『ポケモン剣盾』バトルのルール変更 ”禁止伝説”の参戦に賛否両論？

■強い「ポケモン」に対抗するには、強い「ポケモン」で立ち向かうしかない？

　試合時間の変更や選出できる「ポケモン」の制限など、レギュレーションがたびたびマイナーチェンジされてきたNintendo Switch用ソフト『ポケットモンスター ソード・シールド』（以下、ポケモン剣盾）のオンライン対戦「ランクマッチ」。

　2021年2月1日（月）から施行されている、大胆なルール改変がファンの間で話題になっています。

　関心を集める新ルールとは、たとえば「ミュウツー」や「ホウオウ」など、コレまで試合のバランスを崩壊させてしまうほどに強い理由から出場をストップされていた、いわゆる”禁止伝説”と呼ばれる「ポケモン」をパーティに1体だけ加えられる内要です。

「ポケットモンスター」に明るくない方に説明するなら、極端な例を挙げると「甲子園出場高校のチームに助っ人メジャーリーガーをひとり追加して良い」ルール変更、といっても差し支えないかもしれません。

“禁止伝説”は、シリーズのパッケージにも採用されてきた人気の「ポケモン」たち。憧れの1体と対戦を楽しめることを喜ぶファンが多くいる一方で、「自分のパーティにも何かしらの”禁止伝説”を組み込まなければバトルに勝てない」ことを心配する声も上がっています。

「ポケモンバトル」は自分の好きな「ポケモン」のでパーティを組んだり、戦術を考えたりすることにも醍醐味を持ちます。

　純粋な数だけで言えば試合で使用することのできる「ポケモン」の種類は増えたものの、対抗するためには自ずとパーティの自由度が狭まってしまうことにファンのジレンマがあるようです。

　とは言え、分かりやすく強い「ポケモン」が使用可能になることは、新規参入者にとってチャンスともとれるでしょう。また、ロマンを求め、好きな「ポケモン」だけで活路を見出す方にとってみれば、コレからがまさに腕の試し時とも言えそうです。

　今回のルールは5月1日（土）まで適用されます。3か月の長期にわたり今回のルールが施行されることにも賛否両論があがっていますが、「ポケモン対戦」のトレンドは流動的であることにも特徴があります。

“禁止伝説”が解き放たれてからの3か月、ファンが試行錯誤を繰り返したのちに生み出される新しい戦術は「ポケモンバトル」史上でも革命的なモノになる可能性もあるでしょう。

（ふみくん）