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売上順調な令和の『桃鉄』今作の新定番とは? 時代のトレンドをおさえた“改変”

マグミクス / 2020年12月8日 16時40分

売上順調な令和の『桃鉄』今作の新定番とは? 時代のトレンドをおさえた“改変”

■歴代の「ボンビー」を懐かしむ声があがる一方、新「夜叉姫」の評価も高い

 2020年11月19日にKONAMIから発売されたNintendo Switch用ソフト『桃太郎電鉄 ~昭和 平成 令和も定番!~』(以下、桃鉄)の累計販売本数が75万本を突破しました。

 日本地図に敷かれた路線図の上、プレイヤーはサイコロを振り、ランダムに選ばれた「目的地」を目指す……。「桃太郎電鉄」シリーズの基本的なルールは1988年にハドソンから発売されたファミリーコンピューター用ソフト『桃太郎電鉄』から最新作まで受け継がれています。

 30年以上の間ボードゲームの”定番”として親しまれてきた「桃太郎電鉄」シリーズですが、今作からは今後の”新定番”を作り出す意欲も伺えます。

 まず、キャラクターデザインが一新されたことです。ファンにとってなじみ深い「ボンビー」などのデザインが懐かしまれる一方、今作からの「夜叉姫」の”かわいらしさ”には早くもファンができています。

『桃鉄』のキャラクターデザインを手掛けた竹浪秀行さんは、これまでにも『ぷよぷよフィーバー』やNintendo Switch用ソフト『スーパーボンバーマン R』など、定番ゲームのキャラクターをポップにデフォルメしてゲームを生まれ変わらせることに成功してきました。

 さらに、ゲーム内音楽も歴代シリーズの楽曲を務めてきた 関口和之さん(サザンオールスターズ)に加え、アニメ音楽を幅広く手掛けるヒャダインさんが加わったことも注目です。

「桃太郎電鉄」シリーズは家族みんなで遊ぶことができるゲームです。これらの改変は今作からシリーズに触れる新規ファンの獲得にも意欲的であることが分かります。

 また、ゲームを実際に遊ぶだけでなく、プレイ動画を”見る”楽しみにも焦点が充てられる昨今、新時代の「桃太郎電鉄」を感じられるキャンペーンも盛んに行われています。

■何が起こるか分からない『桃鉄』は、視聴者からは何が起こっているか分かりやすい

「夜叉姫」がカワイイ!SNSには早くもファンアートが投稿される (C)さくまあきら (C)2020 Konami Digital Entertainment

『桃鉄』は最後まで何が起こるか分からないドラマが魅力ですが、一方でプレイ動画の視聴者からは何が起こっているのか分かりやすい特徴も持っています。発売から間もなくして多くの有名ゲーム実況者やタレントがプレイ動画をあげています。

 ゲーム動画を専門に配信するコミュニティプラットフォーム「OPENREC.tv」では、2020年11月26日~12月10日までの間、『桃鉄』をライブ配信したユーザーのなかから優秀なプレイヤー上位3名に「ご当地グルメの商品券」をプレゼントする「目指せ!オプ主社長、NO.1決定戦」も企画されました。

 競技の場を「OPENREC.tv」とし、賞品がご当地グルメの商品券とは、まさに令和の『桃鉄』を体現しているようです。

 最新作の『桃鉄』はタイトルの通り、昭和から愛され続けるボードゲームの面白さを守ったまま、時代のニーズを捉えた”新定番”を作り出すポテンシャルをまだまだ秘めているようにも考えられるのではないでしょうか。

 ましてや、コロナ禍にある2020年は旅行はおろか、帰省すら安心してできません。Nintendo Switch自体が手に入りやすくなった今、ゲームのなかで全国を巡る『桃鉄』は年末に向けますます売り上げを伸ばしていくことが予想されます。

(ふみくん)

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