サービスでも配信中止となりました。

 松野家のおそ松(CV:櫻井孝宏)・カラ松(CV:中村悠一)・チョロ松(CV:神谷浩史)・一松(CV:福山潤)・十四松(CV:小野大輔)・トド松(CV:入野自由)は、『おそ松くん』でおなじみの6つ子たち。昭和の時代にアニメで活躍した彼らは、現在20歳を過ぎたもののクズでニートで童貞のまま。マイペースを崩さず、実家でのんびり暮らしています。幼なじみのトト子(CV:遠藤綾)や、どこかうさんくさいスター・イヤミ(CV:鈴村健一)など、いつものメンバーと共に「『おそ松くん』のその後」として復活した彼らでしたが――?

 原作のマンガ『おそ松くん』ももともとパロディの多い作品でしたが、そのことに敬意を表しつつも、第1話「復活!おそ松くん」では有名作品のパロディを連発。作中の神谷さんの「すげー見たことある!」「頼むからこれ以上罪を重ねないで!」というツッコミもむなしく、各配信サービスでは制作委員会の判断のもと配信を中止。Blu-ray&DVDにも収録されないという前代未聞の展開となりました。監督はパロディの多さで有名な『銀魂』の藤田陽一氏が務めており、『進撃の巨人』『ハイキュー!!』『ラブライブ!』など数えきれないほどの有名作品パロディが登場。特に作画やBGM、アングルに至るまで高い精度のパロディが目白押しでした。この回は現在見ることができませんが、第2期・第3期の1話も斜め上を行く展開で話題になっているので、そちらもぜひご覧ください。

* * *

 さまざまな理由で放送中止・休止となった回をご紹介しましたが、リアルタイムで視聴していた作品はあったでしょうか。なかにはもう見られなくなっている回もありますが、今でも全編見直せる作品もあるので、気になる方はぜひご覧ください。

※配信状況は記事掲載時点のものです。

(新美友那)

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