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ウッとなる、放送コードスレスレのアニメ「過激回」3選 子供には見せられない…

マグミクス / 2021年2月6日 18時10分

ウッとなる、放送コードスレスレのアニメ「過激回」3選 子供には見せられない…

■1話冒頭からやばい! 時に不可欠な過激表現

 目を覆いつつも、なぜか見たくなってしまう「グロい」シーン。しかし、作品によってはそれが必要不可欠なシーンであるなど、「過激さ」が求められる場合もあります。この記事では、そんな「過激回」を3作品からご紹介します。SNSでも「ゾクっと鳥肌が立った」「目を逸らしながら観た」と評判です。

●『エルフェンリート』第1話「邂逅」

『エルフェンリート』は同名マンガ(著:岡本倫/集英社)を原作としたアニメで、リアルなグロテスク描写が目立つもののその点が特に海外で評価され、2004 AnimeReactor Community Awardsをはじめとした数々の賞を受賞しています。

 なぜかとある施設に拘束されていた新人類・ルーシー(CV:小林沙苗)。ある日、ルーシーはわずか5分で23人の警備員たちを殺し、施設から脱走。しかし、対戦車ライフルで頭部を撃たれたルーシーは、崖から海へと落ちてしまいます。一方で、大学に入学するため鎌倉にやってきたコウタ(CV:鈴木千尋)は、同じ大学に通う予定のいとこ・ユカ(CV:能登麻美子)と海を見に浜辺へ。そこには「にゅう?」としか話さない、頭から血を流した裸の女の子が立っていて――?

 1話冒頭からまだ動いている警察官の腕が落ちていたり、ルーシーの捕らえられていた研究所の秘書・如月(きさらぎ/CV:山本麻里安)が首をもがれ、胴体はルーシーに盾として使われたりと、グロテスクな表現が続きます。一転してコウタやユカの登場シーンは爽やかですが、グロテスクなシーンは2話以降も定期的に挟み込まれ、当時は15歳未満の視聴を控えるよう警告テロップが出されていました。その残酷描写の多さから、2015年には中国、2021年にはロシアで国内放映が規制または禁止されたほどです。しかし、原作とは違う終盤の展開は感動的なものとなっており、「隠れた名作」と人気を誇っています。この作品は、「FODプレミアム」「Amazonプライム・ビデオ」「バンダイチャンネル」などで見ることができます。

●『メイドインアビス』第10話「毒と呪い」

劇場版『メイドインアビス 深き魂の黎明』画像は限定版 Blu-ray (C)つくしあきひと・竹書房/メイドインアビス「深き魂の黎明」製作委員会

『メイドインアビス』は同名マンガ(著:つくしあきひと/竹書房)を原作としたアニメで、かわいらしい作画とは対照的なグロテスク表現や残酷な鬱展開が話題となりました。すでに2度映画化されており、シリーズ続編の制作も決定しています。

 貴重な遺物の眠る秘境の大穴・アビスに挑戦する冒険者たちは、「探窟家」と呼ばれていました。アビスのふちにある村・オースに住む孤児のリコ(CV:富田美憂)は、母のような偉大な探窟家を目指して日々探窟に精を出します。ある日、少年の姿をしたロボット・レグ(CV:伊瀬茉莉也)を拾ったリコは、レグと一緒にアビスに出発。深界の四層に到着したふたりは寝泊まりできる場所を探しますが、今まで100人以上の探窟家が殺された生き物・タマウガチに遭遇してしまいます。何とか逃げ切ったふたりでしたが、リコは左手を猛毒の針に刺されていて――?

 大自然が広がる秘境や不思議な生き物を美しい作画で描いた本作。丸みを帯びたかわいらしい作画に反し、第10話では毒に侵されたリコの左腕を、レグが涙ながらに切断しようとします。猛毒が回ったリコの目や鼻からは大量の血が流れ、苦しがるリコの声は聞くのがつらいほど。麻酔なしで大事な仲間の腕を切る過酷なシーンですが、そのピンチは突如現れた謎の獣人・ナナチ(CV:井澤詩織)に助けられるのでした。意識が遠のきつつも「腕を切って」と頼むリコからは、「立派な探窟家になる」という強い意志が感じられます。なお、ナナチにも過酷な過去があり、第13話で別の意味での「過激回」が待ち受けています。どちらの回も心してご覧ください。この作品は、「dアニメストア」「Amazonプライム・ビデオ」「Netflix」などで見ることができます。

●『BLACK LAGOON』第15話「Swan Song at Dawn」

『BLACK LAGOON』 画像はBlu-ray BOX(NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン) (C)2010 広江礼威・小学館/BLACK LAGOON製作委員会

『BLACK LAGOON』は同名マンガ(著:広江礼威/小学館)を原作としたアニメで、架空の犯罪都市・ロアナプラの海賊「ラグーン商会」にスポットライトを当てた物語です。裏社会のトラブルや社会問題を取り上げた本作には、残酷でグロテスクな描写も多く見られます。

 大企業・旭日重工に勤めているサラリーマン、岡島緑郎(おかじま・ろくろう/CV:浪川大輔)は、仕事で東南アジアにいた際、海賊「ラグーン商会」に拉致されてしまいます。機密情報が入ったディスクも一緒に奪われた旭日重工は傭兵部隊を雇い、緑郎もろともラグーン商会を殲滅させようとします。会社に見限られた緑郎はラグーン商会に入り、凄腕ガンマンのレヴィ(CV:豊口めぐみ)たちと行動を共にすることに。ある日、ロシアン・マフィアの「ホテル・モスクワ」の関係者が次々と殺される事件が起こります。ラグーン商会の雇い主・バラライカ(CV:小山茉美)の部下も被害に遭い、街は不穏な雰囲気に包まれて――?

 第13話から始まるこの「Bloodsport Fairy tale」編の主人公は、可憐な双子の子供です。そのヘンゼル(CV:南央美)とグレーテル(CV:金田朋子)は連続殺人事件の犯人で、死体の頭にくぎを打って遊ぶという狂気の子供たちでした。ふたりは孤児院から闇社会に売られ、キッズポルノや殺人の様子を撮ったスナッフビデオに出演させられていたのです。倫理観の狂ったふたりは、バラライカと対立するヴェロッキオ(CV:銀河万丈)の命令でバラライカを殺そうとしますが、返り討ちにされてしまいます。部下を殺されたバラライカにゆっくりと殺されたヘンゼルと、つらい孤児時代を話した後に射殺されてしまうグレーテル。双子には謎が多く、優しくしてくれた緑郎にスカートの中を見せるシーンがありますが、ひどく驚いた緑郎の反応から、視聴者の間では憶測が飛び交いました。こうした考えさせられるエピソードがある反面、アメリカンなブラックジョークや迫力あるガンアクションが多く、クライムアクションとしても人気の高い作品です。この作品は、「Netflix」「FODプレミアム」「GYAO!ストア」などで見ることができます。

* * *

 そのグロさに意味があるからこそ、心に残りやすい「過激回」。見るには勇気が必要ですが、そこに託されたテーマに考えさせられた方もいるのではないでしょうか。年齢制限のある作品もあるので、視聴の際は心してご覧ください。

※配信状況は記事掲載時点のものです。

(新美友那)

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