『New ポケモンスナップ』パッケ公開 ”御三家”ポケモンに「不平等！」の声

■「ポケモン」約900種類のなかから、ゲームに登場するのは”狭き門”

　2021年4月30日（金）にNintendo Switch用ソフト『New ポケモンスナップ』の発売が予定されています。

　自然のなかで暮らす「ポケモン」たちを写真に収める。「ポケットモンスター」シリーズのスピンオフタイトルは数多くありますが、NINTENDO64ソフト『ポケモンスナップ』は特に熱狂的なファンを多く持つ作品のひとつです。

　人気作品の新作の発売日が発表されるやいなや、ファンが喜びの声を寄せたポイントは、パッケージに「メガニウム」が堂々起用されていたことにもあります。

　発売を待ち望んでいたファンにとって、『New ポケモンスナップ』に「どのポケモンが登場するか」は、大きな関心ごとのひとつでした。

　1996年にゲームボーイ用ソフト『ポケットモンスター赤・緑』が発売かれてからおよそ25年余り、当初151体だった「ポケモン」の数は898種類にまで増えています。

『New ポケモンスナップ』公式サイトには「200匹以上の野生のポケモンたちが登場する」と、記載されていますが……900種類弱のポケモンの総数を考えると、登場は”狭き門”でもあったのです。

　また、Nintendo Switch用ソフト『ポケットモンスター ソード・シールド』（以下、ポケモン剣盾）では、追加アップデートを経た後でも、全ての「ポケモン」がゲーム内に登場しないことが大きな波紋を呼んでいました。そのため、誰が”内定”するかに向けられた目線はよりシビアなものでもありました。

「メガニウム」は、『ポケモン剣盾』に登場していないポケモンの1体。もっといえばシリーズで最初に選ぶパートナー、通称”御三家”の「チコリータ」の進化系でもあり、格段の思い入れを持つプレイヤーも多い「ポケモン」でもあったのです。

　一方で、パッケージからは、また違った”御三家”の「ポケモン」にも注目が向けられています。

■ポケモンファンの嘆き「メッソン」が一体何をしたっていうんだ…

「メガニウム」は『ポケットモンスター金・銀』の最初のパートナーの1体

『ポケモンスナップ』のパッケージをよくよく見てみると、『ポケモン剣盾』で登場した”御三家”のうち、「ヒバニー」と「サルノリ」は写っているものの、本来「メッソン」がいて然るべき場所には「ピチュー」が描かれています。

　実は『ポケモン剣盾』においても「メッソン」は、ほか2体の同期に比べると、対戦で使われるポケモンの”使用率”に大きな差をつけられており、影が薄くなりがちな1体です。

「メガニウム」の抜擢は、育成や対戦にとどまらない「ポケットモンスター」の魅力を表すという点において、『New ポケモンスナップ』の性格を紹介することにも役割を持っていたとも考えられます。

　で、あるなら「メッソン」は……。

『ポケモン剣盾』が発売される前、前評判が高かったがゆえに、”不遇”な印象はより浮き彫りになってしまった「メッソン」。今後、何かしらの形で白羽の矢が立つ日は訪れるのでしょうか。

(C)2021 Pokemon. (C)1995-2021 Nintendo/Creatures Inc./GAME FREAK inc. (C)1999 Nintendo/HAL Laboratory, Inc.

（ふみくん）