【漫画】“恋愛対象外”な幼なじみ 5年ぶりの再会で「ちょっと泊めて」の結末は？

■成長して初めて見えた幼なじみの意外な一面

　21歳で大学生の陽希（はるき）と、ふたつ年上で会社員の睦希（むつき）は幼なじみ。昔から母親たちは何かとふたりをくっつけようとしていましたが、陽希は睦希を恋愛対象の女性として見ることはありませんでした。それぞれの道に進み、しばらく疎遠になっていたある日、いきなり睦希が陽希の家に「今日泊めて」とやって来て……。

　夏奈ほのさん（@8_ho_no）が、創作マンガ『恋愛対象外だった幼なじみと始まるかもしれない話』をTwitterで公開しました。読者からは「こういうのホント好きです」「続きが読みたい！」といった多くの感想が寄せられています。

　作者の夏奈ほのさんに、お話を聞きました。

ーー夏奈ほのさんがマンガを描き始めたきっかけを教えて下さい。

　小学生の頃からマンガが大好きで、毎日いろいろなマンガを読んでいくうちに「私も漫画家になりたい！」と思い、自由帳に描き始めたのが最初のきっかけです。その後、夢をあきらめ10年近くマンガを描くことから離れていましたが、再び大好きなマンガをきっかけに、絵を描く“楽しさ”や見てもらう“うれしさ”を改めて実感し、大人になってから本格的にマンガと向き合うようになりました。

ーー『恋愛対象外だった幼なじみと始まるかもしれない話』はどのように生まれましたか？

　昔から幼なじみという唯一無二の関係性が好きなのですが、実際に話を聞くと「恋愛対象ではないかな」という人が結構多かったりして……。じゃあ恋愛感情が一切ないところからスタートさせたら、マンガならではの夢もあるしリアリティもあって面白そう！　と考えて、今回のお話を思い付きました。

ーー登場するふたりのそれぞれのキャラクター設定で、特に工夫した点があれば教えて下さい。

　仲良しなふたりというよりは、「これで恋愛に発展するの？」というドタバタな感じにしたかったので、しっかり者の年下男子が男勝りな年上女子に翻弄されるという設定にしました。あとは名前がお気に入りで、親友同士の母親がふたりの名前に同じ漢字を入れて、お互いを「むつ」「はる」と呼び合ったらかわいいなぁと。

いきなり家を訪問されて5年ぶりの再会（夏奈ほのさん提供）

ーー続編を期待する声がとても多く寄せられています。今後の展開について、既に構想は定まっているのでしょうか？

　実はこの話の構想を練って描き始めたのはだいぶ前で、時間が経てば経つほど絵も変化して公開するのをギリギリまでためらっていたので、こんなにたくさんの続編希望のお声をいただけて本当にうれしいです。ありがとうございます！　続きはまだざっくりとしか考えてないので、今後描きながらふたりを動かしていきたいです。

ーーそのほか、読者からの作品に対する反応で、特に印象に残った声があれば教えて下さい。

「彼女のすごくつらい気持ちが分かります」など、睦希の心境に共感していただけたことがすごくうれしかったです。あのシーンは私自身の経験から描いたもので、社会人1年目で本当にしんどくて辞めたいと限界になった時、家族に心の内を話して涙があふれてきたことを思い出しました。

ーー今後、Twitterで発表される作品については、どのように活動していきたいとお考えでしょうか？

　とにかく絵を描くことが何よりも大好きなので、今回の話だけでなくいろいろなキャラやストーリーを生み出し、キュンあり、笑いありの作品をお届けできたらなぁと！　自分らしく創作活動をしていきたいです。

（マグミクス編集部）