『呪術廻戦』『進撃の巨人』…いま「旬」の制作会社MAPPAを知る!傑作アニメ5作品
マグミクス / 2021年1月16日 15時10分
■MAPPAの始まりとなった『坂道のアポロン』
現在『呪術廻戦』や『「進撃の巨人」The Final Season』といった人気アニメを手掛ける「MAPPA」の名を、アニメ好きなら一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。2011年にマッドハウスのアニメーションプロデューサー・丸山正雄氏が設立した同社は、それから10年で多くの作品を手がけてきました。今回は、MAPPAの手掛けた作品のなかで、まず観ておきたい5作品をご紹介。高クオリティなアニメを作り続ける同社の歩みをたどりましょう。
●『坂道のアポロン』(2012年)
MAPPAが制作し、最初に放送されたアニメが『坂道のアポロン』。「月刊フラワーズ」で連載されていたジャズマンガ(著:小玉ユキ)が原作で、1966年に九州へと引っ越してきた男子高校生の友情と音楽に彩られた青春が描かれます。
フジテレビ「ノイタミナ」枠で放送された本作は、『カウボーイビバップ』や『サムライチャンプルー』で知られる渡辺信一郎さんが監督、そして菅野よう子さんが音楽を担当。特に演奏シーンへの評価は高く、アニメファンのみならずジャズファンからも好評でした。この作品は「Amazon Prime Video」「バンダイチャンネル」「U-NEXT」などで観ることができます。
●『神撃のバハムート GENESIS』(2014年)
アニメ『神撃のバハムート GENESIS』キービジュアル (c) Cygames/MAPPA/神撃のバハムート GENESIS
Cygamesによるソーシャルゲーム『神撃のバハムート』を原作とするファンタジーアニメ。かつて世界を終焉の危機へと導いたバハムートが復活しようとする世界で、人と天使と悪魔の争いが展開します。とにかく映像への評価が高い一作で、2017年には続編『神撃のバハムート VIRGIN SOUL』も制作されました。
2014年には本作だけでなく、渡辺信一郎監督によるオリジナルアニメ『残響のテロル』や人気特撮シリーズ初のアニメ作品『牙狼〈GARO〉-炎の刻印-』も放送。いずれも高クオリティで、MAPPAの地力を感じられた1年となりました。『神撃のバハムート GENESIS』は、「dアニメストア」「バンダイチャンネル」「U-NEXT」などで観ることができます。
■2016年の2作品で、名実ともにヒットメーカーへ
●『この世界の片隅に』(2016年)
アニメ『この世界の片隅に』キービジュアル (c) こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会
「漫画アクション」で連載されていた同名のマンガ(著:こうの史代)を、『アリーテ姫』『マイマイ新子と千年の魔法』の片渕須直監督がアニメ化。戦時下の広島で生きる女性の生活を精緻に描いた一作で、口コミによって公開規模が拡大し続けてロングヒットに。国内外で多数の映画賞を受賞し、2019年には長尺版となる『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』も公開されました。
『この世界の片隅に』の上映が始まったのは2016年11月12日。この秋には大ヒットフィギュアスケートアニメ『ユーリ!!! on ICE』も放送されており、MAPPAの名が世に轟いたシーズンとなりました。『この世界の片隅に』は、「NETFLIX」「Amazon Prime Video」「U-NEXT」などで観ることができます。
●『ゾンビランドサガ』(2018年)
アニメ『ゾンビランドサガ』キービジュアル (c)ゾンビランドサガ製作委員会
どちらかと言うとシリアスな作風が印象的だったMAPPAですが、『ゾンビランドサガ』では一転して弾けまくり! 『ユーリ!!! on ICE』と同じく佐賀県を舞台に、ゾンビになってしまったアイドルたちが愉快な活躍を見せるという意欲的なスラップスティックコメディでした。
この前後には同じくポップな作風の『さらざんまい』や、有名原作をアレンジした『BANANA FISH』や『どろろ』などヒット作を連発。現在の地位を確立したと言えるでしょう。『ゾンビランドサガ』は、「dアニメストア」「バンダイチャンネル」「U-NEXT」などで観ることができます。
●『体操ザムライ』(2020年)
アニメ『体操ザムライ』キービジュアル (c)「体操ザムライ」製作委員会
2021年冬時点で最新のMAPPAオリジナルアニメは、2002年の日本体操界を舞台にした『体操ザムライ』。引退寸前だった元日本代表選手が家族やライバルとの交流を通じて再起するという物語で、人間ドラマとしてもスポ根としても満足度の高い快作でした。この作品は「dアニメストア」「NETFLIX」「Amazon Prime Video」などで観ることができます。
ここまで見てきた通り、MAPPAの手掛けた作品には傑作が揃っています。さらに現在放送中の『「進撃の巨人」The Final Season』などに続いて、2021年4月からの『ゾンビランドサガ リベンジ』や7月からの『平穏世代の韋駄天達』、そしてその先には『呪術廻戦』と同じく週刊少年ジャンプ作品原作で大きな期待が集まっている『チェンソーマン』の放送も控えています。アニメ好きな方はぜひ、その“MAPPAクオリティ”の傑作を見逃さないようにしましょう。
(はるのおと)
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