『マリオRPG』のパロがえぐい! 「ドソキーユング」に「エヴァ」ネタも!?
マグミクス / 2021年2月9日 15時40分
■『マリオRPG』の遊び心は、とどまる所を知らない
2020年12月23日、Nintendo Switch用ソフト『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』(以下、スマブラ)の「Miiファイター」のコスチュームに「ジーノ」のぼうしとふくが追加されました。
惜しむらくは「ファイター」としての参戦こそ叶いませんでしたが、コスチュームとしての登場だけでも大きな話題を呼んだ「ジーノ」。
彼の登場作品、スーパーファミコン用ソフト『スーパーマリオRPG』(以下、マリオRPG)の人気を思い出した方も多いのではないでしょうか。
『マリオRPG』は、任天堂とスクウェア(現スクウェア・エニックス)が共同で開発を行った異色のRPGゲーム。
「マリオ」のゲームでありながら、いわゆる“裏ボス”には『ファイナルファンタジー』色の強い「クリスタラー」が待ち構えるなど、両タイトルの一見交わらないようにも思える世界観を、コミカルな雰囲気でまとめあげたことも評価されました。
ときとして、コミカルの”度がすぎる”ことも『マリオRPG』の大きな特徴でしょう。
「ゼルダの伝説」シリーズの「リンク」や「メトロイド」シリーズの「サムス」がベッドで寝ているなど序の口。
「ドンキーコング」をパロディにした「ドソキーユング」なんて、まるでネットスラングの先駆けのような名前がついた敵までもが行く手を阻むのです。
極め付けは、ストーリー序盤から旅を共にする「マロ」のスペシャル技、「なにかんがえてるの」です。
敵の残りHPを確認できる「なにかんがえてるの」は技発動時にタイミングよくボタンを押すことで攻略のヒントが表示される追加効果を期待できますが、対象によっては戦闘に何のメリットもない敵の心境を覗き見ることのできる”オマケ”のような仕様も携えています。
特筆すべきは、表示されるメッセージのなかに「任天堂とスクウェアの垣根を越えたどころの騒ぎで止まる話ではない」内容も確認できることにあります。
アニメにマンガ、果てはテレビCMに至るまで……古今東西の色んな作品に登場するセリフのパロディが詰め込まれている遊び心こそ『マリオRPG』の真骨頂とも言えるでしょう。
■『エヴァ』に『ガンダム』、「かに道楽」まで? パロディネタは尽きない…
「ジーノ」は『スマブラ』に「ファイター」としての参戦を希望されていた (C)Nintendo
「なにかんがえてるの」の追加効果で確認できる敵の心境、その一例を紹介します。
たとえば、泥棒姿の敵「パチール」を対象とすれば「逃げちゃダメだ… 逃げちゃダメだ……」と、メッセージが表示されます。
また、ゼリー状のモンスター「プヨメーバ」は、戦闘中に「こんなとき、どんな顔をすればいいかわからない。」と考えているようです。
以上は言うまでもなく『新世紀エヴァンゲリオン』の代表的なセリフです。
ほかにも「もはや、語るまい……。」「マリオよ!私はかえってきた!!」と、『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』の「アナベル・ガトー」を気取る敵や、「きざむぜー! おれのビート!」と『ジョジョの奇妙な冒険』の「ジョセフ・ジョースター」に憧れを持っているとしか思えない敵も登場します。
また、カニの姿をした敵「カーニィ」に技を放てば「と~れとれピ~チピチ。」と、カニ道楽のCMでおなじみのキャッチフレーズが表示されますし、なかには「ちんぎんが 低い! 何か めぐむベキだ!!」と、制作スタッフの愚痴とも取れそうなコメントが飛び出すこともあります。
「なにかんがえてるの」で表示されるテキスト内容は、そのまま製作陣に「なにを考えているのか」問いかけたくなるようなモノも存在するのです。
とは言え、今回ご紹介したグレーゾーンにも思える遊び心は『マリオRPG』の面白さを底上げすることに貢献しているのも事実です。
『マリオRPG』は「ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン」に収録されています。「ジーノ」が『スマブラ』に参戦した今、「Nintendo Switch online」への登場も期待してしまうファンも少なくないのではないでしょうか。
(ふみくん)
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